土曜日、うちの職場に大学生の男の子が実習をかねてやってきた。勿論仕事の話をして一通り機器の説明を終えて何気に「大学でサークルとかやってる？」聞いたら堰をきったように話始めた。「高校まではテニス部だったんですけど洋楽が大好きで現在は軽音部にいてバンド演ってます」そして目ざとく私物化してる会社のPCのストーンズロゴを見つけ「好きなんですか？ストーンズ他はどんなバンド聴きます？さっき部屋に来たらレディヘが流れてましたよね、、僕はSUM41とニルヴァーナを聴いて洋楽にハマりました。ただ兄貴の影響でプログレのピンク・フロイド、キング・クリムゾンなんかも好きです。勿論ストーンズ、ZEPも聴きます。」自分もそうだけど普段周囲に音楽、特に洋楽の話をしてくれる知人が少ないんだろうな～。わかるぞ若造！それから仕事そっちのけで昼休みも通しで音楽やギターの話をした。とても楽しかった。普段は超テンション低く仕事してるんで周りがドン引きで2人を見て見ぬふりしてた。そして出てくる出てくる沢山のバンド名がオアシス、カサビアン、ヴァイン（？）、ZAZEN BOYS、マッド・ハニー、サウンド・ガーデンなどなど、、世代が違うんで聴かないバンドもあるけど話はとてもおもしろかった。こだわりを持って何かに熱中してる奴はやっぱいいわ。結局たいした実習にはならなかったけど、、久しぶりに仕事先で笑顔になれた。
Mr.ChildrenのオフィシャルHPを見て驚いた。今月2週間限定で公開された映画”Split The Difference ”は序章に過ぎなかった。11月10日にDVDのリリースが発表されたが内容が凄い。映画公開時のパンフに載っていた映画未収録のレア曲を特典映像で網羅し音源CDも付く。これで今年前半からのMr.Childrenのプロジェクトの全貌が明らかにされる。映画も良かったが非常にリリースが待ちどうしい。
特典映像5曲「 隔たり」「Jealous Guy」「Heavenly kiss」「僕らの音」「しるし」
［ CD ］ Split The Difference
01. 横断歩道を渡る人たち 02. Another Mind 03. Surrender 04. アンダーシャツ 05. my sweet heart 06. 隔たり 07. タイムマシーンに乗って 08. Love is blindness 09. I’ll be 10. ニシエヒガシエ 11. HERO 12. Your Song 13. しるし
特典映像5曲「 隔たり」「Jealous Guy」「Heavenly kiss」「僕らの音」「しるし」
［ CD ］ Split The Difference
01. 横断歩道を渡る人たち 02. Another Mind 03. Surrender 04. アンダーシャツ 05. my sweet heart 06. 隔たり 07. タイムマシーンに乗って 08. Love is blindness 09. I’ll be 10. ニシエヒガシエ 11. HERO 12. Your Song 13. しるし
昨日は、非常に楽しみにしてたレディジェンのFilm Live at 武道館当日。途中上野によってシャガール展を覗いてからいざ武道館へ。空は生憎の雷付きの大雨。だけど九段下の駅を出てあの建物が見えた時はすべてがどうでも良くなった。長年正規では観られなかった幻のフィルム”The Rolling Stones IN Ladies & Gentlemen”の全貌が明らかになるんだから、、チケットは16時と19時スタートの持っていて初めはアリーナのB3ブロックで観た。フィルムが始まると歓声と拍手が起こりやはり普通の映画と違う興奮に包まれた。初めに驚いたのはとてもクリアなサウンド。ブートだとしょぼかったオープニング前のSEもはっきり聞こえる。バンドがステージに登場しておもむろにBrown Sugarが始まった時、あまり音の勢いにのけぞった。確かに荒削りだとは思うがこの72年のストーンズの勢いは尋常じゃない。セットはどれも聴きなれた曲だけど何より世に出て間もない時のものだったんで現在よりアンサンブルの新鮮さと不慣れな分まだ完成されてない魅力もある。続くBitchもGimme Shelterも違う曲に聞こえるくらい。1回目の上映は、あっという間にStreet Fighting Man までいってしまった感じ。