一部で噂にはなっていたが、、ミック・ジャガーが2007年のプロモ・シングル以来約10年ぶりとなるソロ名義のシングル、“Gotta Get A Grip”と“England Lost”を7月28日にCDと音楽配信サイトにて緊急サプライズリリースした。音はストーンズとは異なりミックらしい現在のロックサンウンド。ただ何と言ってもノンプロモーションでいきなりのリリースがカッコいい。
この前の休日近所の本屋の新刊コーナーでスージー鈴木さん著の”サザンオールスターズ 1978-1985”を見つけ買ってみた。スージー鈴木さんの日本ポップス歌謡曲論はとても深くて鋭くて過去作の”1984年歌謡曲””1979年の歌謡曲”も面白かったのでサザン論も気になり読みたくなった。丁度80年代の初めに高校~大学を過ごした自分にはさほど熱心なファンでなくても代表曲、アルバムはどこかで必ず耳にしていた。当時は何となく好きな感じで耳にしていたが今考えるとかなり凄いバンドだと思う.本の中でも触れられているがあまりにも売れ大衆うけしたのでどうも日本のロック史上でははっぴーえんどやRCサクセションより評価が下がるが実際には洋楽、歌謡曲をボーダレスに行き交いとてつもなく良いメロディーで下世話な詩。本当にビートルズ並みにサザン後の日本のバンドに影響が強かった。
今年の1月にリリースされMr.ChildrenのシングルCD”ヒカリノアトリエ”前作の「足音 ~Be Strong」より2年2ヶ月ぶり。買おうと思って買い逃してのを出先のCDショップで見つけ購入した。帰りの車の中で早速聴きながら戻ってきた。新曲は流石ミスチルと思わせる曲で軽快でどこか懐かしい感じのメロディーとアレンジがいい。新曲は1曲のみでカップリングはライブ音源だけど生音に近いバンドアレンジと選曲にいろいろ桜井君の思惑を考えてしまう。
収録曲
01.ヒカリノアトリエ
02.つよがり(Studio Live)
03.くるみ(Studio Live)
04.CANDY(Studio Live)
05.ランニングハイ(虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)
06.PADDLE(虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)
レディオヘッドの「OK COMPUTER」(1997年リリース)の20周年記念盤『OKNOTOK」が6月23日 にリリースされた。このCDはタイトルもオリジナルと別な「OKNOTOK」と付けられプロモーションも含めは色々特別な感じする。まず4月下旬にレディオヘッドのポスターと思われる謎のポスターがロンドンやベルリン、アムステルダム、ロサンゼルス、ニューヨークで目撃されファンを騒がせた。ポスターには「OKコンピューター」収録の“Fitter Happier”の歌詞や「OKコンピューター」期のコンセプト・アートへの返答とも思われる言葉が描かれており、「1997-2017」と年号が記されていた。そして発売前に未発表曲“I Promise”のPVがレディオヘッドのオフィシャルサイトで公開された。旧譜リイッシューにしては異例な力の入れようだと思う。やはりこのアルバムに対するバンドの強いこだわりとメッセージを感じる。ずっ封印していた未発表曲”Lift”をここで収録したのでよけいにそう感じる。
バックパッカーの聖典ともいわれる沢木耕太郎さんの”深夜特急”を読んでいる。50代になって今更バックパッカーに憧れるわけでもないし旅に人生を映し出している心境でもないが、この本は旅行記として単純におもしろい。作者が実際に行ったインドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行くという旅の過程を軸に物語は書かれている。旅の先々で街を歩き回りその土地の食事をして人々と様々な出会いを繰り返す。ガイド付きで名所観光地地をめぐりほとんど現地の言葉を使わずに済んでしまう海外パックツアーより少しでも良いから地下鉄やタクシー、自分の力で歩き回る旅が個人的にも好みだ。