昨シーズンは、ホカオネオネのクリフトン6(HOKAONEONE CLIFTON6)をトレーニングでもレースでも履いていた。戦績としては、木更津トライアスロン・オリンピックディスタンスで年代別3位、九十九里トライアスロン・ミドルディスタンスで年代別10位だから、十分な性能を発揮したと言えるだろう。
選んだ理由は、最近流行りのブランド、かつミドルディスタンスを走るので足に優しいシューズということから。あと、ワイドサイズがラインナップされていたのも重要。
足を入れて走り出すと、とにかく接地が柔らかい。低反発クッションの上を走っているような。それでいて、重量感を感じない255g(細かい人は、ペースを上げると重いと言うが、私がキロ4分で走る限り全く気にならなかった)。
一方で、最近流行りのカーブ厚底で足が前に出やすいという特性については、言われてみればそうかもという程度。私が割とつま先の方で着地して走るフォアフットで、あまり特性を活かせてないからかも。
しかし、九十九里トライアスロンのランパートで足裏の筋肉が疲れてきたときには、土踏まずのクッションの最も厚いところで着地し、しばらく足を休めていたので、部分的な活用はできていたのかもしれない。
というわけで、スイムとバイクの後に走らなければならない、トライアスロンにはかなり向いたシューズと思う。
ネガは、写真の通り、アウトソールのラバーが最低限の貼り付けで、クッション地が直接地面に触れることから、アウトソール周りの磨耗が激しいこと。私の場合、12月までランニングに注力していたため、4ヶ月でダメにしてしまい、今は室内トレーニング用として再利用している。
また、トライアスロン用なので、シューレースをゴム製のロックレース(Lock Laces)に取り替えたが、これはかなり良かった。ゴム製のシューレースというと、キャタピランが定番かとも思うが、あのデコボコしたルックスが気に入らなかった次第。
クリフトンが良かったので、同ブランドのカーボンXが気になっているところだけど、あちらはワイドサイズがなく、さらに狭めのラストらしいのでさすがに合わないかなあと。カーボンファイバープレートの走り心地を試してみたいものだが。
クリフトンを履き潰したところで、今はONのCloud Flow(オン・クラウドフロー)を履いている。かたちが面白く、履いてみたかったブランドにて。まだ履き始めなので評価できるほどでもないが、履き心地は良い、クッション性は(意外にも)ほとんど感じない、着地もグリップもしっかりしていて、アッパーは柔らかく、アウトソールは硬い感じ。235gで特に軽くも重くも感じない。が、グリップのお陰か蹴り出しのロスがなく、速い、気がする。
快適のクリフトン6と速さのクラウドフロー。用途によっては、クリフトンに戻る可能性もあるが、シーズン前という猶予で機材を試す楽しみ。バイク用品と比べるとよっぽど安価だし。