くりりんのささやき

心の旅人くりりんが感じたこと、思ったこと。

布団干し日和

2016-09-30 19:10:57 | 日記
 このところの雨が嘘のよう。
 からりと晴れ上がった青空を背景に、
 キンモクセイの金色の花が香り高く咲いています。
 こんな日は絶好の布団干し日和。
 黴くさくなった布団をベランダに干しました。
 パン パン と あちこちから聞こえる布団を叩く音。
 気持ちいいよ。
 シーツも毛布も枕も干しました。
 夕方 日だまりの匂いがする寝具を取り込むころには、
 もう曇り空に変わっていて、
 明日はまた雨になりそう。
 キンモクセイも雨で散ってしまいそう。
 移り香を残す暇もなく…
 

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『動くものはすべて殺せ』

2016-09-26 20:21:10 | 日記
 13世紀初頭 真のキリスト教徒を異端から守るという名目で派遣された十字軍が、
 南フランスのベジエの町に襲いかかったとき、
 同行するキリスト教の高位聖職者に、
 「手当たりしだい殺せ。そのなかに真のキリスト教徒がいたとしても、
 いっさい気にするな。
 真のキリスト教徒ならば 神が天国でお救いになるだろう。」
 と説教された十字軍の兵士たちは、
 2週間で3万人のベジエの人々を虐殺しました。
 同じようにベトナム戦争でアメリカ兵は命令されました。
 「動くベトナム人はすべて殺せ。
 その死体はすべてベトコンとして数えよ。」
 南ベトナムのために戦っているはずのアメリカ軍は、
 こうして南ベトナム人の死体を累々と重ね上げ、
 「ベトコンとの戦いに本日も勝利した」と、
 嘘の発表をしたのでした。
 無辜の犠牲者がいったいどれほどの数になるのか、
 想像するだに恐ろしいのですが、
 有名なソンミ村ミライ地域の虐殺が氷山の一角にすぎないことを、
 著者のニック・タースは明らかにしました。
 …『動くものはすべて殺せ』(みすず書房 2015年10月刊)…

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お彼岸 お墓掃除

2016-09-22 19:57:45 | 日記
 8月のお盆の時に掃除はしたのだけれど、
 その後また鳥の糞とか苔とかで汚れていて、
 雨のなか結構な時間がかかりました。
 きれいになったお墓にお供え花を立て、
 父の大好きだった黒砂糖かりんとうと、
 家でできた葡萄をお供えしました。
 お彼岸の中日とはいえ雨降りとあっては人影もまばら、
 しめやかなお墓参りになりました。
 

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『物が落ちる音』

2016-09-19 20:53:02 | 日記
 ファン・ガブリエル・バスケス作、柳原孝敦訳『物が落ちる音』(松籟社2016年) 
 墜落した飛行機のボイス・レコーダーに残された、
 空白の時間の「落ちていく音」、
 ピストルで撃たれ意識を失って地面に落ちていく肉体が、
 その刹那に聞く「音」、
 「物が落ちる音」がこの本から聞こえてきます。
 星の王子様があの小さな星の上に空から落ちてきた時にも、
 その音は聞こえていたでしょうか。
 「君も 空から落ちてきたの?」
 「君も あの音を聞いた?」
 アメリカが派遣した平和部隊の隊員による非合法麻薬栽培で、
 コロンビアという国が崩れ落ちていくときの「その音」が、
 コロンビアはボゴタ生まれの作者バスケスには、
 聞こえていたのでしょう。
 私には日本という国が落ちていく音が聞こえます…
 

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パラリンピックもメダル数競争?

2016-09-16 20:53:49 | 日記
 オリンピック以上に「参加することに意義がある」のがパラリンピック。
 ハンディキャップを抱えながらスポーツを楽しむこと自体が美しいのに、
 どうして国別メダル獲得競争にしてしまう?
 「国威発揚」がオリンピックの目的だと解説した刈屋富士雄アナ、
 これまでの名放送がぶっとんでしまう「迷解説」でしたが、
 パラリンピックの目的も「国威発揚」ですか?
 メダル有望な選手に強化費を集中し、
 ハンディキャップを持つ選手にさらなる重荷を負わせては、
 「期待に応えられなかった」と涙を流させる…
 スポーツを楽しめなくて 何がパラリンピックだ、
 彼らまで兵器扱いして どこが文化国家だ。
 『その男ゾルバ』のゾルバが言っています、
 「国なんて区別がある間は人間は動物のままでいますぜ、
 獰猛な動物でな。」
 

