Cycle Log

トライアスロンのトレーニング、レース、機材、その他色々

OGKカブト エアロR1

2017-07-18 | 機材等


 OGKカブトの新型ヘルメット、エアロR1を買った。主にトライアスロン用として。もともとは、渡良瀬遊水地トライアスロンやニセコクラシックで使おうと注文していたものだが、シールドグラスに問題があったとのことで、ようやく届いたもの。

 OGKは、軽量でかつ通気性の良いヘルメットをメインにラインナップしていたが、エアロR1は空力特性に重点を置いた意欲作。しかも、そこそこ軽く通気性も良い。最大の特徴は、専用シールドが付属しており、TTにも使えること。また、ロードレースでもプロ選手の多数が使用しており、今年日本チャンピオンになった畑中選手も使っていたという汎用性の高いモデル。

フィット感……モストロとゼナードのLサイズをこれまで被ってきたが、S/Mサイズでも行けるだろうと思ったところ、ぴったりだった。モストロ、ゼナードと比べて帽体が深くしっかり被れる印象。しかも、フィット感が高い。重量も、軽量な2モデルと比べても遜色がない感じ。

空力性能……今のところ、50km/hまでしか試してないが、風切り音の発生が全くなく良い感じ。走行中にヘルメットの後ろに手をかざしてみても、うまく風が抜けている印象。ただし、ガチのTTで使えるかというと、今年の全日本選手権で西園選手が、本来のTT用エアロヘルメットを使っていたことを考えれば、専用ヘルメットには劣ると見るべき。

シールドについて……シールドを着けても、特に重さを感じることもなく、いつも通りの被り心地。シールドは色なしクリアだが、待たせただけあって視界も良好。マグネットによる固定も、着脱が楽でかつしっかりしている、ただし落車時は怖い。意外に風の巻き込みがあって、眼球が乾く。風を巻き込ませないためには、なるべく下向き上目遣いをする必要がある。まあ、シールドについては、TT専用と考えるべきだろう。

デザイン……被らずに置いておくとかっこいいが、被ってしまうといまいちかっこ悪い気がする、丸すぎるせいか。シールドを着けてかぶるとかっこいい気がする。こういうエッジの立たないデザインは、黒のようにディテールが目立たない色の方が、無難に落ち着くのかもしれない。また、組み合わせるサングラスのデザインも選びそう、少なくともレーシングジャケットはかなり似合わなかった。思うのは、ゼナードはエッジが立っていてやっぱりかっこいい。ゼナードのS/Mサイズも欲しいな。

通気性……ヘルメットの内側の空気の通路がコンパクトなので、通気性はどうかなと思っていたが、十分合格点と思う。ただし、髪が長かったり多かったりする人だと、かなり通気性が落ちそうな気がする。個人的には、盛夏以外ならOKかなという印象。

サングラス掛け……他の多くのヘルメットと同じように、サングラスを掛けておく窪みがあるが、サングラスの刺さる位置が低く、刺さり方も浅いので、刺していると上方向の視界の邪魔になる。暑いヒルクライムでサングラスを外したい時は、首の後ろに刺すべき。

バリューフォーマネー……紛れも無いプロスペックのヘルメットが、ゼナードの2/3の19,000円というのは破格。しかも、シールドまで付いている。この先、エアロR1の装着者の増え過ぎが怖い。













OGK KABUTO(オージーケーカブト) ヘルメット ヘルメット AERO-R1 マットブラック-2 サイズ:S/M
クリエーター情報なし
OGK KABUTO(オージーケーカブト)

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ニセコクラシック、機材編

2017-07-09 | レース


 いつものRIS9にちょっと工夫。

・ナカガワエンドワッシャーをホイールのタケノコバネの代わりに装着。ホイールの取り付け剛性が上がったことで、ブレーキのフィーリングが良くなり、下りの安定感も増した……気がする。効果の感じ方は人それぞれだろうけど、1万円払っても買ってよかったと思った。

・ブレーキシューを、スイスストップ・ブラックプリンス・フラッシュエボに変えた。これも、ブレーキフィーリングが良くなった……様な気がするという感想。シマノのカーボンリム用シューよりも柔らかく、ぐーっと効いていくという感じ。パニックブレーキを握っても破綻しにくい気がする。
 フラッシュエボは、通常版のフラッシュプロに比べ、スリットパターンを見直し雨天での制動性能を高めたという位置づけ。ついでに言うと、シューが薄くなっているのでフラッシュプロよりも寿命が短い。カーボンリムホイールのC50自体、僕の中では決戦用の位置付けだけど、ブラックプリンスはさらに決戦用。消耗品とはいえ、高価なので普段使いしにくい。

