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元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

遺伝調査

2013-05-19 00:13:10 | 健康
体操教室でアンジョリーナ・ジョリーさんの話題に触れ、遺伝調査をしてみました。
アメリカの研究から
家族性乳癌は乳がん全体の5%くらい。原因遺伝子BRCA1陽性の人が52%、BRCA2陽性の人が32%、のこりの16%の人は原因遺伝子が特定できない人。
原因遺伝子を持っている人で75歳くらいまでに約80%、50~60歳くらいまでに約40%の人が発症80%。


体操教室に参加していただく際にも、問診票で家族歴を書いていただく際には病名を書いていただきます。
しかし、中年を過ぎ、高齢者になってからは 家族歴(遺伝性疾患)を含め、それまでに、どう生きてきたか(生活習慣)が、現在の健康度に結果として表れていると考えていました。
昨日、神戸教室の80歳前後の方たちから、それを具体化するお話が聞けました。
(80歳前後の方のご両親となると、死因は 癌よりも脳卒中、心臓病が上位にある頃です。
脳卒中や心臓病の危険因子になるのが所謂、生活習慣病とかメタボリックシンドローム(肥満、高血圧、高コレステロール症、糖尿病)です。)

「親は肥満、高血圧だったけれど、僕は違う。」

「親は肥満でも糖尿病でもなかったけれど、僕は 50歳ごろ、仕事が忙しくて不摂生をして90㎏近くまで太り、糖尿病になったので、僕の責任。でも、それからコントロールして20㎏近く体重をやらして糖尿病も悪化していない。」

「親は 高血圧で脳卒中だったけれど、私は 違う。 運動も大事だけど、食事も大事よ!」

ちなみに病気の遺伝性についてのデータは 両親がそろって高血圧の場合、その子が高血圧になる確率は約50%、片親だけが高血圧の場合には子が高血圧になる確率は30%前後。
両親とも糖尿病の場合、65歳までに発症する確率は40%~50%。
両親がともに標準体重である場合の子供の肥満発生率は約10%、
どちらか片親が肥満の場合は約50%、両親とも肥満の場合は約80%。
肥満の遺伝性は 高いですが、これは 環境因子も絡んでいるかも。家族全員、同じ食事をし、子供は 親の食習慣を受け継ぎますからね。
生活習慣を見直すことで防げる病気だから「生活習慣病」というのですよ。

今日の西宮教室に去年からご参加の30歳代のAさんが・・・
「私は ずっと太っている体質だから・・・」と体重コントロールに消極的だったので、
今年の流行語大賞まちがいなしの、
「いつやるの!? 今でしょ!!」
・・・・・・・
30歳代なら、まだまだ体重コントロールが可能です。
加齢するごとに体力が低下し、代謝量の下がるので、できるだけ早い時期から生活習慣を見直すことで、健康度も改善されます。
運動や食事の正しい健康情報を知って、それを実践すれば、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は 予防改善することができます。
Aさんの場合、これから将来、主婦となり、母となれば、Aさんが作る食事を子供さんが食べるのですから、Aさん1人の問題ではなくなります。
やっぱり、今でしょ!!!

ちなみにAさんの昨夜の食事をお聞きすると、
焼魚、えんどう豆の卵とじ、南瓜煮物、ミンチコロッケ、ごはん2杯

さあ、大きな間違いは どこでしょうか?
栄養学の知識があれば、食品選び凡ミスがなくなり、それだけでカロリー調整ができるのですよ~
献立の見直しは また明日~!


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