木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

日本伝統工芸展

2020-09-26 22:23:27 | 伝統工芸展
伝統工芸展の本展に行って来ました。

今年は部会ごとの研究会もなくなり、どうしようか迷っていたのですが、やはり皆さんの作品をじっくり見たくて行って来ました。
木竹工の作品をはじめ、全作品を一つ一つゆっくり見て回り、大いに刺激を受けてきました。

今回出品した作品は、連子格子の床脚をつけたレースウッドの箱です。


完成後写真を撮り忘れ、会場で許可を得て撮ってみましたが、やはり硝子越しではきれいに撮れませんね。


蓋を開けると、中は神代楡の両面二段の抽斗になっています。(制作途中の作品ですが・・・)
爪紅(つまぐれ)と抽斗のつまみにはサティーネを使いましたが、ちょっとなまめかしかったでしょうか・・。

東京店は、日本橋三越本店で9月28日(月)まで開催され、その後全国を巡回します。
私の作品は下記会場で展示されます。
名古屋展 9月30日(水)~10月5日(月)名古屋栄三越
京都展 10月14日(水)~16日(金) 京都産業会館
金沢展 10月23日(木)~11月3日(火・祝)石川県立美術館
福岡展 2021年2月3日(水)~8日(月)福岡三越
広島展   〃 2月17日(水)~3月7日(日)広島県立美術館

今年はコロナウィルスの感染拡大の影響で、大阪展は残念ながら中止となりました。
また、京都展も会場が京都産業会館に替わり、3日間のみの開催となります。
コロナ禍は続きそうですが、お近くにお出かけの機会がありましたらどうぞご高覧下さい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第67回日本伝統工芸展

2020-09-15 19:52:06 | 伝統工芸展
明日から日本伝統工芸展が始まります。


例年でしたら、「是非お運び下さい!」と申し上げるところですが、今回は少し複雑な気持ちで記事を書いています。

例年、開会二日目には、陶芸、染織・・等7つの部会ごとに研究会が開かれます。
所属する木竹工部会では、出品された作品について入落を問わず、鑑・審査委員の先生方から厳しい?指摘や指導がなされます。
それは作り手にとっては又とない勉強の機会でもあります。
また、その後行われる懇親会等を通じ全国の作家の皆さんと親しく交流できるのも大きな楽しみです。
会場に来ていただいた、関東地方の友人の皆さんと久しぶりにお目にかかれるのも嬉しいことです。
それらがコロナ禍の中、できなくなってしまったのです。

今回は、「レースウッド連子床脚飾箱」を出品しました。

レースウッドという材は、木取りの向きにより全く違った表情が現れます。


追柾に挽いた面は、向きにより美しいテクスチャーが現れます。それを作品に生かせないかと考えたのですが・・・。

コロナ禍の中ですが、もしお近くにおいでのついでがありましたら、ご高覧下さい。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする