かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

中小企業でも、農業並みに後継者不足とは困った話です。

2017-11-04 20:57:58 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は14.4℃、最高気温は20.4℃、五條市アメダスの最低気温は11.3℃、最高気温は19.3℃でした。
 更に暖かくなった今朝でしたが、昼間、午前中はまだ曇りがちながらも穏やかな天気でした。それが、午後になって天候が急変。突然暗くなったな、と思ったら、ざあざあと雨が降ってきました。雨までは降るまいと油断していましたので、危うく乾きつつあった洗濯物をずぶ濡れにしてしまうところでした。明日は穏やかな秋晴れが戻ってくるようなので、布団でも干して、募ってくる夜の寒さをしのげるようにしたいところです。

 さて、近畿2府4県と福井県を含む関西7府県では、後継者がいないために中小企業の廃業が相次ぎ、2025年頃までに、118万人の雇用が消失、4兆円の域内総生産(GRP)が失われるかもしれない、という試算を、近畿経済産業局がまとめました。70歳を超える中小企業の社長は2025年に約43万人、全体の約6割を占め、その約半数が後継者がいない状態となり、多くが廃業する恐れがあるのだそうです。中小企業も、農業と一緒で高齢化と後継者不足により廃業の危機を迎えつつあるとは、何とも困った話です。豊富な経験と独自のノウハウを持つ優秀な中小企業が数多く存在するのが日本経済の強みというような話はよく聞きましたが、今やその土台が崩れ去ろうとしているわけで、その日を無策で安穏と迎える訳にはいかないでしょう。大企業と違い、中小企業は農業と同じで血縁で受け継がれていく傾向が強いですが、それで後継者が安定供給されないというのは、やはり農業同様儲からない、魅力のない仕事、という認識がなされているからなのでしょう。国の施策はどうしても大企業中心になりがちな気がしますが、中小企業がしっかり健全に仕事を続けられる環境を整備することも、重要な政策課題であるでしょう。どうもその点規制などが多いようにも感じますが、日本経済の将来のためには今どうすればよいか、という視点で一度各種規制や法律を見直して見てはどうかと思います。

コメント
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