op's weblog

文字通りのログ。経験したことや考えたことの断片のアーカイブ。

丸裸

2009年07月13日 15時21分10秒 | Weblog
7月に入ってから(より直接的な)市場ネタから外れた投稿が続いている増田俊男氏の、今日の記事を読み、「本当かいな?」と驚いてちょっと調べてみた。(国際連合憲章)

国際連合憲章なんて、義務教育で存在は辛うじて知っていたとしても、用がなければ(どんな用だ(笑))しっかり読んでみようという人はそんなにいないだろう。僕もそうだった。

問題箇所の原文(但し日本語版!!*)は

*第111条
この憲章は、中国語、フランス語、ロシア語、英語及びスペイン語の本文をひとしく正文とし、アメリカ合衆国政府の記録に寄託しておく。※wikipedia内の説明も参照のこと。

第107条

この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。

と、

第53条

1. 安全保障理事会は、その権威の下における強制行動のために、適当な場合には、前記の地域的取極または地域的機関を利用する。但し、いかなる強制行動も、安全保障理事会の許可がなければ、地域的取極に基いて又は地域的機関によってとられてはならない。もっとも、本条2に定める敵国のいずれかに対する措置で、第107条に従って規定されるもの又はこの敵国における侵略政策の再現に備える地域的取極において規定されるものは、関係政府の要請に基いてこの機構がこの敵国による新たな侵略を防止する責任を負うときまで例外とする。

2. 本条1で用いる敵国という語は、第二次世界戦争中にこの憲章のいずれかの署名国の敵国であった国に適用される。

敵国条項については、今月に入ってからも動きがある。

鳩山代表:潘国連事務総長に旧敵国条項削除を要請(毎日新聞)

いまさらの話題と言われそうだし、そもそも今の国連の拘束力自体どれほどのものか疑問に思う事も多いけれど、どんなルールでゲームが行われているかについて、一般人も頭に入れておくべきだと改めて思った次第。

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Hot Fuzz

2009年07月10日 23時56分30秒 | Weblog
町山智浩氏の大プッシュから始まり、「ホテル・ルワンダ」型の草の根運動経由で日本公開が決まり、ヒットした(らしい)本作。

「ダークナイト」と似ているなーと。

つまり、製作した国が今抱えている問題やその国の現状の背景について結構知識があり、かつそれらに感情移入している人でないと本当に楽しむのは難しいのではないかと。で、モンティ・パイソンも苦手な僕はちょっとターゲットから外れるかもしれない。

ただ、これの「日本版」が作られたらかなり面白いものになるだろう。もっとも、日本人の作り手が(観る側も)一番苦手とする切り口と手法だし、スポンサーを集めるのはかなり難しいだろう(ちゃんとした内容にしようとしたらの話だが)。僕は支持するけどね。
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アルマズ・プロジェクト

2009年07月09日 20時09分07秒 | Weblog
インターネットのおかげで、高額なものを買ったりするときは事前にかなり下調べをするようになった。だからあまり失敗した経験はないのだが、貧乏性のせいか、ときどき安物買いの銭失いをする。

環境配慮にフォーカスしたカンファレンスに、ガンガン冷房が効いた中で半日参加してすっかり疲れてしまった後、豪華な無料ブッフェをパスして映画を見に行った。

久しぶりに都内に出るので、前日に検索して見つけたのだが、

「1998年11月、ロシアの宇宙ステーションが墜落した。ウクライナの反体制過激派グループは、当局を出し抜いてそこからブラックボックス(フライトレコーダー)を回収する。彼らが発表した映像には、宇宙ステーションで起きた「事件」が映し出されていた。…」というgooの紹介と上映館、水曜日は割引という情報だけ確認して行ったわけだ。

映画館の入り口には「吐いたり眩暈する人もいるから気をつけな」という張り紙があるし、紹介内容を見る限りそうとうきつい内容になると思ったし、案の定ロビーにいるのは野郎ばかり。直前にかき込んできた「富士そば」の冷やし肉そばをもどさなければいいがと思いながら、ちっさなホールの後ろの方に陣取る。ドキュメンタリーだろうがフィクションだろうが、何しろ映画館でいわゆるこわい映画を観るのは初めてなのだ。

で、始まってしばらくすると、まず、「こいつら本物の宇宙飛行士か?」と。素人目には宇宙ステーションの設備等は本物にしか見えないのだが、出てくる連中にプロフェッショナルやスペシャリストの匂いがしないのだ。しゃべりは自然なのだが、テレビで時々見かける宇宙飛行士が例外なく漂わせている、エリートとしてのプライドの高さや意志の強さ、“高性能な処理装置”という雰囲気がどうも薄い。

それでも、あらすじを見る限り非常にリアリティがある話だし、翻訳監修に宇宙センターだかどこだかの人がクレジットされていたので、そのまま観ていたのだが、今度は映像がいやにピントが合っていることが気になってきた(この映画に関する予備知識があって、楽しもうと観に来た人とは逆の感想かもしれない)。で、ますます疑念がふくらむ中で、トラブルが深刻化してゆくのだが、乗組員達はパニックになるばかりで打つ手なし。「アポロ13」を一度でも観たことがあるなら笑止である。問題解決能力とメンタルが傑出しているからこそ宇宙飛行士になれるのだ。

「なんだ、クローバーフィールドか」とようやく気がついてどっと脱力する。最後のほうになると、ロシアの乗組員がフライトレコーダー?のカメラに向かって英語で話し始めてしまった。

宇宙船などの道具や基本的なアイデアはよい。が、撮り方や脚本の細部の詰めが甘いので“真面目な客”は(うまいところまで)だましきれず、エンターテインメントと知って来た客にはやや感情移入が難しい舞台設定であることもあり、いまいち盛り上がりに欠ける内容かもしれないなと。もったいない素材です。まあ、一生懸命つくった感じがあって好感は持てるし、そもそもだいたい映画ってこんなパターンが多いけど。
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ウィンブルドン男子シングルス決勝(9)

2009年07月06日 02時22分44秒 | Weblog
第30ゲーム。ロディック、0-30になってしまう。とうとう不動心に裂け目が?ビッグサービスで40-30。だがまたデュース。足が動いていない。マッチポイント!深く打たれると調整できない。

マッチ・ウォン・バイ・フェデラー。

ホークアイの件は今後の課題だが、何にせよすごい試合だった。

ロディック、表彰式でも帽子とらない。式が進むにつれてだんだんくやしさが増してくる様子を?カメラが定点観測。それでも大分株を上げた。今後の男子の動向は本当に楽しみだ。
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ウィンブルドン男子シングルス決勝(8)

2009年07月06日 01時48分46秒 | Weblog
第19ゲーム。フェデラー意地を見せる。最後のサービスエースはホークアイが毎度おなじみの疑惑の判定。ロディック、テンションを保てるか。

第20ゲーム。ロディック踏ん張る。10-10。

第21ゲーム。フェデラーまだまだやる。11-10。

第22ゲーム。ロディックのサーブまだ元気。とにかく両者とも、エース連発なのにダブルフォルトが恐ろしく少ない。が、ここでデュースまでくる。それでもロディックの表情は生きている。キープ。11-11。

第23ゲーム。双方ノータッチが増える。フェデラー、ラブゲームでキープ。12-11。ロディック、レシーブでは相変わらず逆を取られ続ける。

第24ゲーム。ロディック、ラブゲームのお返し。

第25ゲーム。今度はロディックの鼻が赤くなる。フェデラーノータッチエースさらに2本追加。ロディックは突破口が見出せない。

第26ゲーム。ロディック、少しサーブのスピードが落ちてきたが、その分フォアの強打でポイントする。ただ足はかなり動かなくなってきた。デュース。ここで219km/hをセンター。結局キープ。13-13。お互いに打開策がない。

第27ゲーム。フェデラー、ラブゲームでキープ。

第28ゲーム。30-30まで行くが、ロディック、キープ。14-14。

第29ゲーム。フェデラー、またラブゲームでキープ。
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