かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

土星探査機カッシーニ、ついにその役目を終えて土星に落下、最後を遂げるのだそうです。

2017-09-09 21:34:47 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は17.9℃、最高気温は30.6℃、五條市アメダスの最低気温は15.1℃、最高気温は30.2℃でした。今日は、昨夜危惧したように明け方強い冷え込みとなりましたが、昼間はよく晴れて気温も上がりました。秋雨前線かと思ったものも大きく南海上に離れ、西から高気圧と低気圧が交互にやってくる、秋らしい空模様が始まるようです。

 さて、土星やその衛星達の驚異的な映像を次々と送って来た探査機「カッシーニ」が、この程寿命を迎え、来週15日には土星本星に向け落下、最後を遂げるのだそうです。1997年10月に、アメリカ・フロリダ州から打ち上げられたカッシーニは、7年後の2004年7月に土星周回軌道に到達、土星観測が始まりました。打ち上げからちょうど20年、土星到達から13年の長きに渡り、膨大なデータを観測し地球に送ってきたカッシーニでしたが、先日、地球の通信網に影響を与えた太陽フレアとか、強烈な放射線とか、とにかく電子機器を使う環境としては大変よろしくない宇宙空間で、よくもまあこの長期に渡って活動し得たものだと感心しきりです。
 「カッシーニ」のもたらした情報で、一番興奮したのは有機物が存在することや、衛星エンケラドスから宇宙空間に噴出する水に熱水環境下で生成される物質が観測され、生命の存在する可能性が大きく高まったことだったでしょう。微生物レベルに過ぎないのか、はたまた地球の熱水噴出地域と同じように、豊富な生物群落が存在するのか、夢と妄想が捗る素晴らしい情報でした。多分私が生きている間は無理っぽいですが、是非いつの日かエンケラドスに、確実に生命の存在を感知できるセンサーを積んだ探査機を向かわせ、地球以外の生命環境を土星で発見してもらいたいものです。

 ・・・そういえば、我が国の打ち上げたはやぶさ2はその後無事航海を続けているんでしょうか? 来年半ばにも目標の小惑星リュウグウに到達するはずですが、その後あまり状況が聞かれないのが残念です。


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