・ヴィットリア・コルサ(チューブラー)
 旧型となった、コルサSCより換装。トレッド面が厚くなり、全体的にしっかりした乗り味になった……気がする。気がするのだが、レース中はほとんどタイヤの性能を意識することなく、ライドに集中できた。それが一番の性能かも。あと、下りで脚を止めたまま、脚を回している選手をパスしたりできたので、転がり抵抗も優秀なのかもしれない。色をSCの黄色からグレーに変えたが、黄色の方が色気があって好きだったかも。グレーは、ちょっと戦闘的過ぎるような。

・リムセメントで、チューブラータイヤの取り付け。今まで、リムテープでタイヤを取り付けていたが、ショップに相談したら、ねじれがなくなりタイヤの取り付け剛性が上がる、リムテープがない分軽くなると言われたので、リムセメントで取り付けてもらった。確かに、ホイールとタイヤの一体感が高まった……気がする。これも、気にならなかったのが一番の性能。

 ニセコクラシックでも、RIS9は完璧な性能を発揮してくれました。あとは、ライダーの責任。

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ニセコクラシック、補給編

2017-07-09 | サプリメント等


 写真はニセコクラシックでの補給食、と言ってもこれ以外に摂ったものもあるし、この中で取らなかったものもある。

朝ご飯……あんぱん、ウィダーインゼリー青、カロリーメイト、バナナ、コーヒー
 泊まったホテルに朝食は付いていたものの、普段食べ慣れないものを食べるのが不安なことと、時間の節約のため、勿体無いながら持参。部屋にコーヒーメーカーがあったのは嬉しかった。

直前まで……Vespa、パワープロダクションHCA赤、パワープロダクションBCAA黒、メイタン2RUN
 エネルギー補助系のサプリっぽいもの。140kmの長丁場なので、脂肪をエネルギーに変換しやすいものと、つり予防。

レース中……ボトル×2(750mlの水にパワープロダクションクエン酸&BCAAと同CCDハイポトニックを溶かして)、パワープロダクションCCDジェル黄×6、同BCAA黒×2、パワーバーショッツ(グミ)GNLab パフォーマンス3、メイタン2RUN
 ボトルの水に二種のパウダーを溶かしたのでちょっと濃厚。胃が疲れてきた後半は、補給所でもらったポカリスエットと交互に飲んだ。しかしながら、水分を取りながらエネルギーとBCAAを同時にこまめに摂取できるので良かった。
 パワープロダクションの黄と黒はパッケージのままだと開けにくいので、ハイドラパックフリスク(250ml)×2に混ぜて入れた。これもエネルギーとBCAAを同時に取れるので、レース中のメイン補給。フリスクは飲み口をかみながら吸うことで摂取できるのでジェルのパッケージそのままより、補給が楽でかつかさばらない。パワーバーショッツは、一口サイズのグミなので集団がちょっと落ち着いた時に一粒ずつとかこまめな補給ができる。カフェインが入っているのも良い。GNlabパフォーマンス3とメイタン2RUNは、ショッツのパッケージに入れてときどき摂取。GNlabがあれば、メイタンいらないかな。
 結果的に、フラスクの中身はちょっと余らせるかたちで完走できた。補給についてはうまくいったと自画自賛。

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ニセコクラシック2017

2017-07-09 | レース


 ニセコクラシック2017に参加。140km、19-34才のカテゴリー。なお、このレースはアマチュアの世界選手権の日本代表を決めるレースであり、年令別の上位25位は世界選手権の出場権と、それを証するメダルをがもらえる。ここ1ヶ月程は、このレースのためにトレーニングし、機材を煮詰め、コンディションを整えてきた。目標は、怪我しない>完走>メダル。

