かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

公の義務教育で「格差」を積極的に是認しつつ偽物も推奨とは支離滅裂ですね。

2018-02-12 20:43:43 | Weblog
 今日の奈良市アメダスの最低気温は−1.7℃(3:01)、今朝の最低は−1.4℃、最高気温は5.4℃、五條市アメダスの最低気温はー3.1℃(2:56)、朝の最低は−1.4℃、最高気温は3.1℃でした。今朝はまたもや銀世界になっていました。今冬の積雪では多い方で、約2cmと言ったところです。今日は休日でしたから何の問題もなかったですが、平日なら車で走り出せるかどうか、ちと悩ましいような状況でした。それにしても、今冬はなんだか数年分一度に降っているような感じですが、まさか次の冬以降もこんな天気になるんじゃないでしょうね? 妙に暖かい冬も困ると言えば困りますが、かくも寒い冬はもっと困りものです。ぼちぼち寒くなって、冬の間に2回位雪が積もるのを見るくらいで勘弁してほしいですね。

 さて、東京・銀座の中央区率泰明小学校の高級ブランド制服の話、まあ地方在住者としてはほとんど理解しがたい話ですが、銀座という立地からすればありうる話なのでしょうか。一着8万円、個別採寸で仕立てるという、どこの空想世界の上級学校なのか、と驚かされる話でしたが、独断で導入を決定された
校長先生によると、3年ほど前から「泰明らしさを取り戻す1つのスイッチ」として導入を考えていたのだそうです。そこで、銀座のバーバリー、シャネル、エルメスなど、名だたるブランドに校長自身が電話して交渉したが反応はなく、結局、アルマーニはそこに勤務する人の知人を通じて交渉して、今回の話をまとめ上げたのだそうです。
 「泰明らしさ」という一つのブランドを護るために高級服を使うという、OB達や保護者達の理解が得られるなら別段かまわないだろうとも思いますが、公立の学校なのに、学校間の格差を肯定しより強調するかのような行為は認められるのか、これを契機に幼少教育からの「エリート育成特区」なんてのを作るんでしょうか? 色々大学院にテコ入れしてあまり効果が出ていないからには、そういうのもありだとも思わないでもないですが、教育委員会はどう考えているのか意見を聞いてみたいものです。
 それよりも、服が買えないなら類似品で、という校長先生の発言こそ一番の問題でしょう。「泰明らしさ」を培うために「本物」を欲していたのでしょうに、言うに事欠いて駄目ならバッタモンでも、なんていう教育者をどう信じろというのでしょうね。もしこれが本音だとすると、アルマーニはブランドに傷を付けかねない下手を打ったかもしれません。まさか高級ブランドが小学校制服採用のために表に出せないようなやり取りをこの校長先生としたとは思いませんが、下世話な勘ぐりはどんな状況でもあるでしょうし。
 まあそれくらいで経営に影響が出るほど安いブランドではなのかもしれませんが、組んだ相手が悪かった、としばらく言われ続けるかもしれないのはちょっと残念です。


コメント
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