もう30年にもなろうか?
電力の自由化が始まったころ
ちろへいは危機感を思えていた。
電力はもともと民営で有ったんだが昭和13年から16年にかけて「電力国家統制」、つまり戦争が近づいたので国営になった。
戦後昭和26年に9電力体制で民営化されたのだ。
平成7年から段階てきに自由化がすすめられ現在に至っている。
で、
今朝の読売新聞1面に
[サイバー危機]<上>有事間際 インフラ停止 「日本、格好の餌食」対策急務
と題してトップ記事が載せられた。
電力の自由化が始まったころ、日本は平和ボケが始まったころと一致している。
電力もそれまでは高度成長期でエネルギーの一部として使われていたから価格の引き下げが大命題であったのだ。
でもその頃には産業界のみならず家庭にまでコンピューターを使った制御が浸透しだしてきていたのだ。
コンピューター、電気なければただの箱
電気なければすべて止まってしまう社会がすぐそこにやってくることにちろへいは気づいていたのだが、
何しろ一介の素人が叫んでもどうにもならない。
で、今回の記事にもあるように
「電力が止まってしまうと交通や物流が機能不全となり、自衛隊や米軍の基地は本来の力を発揮できなくなる」
だけでなく、生活インフラがすべてなりたたなくなる世の中になってしまっている。
このまま、民間企業に任せてよいのだろうか?
直ちに国有化すべき、というのがちろへいの30年まえからの持論であり
いまが最も思いが強い。
東電の原子力事事故、一民間電力会社では保証も復旧も成り立たないし、現在は株式も国が大半を保有して事実上の国有化である。
あの時にすべての電力事業を国有化すべきであったのだと今も強く思う。
電力はあらゆる産業の原料です。酸素、水、食料と同じく生きるための必須のものです。
国有化すべきと思います。