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象の献身

2016-09-12 19:53:17 | 日記
 AFP配信記事によれば インドで、
 電柱が故障して高圧電流が流れているところに1頭の象が触れて感電。
 目撃者が語るには もう1頭の象が助けようとしたが、
 これにも通電し2頭とも感電死してしまったとのこと。
 ほほ笑んでいるかのような顔で倒れ伏す2頭の巨象、
 その周りにインドの人たちが沢山の花をささげている写真が、
 記事には附せられていました。
 象の愛とか献身とか それは人間の勝手な思い込みではなくて、
 本当のことなのかもしれません。
 象さん 象さん 心が優しいのね、
 そうよ 母さんも優しいのよ…
 

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「ソロモンの知恵」

2016-09-09 20:23:52 | 日記
 二人の遊女が一人の赤ん坊を奪い合うようにしながら、
 ソロモン王に裁きを求めにやってきました。
 一人が言いました、
 「わたしたちは同じ家に住んで同じころ赤ん坊を産んだのですが、
 この女はうっかり自分の赤ん坊の上で眠って押しつぶしてしまい、
 赤ん坊を死なせたのです。
 起きたら赤ん坊が息をしていないことに気づいたこの女は、
 わたしが眠っているうちに、
 わたしの懐で眠る赤ん坊と自分の死んだ赤ん坊を取り替えたのです。」
 するともう一人が言いました。
 「いいえソロモン王さま、
 自分の子を死なせてわたしの赤ん坊と取り替えたのは、
 この女なのです。」
 ソロモン王はギラギラ光る剣を二人の女に見せて言いました。
 「ならば公平に この剣で生きている赤ん坊を二つに分けて、
 半分ずつ自分のものにして持ち帰りなさい。」
 一人の女はソロモン王の裁きに感服して剣を取って切ろうとしました。
 もう一人の女は泣き叫んで王に懇願しました。
 「わたしはこの子を手放してもかまいませんから、
 どうかこの子の命は奪わないでください。」
 「わかりました。あなたが本当のお母さんです」
 と今日も名裁きのソロモン王でした。(旧約聖書・列王紀略上3.16〜28)
 

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口腔内火傷

2016-09-07 20:12:31 | 日記
 料理中に味見をしようと思って熱いまま口に含んだら、
 口のなかをヤケドしてしまいました。
 粘膜がベロッと剥けちゃって痛いのなんの。
 おまけにヤケドしたのを忘れて煎餅をかじったら、
 割れたかけらが突き刺さってしまう醜態。
 葡萄の甘みすら傷にしみます。
 今や食事はひとつの拷問と化しました。
 熱いのも固いのも味のあるのも全部ダメ、
 今日の晩御飯は何を作ったらいいんでしょうか?
 冷めたお粥? ああ味気ない人生…
 

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『狭衣物語』の意外な展開

2016-09-03 20:24:55 | 日記
 読み続けている『狭衣物語』も終盤に入りました。
 どこか『源氏物語』の薫に似ている狭衣、
 優柔不断な気質が災いして一番好きな女性には手を出せず、
 その代わりに愛した女性たちをやはり幸福にすることはできず、
 そんな過去を悔やんでは泣きくれる毎日です。
 こういう男は出家するしかないんだろうなあ…
 ところが おやまあ、
 災害や疫病で人心が暗く沈んでいることを時の帝が憂慮し、
 自分が退位することで世の中の気分を変えようとしたのですが、
 まだ世継ぎの子が生まれず困っていたところ、
 天照神が夢に現れ狭衣への譲位を宣託したのです。
 明日にも出家しようとしていた狭衣、
 恋多くして恋に悔やみ恋に泣くあの狭衣が、
 皇胤だとはいえ いきなり新帝に!
 いったいどんな帝になるんでしょうか…
 最後に読者をいい意味で裏切ったこの『狭衣物語』は、
 天皇の譲位が当たり前のことだった時代に書かれました。
 

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夏痩せ?

2016-09-01 20:15:08 | 日記
 発汗量が多いから夏には痩せるのかもしれません。
 この一ヶ月で体重が4kg!減りました。
 チョコレートを食べないようにして、
 ご飯の量を少し減らして…、 
 特別なダイエットはしていないのにね、
 減るときには減るものです。
 これが血圧の低下につながるといいんだけどなあ。
 あいかわらず数値は黄信号、
 どこに行くにもなるべく歩くようにして、
 栄養のバランスの良い食事をして、
 そして体重リバウンドには気をつけて、
 健康ラインの125〜85を目指しています。
 

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