入れ替え制なんで一旦場外に追い出され連れと興奮して話してたら、FC会長の池田さんに会った。池田さん情報だと２階スタンド正面が音が別格にいいらしい。スクリーンから遠くなるけど迷わず２回目は２階スタンドで観ることに、、ホントはアリーナ席を買ってたんだけど２階席はガラガラなんで難なく潜り込めた。そしていよいよ最終の19時の回がスタート。確かにここ凄かった。武道館は音のまわりを防ぐため天井近くにスピーカーを釣ってある構造のため2階正面は音のバランスが良く爆音でストンーズが迫って来る。失神寸前まさにフィルムLIVEであるDVDが出てもこんな音では体験できないろうな、、大近所迷惑なのとそもそもそんなサウンドシステムなんて家に有るわけないしな。結局2回目も細かいチェックなどできる精神状態ではなく気がつくとミックがStreet Fighting Man でバラの花をばらまいてステージを降りるとこだった。まあ細かいとこはDVDで観るか。このサウンドを体験できたことだけでもこの歳まで生きててよかった。
この連休（と言っても18日土曜は仕事だったけど、）いろいろな事があった。レイトで話題の映画”BECK”を娘と観にいったがガラガラだった。もうロックやバンドの話は地方の人達には興味が無いのだろうか？（映画は結構おもしろかった。想ってた以上に）その帰り道HARUさんがブログで書いていた越谷オサム著「階段途中のビッグノイズ」という本の話をしたら娘がもっていて貸してくれた。（バンド少年少女を過ごした人にはかなりクル素敵な本です。一気に読み切りました。）我がJEF市原千葉は先週に引き続き大事な柏レイソルとのダービー戦を落としJ1昇格圏から転がり落ちた。（まだ10試合ちょっと残してはいるが、）自分がコーチとして関わっているスポーツ少年団サッカーチームが小さな大会だけど久しぶりに優勝した。（子供たちの笑顔にシンプルにサッカーの素晴らしさ楽しさを思い直した。）2日ぶりにもどった職場では嫌な事やクレームトラブルもあったが何とかやり過ごす気力が戻ってきた。来週からちば国体でも中国との外交関係緊張状態にあっても日常は過ぎていく。明後日は武道館でストーンズだ。もう少しで終わっちゃうシャガール展にも行かなくちゃ。
Mr.Children が大ヒットアルバム”Atomic Heart” の2年後、96年にリリースしたのがこの”深海”。ファンにも賛否両論あったり、一般のリスナーには暗くてヒット曲の収録は少ないしどうでもいい評価を受けることが多いアルバム。オウム事件や阪神淡路震災がおこった1年後でみんなが Mr.Children に期待してたさわやかな明るいポップな曲も少ない。シングルだった ”花 － Memento-Mori ” には副題に「死を想え」という藤原新也の著書と同じタイトルが付いている。でもこのアルバムがあるから このバンドが好きだし目が離せない。確かに名作かどうかはわからないがアルバムのコンセプトから外れる曲は次のBOLERO に回し徹底的にアーティストのエゴにこだわったのは凄い。8曲目からの ソー・レッツ・ゲット・トゥルース 、 臨時ニュース 、マシンガンをぶっ放せ の社会性は当時のミリオンセラーバンドからすると良くリリースできたと思う。あと現在のベストトラックは映画「Split The Difference」の中でも取り上げられた”虜”強烈なブルースロックに歪んだ女性への愛憎を歌う桜井くんにとてつもないダークなもの感じる。みんなあの笑顔にごまかされてるけど、、そいて”花 － Memento-Mori ”へと繋がっていく。このところ深海のことばかり考えてる。ジャケットの発想もかなり歪んでる。
レコード・コレクターズ 10月号の表紙は72年のキース＆ミックの2ショット。物凄くカッコイイ。そして特集は勿論23日に武道館公開の”映画『レディース・アンド・ジェントルメン』の特集。さすが寺田編集長、今年3回目のストーンズ特集でもうファンジン状態。ただ本当に洞察が深くて、いつも読み耽ってしまう。幻の日本公演についても知らなかった事実がたくさん出てきて目からうろこな感じで読ませていただきました。直前のハワイ公演が武道館公演のリハーサル目的で全体白基調のステージが用意されてなんてホントにワクワクするし実現して欲しかったな。日本公演のキャンセルでストーンズが15万ドル以上の損害だったとかリアルすぎる。そして現在と違い新聞の論調から世論が作られミックの入国拒否にまでなってたなんてちょっと怖い感じも受けた。（しかも69年の英国での罰金刑の為だなんて）どう考えても薬物関連ならキースだろう。（直前にフランスでも捕まってるし、）来月発売のDVDにも特典映像やミックのインタビューが収録されてそうだし、このしみったれた日常少しだけ楽しみが増えた感じ。
