op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

今日のひとこと:「『鉄血のオルフェンズ』2ndシーズン気に食わねー」と未だに言ってるお子様たちを救いたい。

2022年02月04日 14時47分17秒 | Weblog
最近、アニメ版『プラネテス』を「面白くない。納得できない。」と大きなお友達がしたツイートがニュースになったので、思い出して試しに以前レビューを書き込んだ、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のブルーレイ版(下巻)のアマゾンレビュー欄を見てみると、案の定そっくりの論法の勘違いディスリ・レビューが新たにトップに来ていた(笑)

もうこれははっきり言って最低限の知的腕力の問題なのですが、ただでさえ厳しい道のりが待ち受けているクリエイター達(とコンテンツの購入者達)が諦めてダークサイドに落ちてゆくのをただ眺めているのも忍びない…


「『鉄血のオルフェンズ』2ndシーズン気に食わねー」とおっしゃる方々に、作品の理解(きちんと楽しむこと)へのひとつのヒントの様なものを…

例えば、マクギリス・ファリドは一見、作品の途中から不可解な自滅の道を辿ったように見えます。これは重要キャラクターの単なる「お粗末な失速」なのでしょうか?

実はこの作品には、マクギリス・ファリドと似たエピソードを持つが対照的な存在としてとらえて、その行動や「たどり着いた場所」を見直してみるべきキャラクターがいます。ファリドは何故あんなことになってしまった(様に見える)のか、何故二人の未来はこんなに違ってしまったのか。ファリドとそのキャラクターを比較しながらもう一度考えてみると、『鉄血のオルフェンズ』が「本当に深く付き合う(楽しむ)価値のある作品」であることがわかってくるかも知れません。不要とは思いますが、敢えてファリドとそのキャラクターの共通点を挙げると「作中に出てくる“コンテンツ”」です(もちろん仮面ではありません。)。

僕のレビューでも書きましたが、上の「一例」でも見られる様に、この作品は「痛いところを突いた」、ある意味告発や皮肉に満ちた作品でもあります。でもそれは絶対必要だったが、長年放置されてきた事であり、それをこんな上質のエンタメ作品でやってのけた人達には本当に頭が下がります。

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