 スタート前から、お腹の調子が悪かったので、あえて後方からスタートする。いざとなれば、どこかに駆けこめるように。正直なところ、みっちりトレーニングをしてきた割には140kmという距離と獲得標高2400mを満足に走りきる自信はほとんどなかったので、かなり弱気。お腹の調子は、走り出してアドレナリンで抑え込めるか、やっぱり下すか半々な感じだった。
 数kmのパレードランの後、アクチュアルスタート。幸いパレードランの最中にお腹は収まり始めていた。勢いよく飛び出して行く選手たちがいるが、僕はとりあえず自分のぺースを守り、明らかに遅い選手だけをパスしていく。それでも断続的に350Wくらい出ていたので、なかなかのペース。そのまま最初の登りを終え下りへ。
 スピードが出、鋭いコーナーもある下り坂を集団の最後尾で冷静にこなしていく。注意が必要なコーナーには、運営による減速喚起の立て看板が置かれているが、その立て看板のない下りコーナーで、ちょっといやな感じがし、ブレーキの準備をしたところコーナーの出口付近で曲がりきれず落車している選手がいた。と思ったら、僕の直前を走っていたイナーメの選手が吸い込まれるようにコーナーに突っ込んで行ったので、ブレーキをかけことさら慎重にコーナーを曲がった。そのため、集団は200m程先行し、置いてけぼり状態に。いかんと思い、アップダウンの続く道をやや踏み気味で集団を追う。そうしていると、先ほどのイナーメの選手が追いついてき(落車は免れたらしい)、もう1人と計3人で集団を追う。僕はもうすぐ2本目の登りが始まれば集団は勝手に落ちてくるはず、と2人を励まし、登り口で集団に追いついた。
 しばらくは、末尾に陣取り集団のペースで登るが、勾配がきつくなり始めたところで集団が割れたので、置いてかれた集団から何人かを連れて前の集団を追う。RINDAというチームのKOGAのアルミフレーム乗りと交互に追走集団を引く。この登りは、本レース最長の登りなので、登るに連れて景色が開け、僕氏は「いけないボーダーライン」や「破滅の純情」を口ずさみながら250Wくらいで気分良く登る。そんなことをしているうちに、先行集団が近づくが、捉えきる前に後方からペースアップしてきた集団に飲み込まれ、山頂直前で追走集団が先行集団を飲み込み、大集団を形成。そこからは長い下り坂。
 坂を下りきると平坦の70km地点で補給ポイント。欲張って完全に足を止め、真水とスポーツドリンクをもらっているうちに、集団は150m先行。慌てて集団を追う。この先は、長めの平坦区間になるので集団に入らないとつらい。集団を追っていると先ほどのRINDAの選手も集団からこぼれ落ちていたので、声をかけ2人で交互に前を引いて集団を追う。長い追走だったが、平坦区間が始まる前に集団を捉えた。
長い平坦区間は平和そのもの34km/hほどで大集団が走るので、相変わらず末尾を走っていてもかなり楽チン。ペダリングと脚を止めるのとブレーキが3分の1ずつのイメージ。脚を溜めまくる。
 正直なところこのレースでは、落車の危険がある下りと、ほとんど勝負に影響しない平坦区間は頑張らず、登りで勝負のイメージ。
 で3本目の登り。集団最後尾で入るが、あっという間に集団は崩壊してしまったので、自分の頑張れるペースで順位をするすると上げていく。みんな脚を使い切り始めているし、70kmの部の遅い人も混じり出したので、この辺からカオス。途中からペースの合う人と小集団を形成し、さらにペースを上げる。以降は、登りあり下りありの先の見えないコースが続くが、登りは引いてもらって、下りで引いてあげるようなかたちで、バラバラになった集団から逃げていく。そうすると、小集団からも脱落者が出始め、ゴールが近づくに連れて人数がさらに減る。最終的に3人に。残っていた一番引いてくれた人に、抜かないから先にゴールするか聞いたところいいというので、ラストの登りスプリントであと何人か抜いてゴール。
 結果は総合は88/338で、年代別38/112でメダルは逃してしまった。反省は、序盤が消極的過ぎて有力な集団に乗らなかったこと。中切れ処理にしか脚を使わなかったので、かなり楽にレースを過ごしてしまい、ゴール後も脚を使い切ったという感じではなかった。もっと自信を持って望めば良かったなと。しかしながら、公道を閉鎖しての大規模なレースは珍しく、楽しかった。今回の反省を活かしながら、またチャレンジしても良いかなと思った次第。


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今週の体重測定

2017-07-08 | トレーニング
H29.6.30 トレーニング後晩御飯前
体重72.3kg
体脂肪率8.4%
BMI22.3
基礎代謝量1863kcal
脚点114

H29.7.6 仕事後晩御飯前
体重74.2kg
体脂肪率7.7%
BMI22.9
基礎代謝量1934kcal
脚点113

 ニセコクラシック直前。統制条件じゃないため、ほんとかという気もする。

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