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郵政民営化のまとめ編5

2005年08月06日 16時19分21秒 | 社会全般
私も1月から検討を初めて、約7ヶ月間に及ぶ郵政という「城攻め」を共に戦ってきました。「奸佞の牙城」として存在してきた本丸を攻め落とすために、最後の決戦を迎えようとしています。ここまでの長期戦となってしまうとは思ってもいなかったし、今思い起こせば審議延長などせずに一気に押し切れば良かったのかもしれません。「納得できない」と騒ぎ立てる連中に、いくらかでも譲歩を繰り返してしまい、反撃の時間的余裕を与えてしまいました。おまけに審議延長で、不協和音が目立っていた民主党までもが、ここに来て総選挙へ向けて結束しつつあるようです。多分都議会選挙が自信回復のキッカケとなってしまいました。籠城組は民主党から兵糧を貰ったようなもんです。それと痛恨の「誤射」が発生してしまいました。政府税調の大増税プランです。あれが国民の支持を弱める結果となってしまいました。本来籠城組に向けて攻撃が必要だったのに、民衆に向けて矢を放ってしまったのです。


3月、4月時点では、政府側の有利な戦いであったはずです。民主党は当初傍観をしていただけで、一致して「反対」に決まったのは後になってからでした。こうした時間の浪費が、足並みの乱れていた民主党が復活した挙句、籠城組との協力関係まで作られてしまいました。落城が近いと思っていたのに、民主党という増援部隊が応援に駆けつける猶予を与え、それが間に合ってしまったようなものです。民主党の大ボケのお陰で城攻めが割りと進んでいたのに、「三の丸落し」から「二の丸落し」までに時間がかかり過ぎてしまったのです。三の丸が落ちた時には、反対派の反撃は大したことなく、政府や執行部側に突破力がありました。ところが、二の丸を目前にして激戦となり、想定外の大苦戦で僅か5票差での決着でした。その為に情勢は混迷を極めることとなり、籠城組は俄然勢いを取り戻しました。参院審議でもそれが続いてしまったのです。いくつか譲歩を重ね、そこに付け込まれてしまいました。


後悔しても仕方ありません。残された時間を全力で戦い抜くしかないでしょう。

今までの戦いを振り返り、まとめておきたいと思います。
「まとめ編1」には、それ以前の記事がまとめて入っています。


郵政民営化のまとめ編1
郵政民営化のまとめ編2
補選後の局面
「敵は霞ヶ関にあり」? その2
郵政民営化のまとめ編3
郵政民営化のまとめ編4
郵政民営化の真の意味は?
郵貯ってどうだったかな?
郵政民営化~決戦前夜
郵政法案―衆院可決
郵政民営化への誤解
郵政民営化の誤解~立花隆氏の場合
郵政民営化の誤解~国会議員の場合
遂に「禁断の領域」での戦いに
郵政決戦に備ふ(雌伏編)
郵政決戦に備ふ(決起編)
郵政決戦に備ふ(激闘編)
話題シリーズ6
郵政法案の予測
郵政決戦の行方


長々とスミマセン。今までに相当のエネルギーを無駄に費やしてきたのだな、と改めて感じます。私は未だに法案成立の奇跡に賭けています。これもある意味無駄なことなのかもしれませんが、選挙候補者の「最後のお願い」の気持ちが少し判ったような気がします。燃え尽き症候群にならないように注意したいと思います。

いずれの結果となろうとも、国民は立ち上がり、行財政改革の推進と優れた政治・統治システムの構築に向けて戦うしかありません。旧態依然の既得権益にしがみつく抵抗勢力には、国民から落選という「鉄槌」を下し、政治後退を画策したことを厳しく断じなければなりません。

ただ、悪者をやっつけたとしても、受けた被害は直せないし失われた時間も取り戻せないのです。廃案とはそういう恐るべき後退を意味するのです。万が一そういう結果となるなら、誠に残念でなりません。




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