いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

試験の朝

2008年01月20日 18時14分51秒 | 俺のそれ
今朝は我が家で結構盛り上がった話題があった。昨日行われたリスニング試験の読売記事を見て、妻が「へえ~可哀想にね」などと言いつつも、実際にあった具体的事例について細かく言うんだもの。

・耳にイヤホンが入らない
→どんな耳なのかな?

・隣の受験生の音がイヤホンから漏れ、「自分のプレーヤーの音が聞きづらい」
→そういう問題なのだろうか…?

・パニックになって泣いてしまった
→試験そのものに向いていないんじゃ…

・試験官が緊張して、操作方法の説明を何度も言い間違える
→苦笑していた浪人男子は中々やるな

他には監督者が氏名記入の指示を忘れた、というのがあったみたいだけど、それで「希望すれば再試験」って、そんな措置が必要なんですかね。んなもん成績には全く関係ないとしか思えず、名前と番号を書く時間なんて結果には影響しないって。再試験なんて、いらないじゃん。そこまで究極の平等主義&過保護でなければならないのでしょうか?名前と番号を書き忘れるのは、自分の責任だわな。



試験で思い出したけど、自分が受けた頃の1次試験は土曜日の午後からだった。当時は半ドンが主流で、土曜日休みということではなかったからなのかもしれない。その土曜日の朝には大雪となり、JRは大幅に遅れていた。予定では午後1時くらいから試験だったと思うが、大雪報道を見て予定よりも早く駅に行った。確か9時頃ではなかったかな。で、電車の到着が遅れている間は延々と駅で待ち、1時間かそれくらい遅れで電車が来たと思う。しかし、喜びも束の間、今度はその駅から先へ進めない、ということになっていて、電車の中で待機となった。友人たちと「動かなかったら、どうしようか」と不安を語りつつも、ひたすら待っていた記憶がある。

その後、11時半頃くらいにようやく動き出すということで、電車が出発するという車掌からのアナウンスを聞いた同じ車両の乗客達から期せずして拍手が沸き起こった。受験生たちを載せた車両には、にわかに安堵が広がった。予定は大幅に狂ったが、試験会場へは何とか間に合うことができたのだった。

土曜午後には2教科3科目、翌日は3教科4科目だったような気がする。週末はたまたま両親が不在で、法事でどうしても出かけなければならない、ということだったと思う。既に兄弟は家を離れていたし、両親も偶然不在になったので、家には自分1人だけであった。結構のびのび過せた。翌日の日曜朝刊には模範解答が掲載されていたが、見ないようにした(笑)。食事して、朝早くに家を出た。友人たちとの会話は大雪のこととかどうでもよい話ばかりで、昨日の問題とか出来具合については、誰も話さなかった。日曜の試験が全て終わってからは、帰りの電車の中で問題がどうだの、という話をしたように思う。「はー、とりあえず終わった、終わった」って気分だった。で、家に帰るなり、朝刊を広げて自己採点を始めたのだった(笑)。あの新聞を広げて、解答欄を見る時の胸の鼓動といったら!初恋の相手に優しい微笑みを向けられ、何かを話しかけられた時の高鳴りと似た感じであった。

2次試験が勝負だろうと思っていたので、1次試験の為の勉強というのはあんまりやってなかった。そういうこともあって、マーク式の模試などはちょっと苦手で、あまり良くはなかった。マークシートにマークする時には、何故か鉛筆を使え、という指定になってはいたが、私は常にシャープペンシルでマークしていた。それでマークが読まれないということはなかった。勿論、芯は「H」などではなく、「B」を使っていた。硬すぎる芯は嫌いだった。

例の「裏紙」の話に戻るが、私はプリントやチラシの裏が書けるものは全て使っていた。貧乏でノートが買えなかったから、などという理由ではない。主に、適当な絵を描く為であった(笑)。手裏剣のデザインとか、写真を見て戦車とか戦艦とか戦闘機の絵を真似して描いてみたりすることが多かったからだ。でもガンダムや宇宙戦艦ヤマトは描かなかった。今から思うと本物のアホだな、としかいいようがないが、小学生頃からのクセだった。なので、安い紙質のものは、絵を描いたり、問題を解いて解答を書くのに用いていた。数学、物理、化学、英語なんかは、ノートなんて用いる必要性を感じなかった。プリントの裏に書けばいいんだもの。入試の答案用紙も大体が「ピラッ」とした何も書いていない紙なのだから、そういうのに答案を書く練習になるかもよ。