不思議な曲がある。シンディーローパーの”Time after Time”84年リリース当時から大好きな曲で大学時代はずっとカーステの定番に入ってた。結構将来が見えなくてもがいてた時期だった。次はLAにストーンズを観にった時、なぜか行く先々カフェやレストランでFMラジオでやたらかかってた。もうヒットしてからは随分たってのに、、不思議だ。最近だと2年くらいまえ精神的にかなりダウンしてたとき深夜のバーでクレモンティーヌが歌うカバーで流れてた。なぜかとても救われた気になったのを覚えている。漫画の”NANA”でレイラが好きで歌ってたのもこの曲。そして先日ミスチルの映画の中で桜井君がこの曲を歌ってた。なにか神がかった不思議な感覚に襲われた。でもいい曲だよな～
昨日の日曜日予定がついたので千葉県で２軒しか上映館が無く、しかも２週間限定公開のMr.Children の映画” Split The Difference”を市川まで観に行った。日本有数のメガバンドの映画で最後の日曜日公開なので当然ソールドアウトか思ったら、半分くらいの入りだった。ミスチルでこれだと２３日のストーンズのフィルムコンサートIN武道館が非常に心配になってきた。（やっぱガラガラだろうな～）映画の方はとてもマニアックでファンの度合いを選別するような内容でしたが、個人的には非常におもしろかった。ビートルズの”Let It Be”のようにスタジオでの作業やミーティングのシーンが続き、スタジオのライブ・レコーディングに関係者を招待してパーティー形式で行うためのリハーサルが行われ、コアなファン以外は曲名を思い出すのも大変なレア曲ばかり演奏するのも良かった。途中新曲が出来ていく過程も見れたり見どころ満載。つれは途中で睡魔と戦ってたけど、、まだ観てない人もいるだろうから詳しくは公開終了後にゆっくり書きましょう。ただ自分でここんとブームだった初期のミスチルのアルバムからAnother Mindがあったのがうれしかった。（これもネタばれか、、）
Split The Difference～「歩み寄る」、「中間取る」という意味らしい。
Split The Difference～「歩み寄る」、「中間取る」という意味らしい。
今度の日曜日何も予定が入らなければ、ミスター・チルドレンの映画”Ｓplit Ｔhe Ｄifference”を観に行こうと考えてる。そんなわけで最近は甲斐バンドの初期とミスチルの初期の3枚（Atomic Heartの前）にハマって聴いている。もともとミスチルのデビューからの3枚””EVERYTHING ””Kind of Love””Versus ” は良い曲も多いがポップよりでロック色が薄く買っても当時はあまり聴きこまなかった。でもいまの年齢で聴くとこの甘ずっぱさ、蒼さがその後ミスチルの原石のようでとてもいい。何の情報も無いので映画で初期の曲が歌われているかは不明だが、「君がいた夏」「 グッバイ・マイ・グルーミーデイズ 」「 車の中でかくれてキスをしよう 」「マーマレード・キッス 」なんかを現在の桜井君の解釈で聴いてみたいな。勿論「LOVE」「 リプレイ 」「 マイ・ライフ 」の名曲群も捨てがたいが、、
ここんとこ本当に驚いてばかり、今度はドアーズのドキュメンタリー映画だ”ドアーズ／まぼろしの世界”もうオフィシャルHPもあってTシャッツ付きの前売り券もあるらしい。内容の詳細はわからないが物議をかもしだしたエド・サリバンショー出演時、アリーナライブ、ジム・モリソンの撮ったフィルム「HYW（ハイウェイ）」が全編にちりばめられていて全部当時の映像で未発表映像も多く含まれ撮り直しはなしとのこと。上映時間は82分。オリバーストーンの”DOORS”全く別物の伝記ものらしい。そしてナレーションがジョニー・デップ。これもいずれDVD化されだろうから今から空恐ろしい。年末あたりは破産だ。多分、、
