ただいま制作中

今制作中の箱。楓の杢を使い、拭き漆で仕上げます。

３段に重ね、蓋をかぶせます。
完成したら、日本伝統工芸展近畿展に出品予定ですが・・・。

ここから始まった

この２本の鑿、浪人時代に、父の友達で、私もいろいろ世話になった建具屋さんからいただいたものです。４０年ほど前のことです。
就職して木工を教えることになったのをきっかけに、本格的に木工にのめり込んでいき始めたとき、この鑿のことを思い出して早速研ぎあげてみました。切れ味の違いを知り、そこからよい道具を求めての遍歴が始まりました。
建具屋さんがなくなった後、使われなくなった道具はほとんどいただき、手入れをして今でも大切に使っています。

工房の様子

移転しなければならなくなった材料保管のスチール物置の置き場（３坪程度）を探していたのに、気がつけば工房用地を購入。土地があれば建物を建てたくなります。そこに工房を建てたのが今から10年前。ここで制作に勤しんでおります。

工房の様子２

反対側は・・・

研ぎ場

なくてはならないのがこの研ぎ場。流しは木で作り、漆を塗りました。

工房の窓から

工房の裏の風景です。雪景色は初めてかな？思わずシャッターを切りました。