バックパッカーの聖典ともいわれる沢木耕太郎さんの”深夜特急”を読んでいる。50代になって今更バックパッカーに憧れるわけでもないし旅に人生を映し出している心境でもないが、この本は旅行記として単純におもしろい。作者が実際に行ったインドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行くという旅の過程を軸に物語は書かれている。旅の先々で街を歩き回りその土地の食事をして人々と様々な出会いを繰り返す。ガイド付きで名所観光地地をめぐりほとんど現地の言葉を使わずに済んでしまう海外パックツアーより少しでも良いから地下鉄やタクシー、自分の力で歩き回る旅が個人的にも好みだ。
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