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斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

代車のインプレ

2006年02月05日 | クルマ
本日ファミリアバンが車検整備が完了したので、引取りに行った際に返してしまったので手元にはありませんが、代車として4日間・230kmほど共にした平成8年式 ST202型トヨタ・カリーナED2.0Xのインプレです。
一応後期型になるので、ABSや運転席と助手席のエアバックといった常識的な安全
装備も標準装着になっております。

このクルマはどうやら昨年9年目の車検を迎えた際に今回車検に出した整備工場へ下取りに出されたらしく、極最近の宇都宮300ナンバーが付いていて、メーターを信用するならもうすぐ11万キロを迎える個体です。
ホイールキャップが全部無くなっている以外は、目立った凹みや傷もなく、中々程度のいい1台です。

3代目カリーナEDは今から13年前の平成5年にモデル初の3ナンバーサイズのボディとセンターピラーを持ったモデルとして登場しました。
このクルマは“カリーナ”の名は付きますが、実質的には同時期のセリカと兄弟関係にあり、もう1台兄弟車としてコロナエクシヴが存在します。(元々はセリカとカリーナは兄弟車だったはずですが‥)
エクシヴはJTCCに参戦していたし、セリカはWRCでの活躍がありました。
しかし、この3兄弟の仲では最もコンサバなデザインで、レースでの活躍がなかったカリーナEDは最も存在の薄いモデルになっています。(個人的な偏見込みです)
しかし、個人的には3兄弟の中ではカリーナEDがイチバン好きだったりします。
基本的にはセリカをベースに作られているため、スポーティな内装を持っているし、同時期のトヨタ車と共用されている部品も目に付きますが、基本的には質感もそこそこ満足の出来るものです。
運転席のシートはかなり満足度の高い出来でした。(反面リヤシートはガラスがあまりにも近く閉塞感が強いため、完成度をスポイルしているし、座りたくありません)
ハイメカツインカムの3S-FEと電子制御4速ATとの組み合わせのは、可もなく、不可もなくといったところです。
個性的というか特異なパッケージングのわりには、走りや操作系は極めて常識的なものです。
ちょうど雨の日に利用したので、リヤワイパーが装備されていたことや、分割可到式のトランクスルーがあるため、長モノを積むときにも重宝しました。

かつては実用性の低い4ドアの代名詞だったはずのカリーナEDですが、何故か当方が利用する限りではかなり実用的な1台でした。
しかも乗り終えた後の感想は、「フツーっていいなぁ」ですから。
乗り込むときに上体反らしのような体制で乗り込まなくてはならない以外は特にこのモデルならではという個性はなかったように感じました。
車両感覚も掴み易かったし、操作系も初めてですが、迷うことなく使うことが出来ました。(個人的には最近の極端にダッシュボードの深いクルマのほうが乗り辛い)

10数年前は小ばかにしていたモデルですが、今回しっかり乗ってみると意外といいクルマでした。
2代目まではセンターピラーがなく、10万キロも乗るとヘロヘロになってしまうクルマでしたが、このモデルからは衝突安全の問題でセンターピラーが付きました。
クルマとしての完成度は劇的に上がったのかもしれませんが、EDとしての魅力がなくなってしまったのかもしれません。(このことが今回のような好印象に繋がった可能性もありますが‥)

補足
ローアンドワイドなデザインが目を引く以外は、極めてフツーのクルマなので非常に突っ込みどころがありません。
返すときに満タンにしてけ返したときに計った燃費ですが、25リットル近く入ったので約9キロといったところかな?
それどころか、細部の造りこみには関心すべきところもある1台でした。
今日では絶対にないコンセプトのクルマなので、妙に魅力的に感じたのは気のせいでしょうか?
きっと背が高くて、実用性の高さだけをやたらに売りにしているクルマ達に飽きているからかもしれません。

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