龍穴神社に到着。
室生寺からは１ｋｍほどの距離だ。
車で移動したので、カッパさんに
「歩いてもよかったんちゃう？」とイラつかれた。
神社前の路肩に車は４､５台停まっているが境内は人がいない。
ネットでは龍穴神社に行くなら奥宮にも行くべし、と書かれていたので、
みんなそちらを目指したようだ。
しかし奥宮まで車で１.２ｋｍと看板に書いてある。
とりあえず車で行ってみた。
『吉祥龍穴』と言う看板が出ていたので、道を曲がって山道に入った。
ガタガタ道でカッパさんが悲鳴をあげる。
カッパさんの機嫌の悪さマックスになり、なだめるのに相当苦労した。
龍穴神社奥宮に到着。
山からの参道も２ｋｍくらいあったように感じたが、
徒歩で登っている人が多かった。
駐車できる場所がないからね。
カッパさんもヒーヒー言いながらＵターンして山道の脇に停めた。
さて鳥居をくぐって、浅い渓谷を下る。
ここってそんなに有名？めっちゃ人が多いんすけど・・・？
神社に入ると勾配の低いなだらかな滝が流れている。
境内と言うものはなく、洞窟の正面に２畳ほどの拝殿があり、人が並んでいた。
拝殿は靴を脱がないと上がれないので、
トレッキングシューズを履いていた私とカッパさんは断念した。
・・・相当なパワースポットなのだろう。
マニアックなお祈りをしている人もいて、
ちょっと引いてしまう。
この人たちはパワスポ教の信者なのかも知れない。
（以前に天河弁財天に行ったときも、パワスポ教の信者たちが
怪しい踊りで祈っていたことを思い出した）
カッパさんは、龍の棲み家と伝えられている洞窟や滝などを
軽んじる言葉を吐いていたので、
私は周囲に聞こえないかとハラハラした。
しかし聖地なのだろうけど、
人が多かったり、宗教色を感じると、
どうも興ざめしてしまう。
なのでカッパの気持ちもわからんでもない。
でもね・・・、
必至に拝む人はなんとしても叶えたい願いごとがあるのだろう。
神仏にすがりたくなるような重大な願いがね。
そこは許容するべきなのだろうね。
バカにして悪かったよ。
さてこんな感じで私が行きたかった室生３聖地は制覇できた。
嬉しい！！
カッパさんも喜んでくれた。
「最後の龍穴神社はよけいやったな」と言われ、
思わず心の中で「黙れ！」と叫んだ。
どうかバチはカッパさんにだけ当たるように！！
