古今和歌集・巻第八「離別歌」に収められています。
よみ人は白女(しろめ)という摂津の女性。
筑紫への旅に出た源実(みなもとのさね)と出会い、
せつなの恋をしました。
男は再び旅の途につきます。
笑顔で見送りつつ そっと衣の袖を濡らす女。
(はかない定めの わたしのこの命、
あなたのお帰りの日まで生きていられはすまいのに… )
命だに 心にかなふものならば
何か別れの 悲しからまし
よみ人は白女(しろめ)という摂津の女性。
筑紫への旅に出た源実(みなもとのさね)と出会い、
せつなの恋をしました。
男は再び旅の途につきます。
笑顔で見送りつつ そっと衣の袖を濡らす女。
(はかない定めの わたしのこの命、
あなたのお帰りの日まで生きていられはすまいのに… )
命だに 心にかなふものならば
何か別れの 悲しからまし