還暦過ぎの阿乱怒論

家庭菜園や工作好きの爺父が日々感じたことを綴る独り言

半島巡りキャンピング旅行 三日目

2014-05-05 22:40:32 | 旅行
4月22日

伊豆に入ってから三日目になりますが、相変わらず朝からどんよりとした天気。
灯台巡りが中心の旅ですが、曇り空に灯台は映えません。
やはり灯台はくっきりとした青空と真っ白い雲をバックにしてこその灯台です。

今朝も5時半に起床し、6時45分に道の駅「伊東マリンタウン」を出発。
東伊豆の灯台巡り開始です。


=川奈埼灯台 (0700-0720)=
伊東市の川奈崎のゴルフ場内にある灯台。

R135からの川奈崎、画面中央付近に灯台が小さく見えています。
海岸沿いに行き止まりまで車を進め、そこから細い山道を歩いて5~6分で到着します。

朝早いのでまだプレーしている客はいなくて、従業員がコースの整備をしていました。
従業員の許可を得て12番ホールの端を通って灯台まで行きます。

ゴルフのティーを模った珍しいデザイン灯台です。
ちょっと青空も見えてきて、どうやら天気は回復傾向のようで一安心。


=城が崎海岸・門脇埼灯台 (0750-1010)=

伊豆東部火山群の一つである大室山の約4千年前の噴火による溶岩流が作った陸地の尖端がこの城が崎海岸です。
灯台の他、吊り橋や遊覧船もあり観光地としてよく整備されていて、平日でも結構観光客が多い。

城が崎海岸と灯台

吊り橋と灯台

門脇吊り橋
長さはそんなにありませんが、結構高さはあります。
この吊り橋を渡って灯台と反対方向へ約1㎞の遊歩道が整備されていて、黒船防備の砲台跡や茅葺きの「ぼら納屋」と言う食事処があります。

途中にこんな看板がありました。
味噌汁一杯 1万円 ・・・!!
もちろん口には入れておりません。

灯器の下が展望台(無料 9時ー17時)になっており、展望台からはプリン状をした大室山(581m)や万二郎岳(1300m)、万三郎岳(1407m)が望めます。


=稲取岬灯台 (1100-1220)=

R135を走っていると温泉ホテル街の上に目立つ灯台が目に入ります。

開けた温泉街の南東端に稲取竜宮岬公園があり、灯台はその中に立っている。

公園内だからか灯台横にはトイレがあり、その屋根にも登れるようになっています。
これはその屋根上から撮った灯台です。

灯台の裏側には「どんつく神社」という小さな神社があり

岡山・吹屋地区の「金精神社」にもありましたが、ここも男性器を御神体としていて、昔の人の性に対する神聖さと大らかさを表わしているようです。


=石廊埼灯台 (1350-1450)=

伊豆で最も有名な灯台でしょう。
日本の灯台の父と言われるイギリス人技師ブラントンによる灯台で、背は高くないですがどっしりとした私の好きな形の灯台です。
ナビに従って進んで行くと「石廊崎灯台前」というバス停があるジャングルパークの前に着きましたが、既に廃園になっており駐車することはできません。
灯台へはここからが一番近いようですが、引き返してトンネルの手前を左折して遊覧船乗り場前から約20分歩いて灯台に到着。

石廊崎の尖端、遊歩道があり歩いて尖端まで行く事ができます。(根元には石室神社の社務所あり)

神子元島はここからが一番近くに見える。
明治3年に建造された石造りの神子元島灯台の黒白模様がはっきりと見えました。


=波勝岬 (1530-1600)=
今回の旅で一番楽しみにしていた所です。
それは昔、愛くるしい本間千代子(我々年代以下の人はほとんど知らないでしょうが)が歌った「愛しあうには早すぎて」に
「・・・波勝岬は 純情岬♪」 (一番)
「・・・波勝岬は 青春岬♪」 (二番)
「・・・波勝岬は 思い出岬♪」(三番)
と繰り返し歌われた岬なので、どんなロマンチックな岬なのだろうと想像してたからです。

ちなみにこの歌は舟木一夫・本間千代子主演の映画「君たちがいて僕がいた」の挿入歌として使われていました。
ちょうど私らが高校に入学した年でした。

実際に来てみると切り立った断崖が続く岬で、浜に野猿が自生する波勝崎苑以外は人が立ち入ることは難しい所です。
どうやら作者は純潔を重んじる当時の世相から、人を寄せつけないこの秘境の岬に処女性を託したようです。

この岬にも波勝埼灯台があるので、せめて近くから写真だけでも・・と一人で挑戦してみました。
(波勝崎苑の人には灯台は断崖絶壁の所にあり、建設もヘリで資材を運んだくらいなので無理だと忠告されたのですが)

初めはこんな道で楽そうでしたが

途中からこんな状態で道が途絶えている。
携帯も圏外で妻も心配するので、仕方なく今回も諦めました。


=道の駅「花の三聖苑」 (1720着)=

温泉のある道の駅だからでしょうか、やや辺鄙な場所にあるのに、同じ神戸ナンバーのご近所さんや徳島の軽キャンの夫婦ほか車中泊車が結構多い。
トイレもウオッシュレットで快適です。





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1 コメント

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Unknown (鬼井江)
2014-05-05 23:31:12
「波勝岬」なるところへ一番行きたかった、とは・・・。普通は「石廊崎」が一番、でしょうに。流石に、阿乱怒論さんの「行ってみたい岬」のレベルは、違いますね。感心しましたよ。波勝岬が歌の歌詞になっているということも、初耳で、私のまったく知らないことでした。「本間千代子」は、なんとなく覚えていますが、彼女の歌には関心がなかったですね。それにしても、阿乱怒論さんは、青春時代のことをよく覚えていますね。記憶力がいいのでしょう。(鬼井江)

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