それでシャープの芯に戻りますが、芯が硬いと、安い紙質だから芯の先が紙に引っ掛かるんですよね。あと、薄いのが嫌いだった、消しゴムで消え難い、というのもあるかも。筆圧の問題もあるか。友達に芯を分けてもらう時、「H」とか「2H」だとショックを受けたものだ。そんなのを使ってる人の気が知れなかった(笑)。でも自分が分けてあげる時には、Bだったので嫌がられた。
謎の「F」というのを見たことがあったけど、あれって何?未だに違いが判らないけど。で、マークシートにはシャープ使うな、とか書いてあっても、「読み取れればいいんじゃないか」と勝手に思っていたので、鉛筆など使ったことがなく、いつも「B」の芯で塗りつぶしていたのだった。それで一度も失敗などなかった。


1次試験の本番の日、私は丁度教室内の一番前の席だったのだが、試験官が試験中に「この鉛筆を使いなさい」と「H」の鉛筆を数本持ってきたのだった。シャープを使っているのが、試験官からはまる見えだったからね。余計なお世話だ、と内心思った。使い慣れたクルクル回しやすいシャーペンが好きなんだよ、Bで塗れば問題ナッシングなんだよ(ルー語?)、と思ったが、逆らってみても始まらない、と考え、提供された鉛筆を使うことにした。硬いー、薄いー、マークがしづらいー、色々と不満に思ったが、当時は私もまだ子どもだった(笑)ので従ったのだった。「Hの鉛筆を用いること」みたいな指定というのは、ひょっとして鉛筆業界の陰謀ですか?冗談ですけど。業界では鉛筆だろうが、芯だろうが、どうせ売れれば同じようなものだし。結局、翌日は自前の「Bの鉛筆」を持参していったと思う。心の底から余計なご指導だと思ったのが、この「Hの鉛筆使え」事件だったな。「そういう決まりだから」という殺し文句には勝てない、って話ですな。別に実害がなければ、自分の答案をBの芯でマークしようが、Hの鉛筆でマークしようが、関係ないと思うのだけどね。でも試験官のオジサンは、きっと親切心で言ってくれたんだろうと思う。私のように、「Hの鉛筆を持参し忘れる受験生がいるので、各教室で鉛筆を準備するように」とかお達しが出ていたんだろうなー、と思うと、申し訳なく思うのだが、「ホレ見たことか、ここにもいた、鉛筆持参してこないヤツが」という典型例になってしまったかもしれない。多分、試験の反省会とかで、「当教室には鉛筆を持参しない受験生が1人おりましたが、準備していた鉛筆を貸し出して対応できました」みたいに報告されちゃったのかも。トホホ…


試験で思い出されるのは、こうしたエピソードだけだな。問題とかについては、殆ど憶えていない。ああ、地理がこれまでとは全く毛色の違う変な問題が出た、というのは憶えている。架空の国みたいなヤツ。あれのお陰で、模試では一度も80点以上取れたことなんてなかったのに自己最高得点だった。けど、政経はワースト記録更新で、平均以下だったよ(笑)。ま、ご愛嬌、ってことで。

これから受験予定の諸君にも、アドバイスを送りたい。
「マークはシャープで」(笑)
機械構造を持つものなので、予備は数本持っていくべし。
鉛筆は、ダミー工作の為に数本あった方がいいかも。
なんといっても、使い慣れているものがベストである。
「H」は避けた方がよく、できれば「B」又は「2B」がよい。
塗り時間が少なく済むよ。「2B」ならすぐ塗れるし、消すのも楽チン。

(冗談なので、真似をしないように。万が一実行して損害を蒙ったとしても、当方は責任を負いかねます。指定に従うこと。)


受験生諸君の健闘を祈る。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。