稲木たて 冬待つ心ぞ 野間の里
最近の稲刈りは機械で稲刈りから脱穀まで一挙動ですませるようになり、随分楽になりました。
刈り取った稲藁は細断されて田にまかれ、実は玄米となって袋詰めされて機械から出てきます。
私らの子供時代は勿論こんな便利な機械はなく、ほとんどが手作業で大変な仕事でした。
その中でも特に稲刈りは重要な仕事で、これが終わり、稲木に稲束をかけた後の気持ちを詠んだつもりです。
たまに写真のような風景を見ると懐かしい思いがします。
昔は稲木ではなく(何と呼んでいたか忘れてしまいましたが)稲束を積んで山にしたものもありました。
小学生時代は下校の途中でこの稲山に体当たりして倒した数を競ったりして遊んでいたものです。
今になって思えば、お百姓さんにとってはえらい迷惑な事だったものですね。
米や落花生等の豆類もこうやって実の部分を下にして天日干しをすると甘さが増します。
間もなく家庭菜園の落花生も収穫時期(10月下旬~11月上旬)を迎えますが、10日間ほど天日干しをする予定です。