くりりんのささやき

心の旅人くりりんが感じたこと、思ったこと。

武器は人を殺傷するもの

2016-06-29 20:15:35 | 日記
 安倍首相がとても誇らしく言う「わが軍」が保持する武器には、
 人を殺傷する能力がないのでしょうか?
 「わが軍」の銃に撃ち抜かれても人は無事なのでしょうか?
 「わが軍」の戦車の砲弾に当たっても人は無事なのでしょうか?
 そんなはずはありません。
 彼らが言いたいことは、
 「わが軍」が武器を取る理由はもっと神聖なものだ、
 ということなのでしょう。
 つまり「聖戦」です。
 先の大戦では 神国日本を守るためには、
 夷狄を「人」だと思ってはいけないと刷り込まれました。
 相手だって自衛のために武器を取る。
 お互いの自衛のための殺し合い。
 平時に人を一人殺せば殺人犯になるが、
 戦場で人を百人殺せば英雄になれる(byチャプリン)。
 そこに美しいものは何もありません。
 自衛のための戦いを美しいと言うな。
 

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走りました。

2016-06-27 19:58:08 | 日記
 福島千里選手の快走に感化され 早朝の公園を走りました。
 ドシンドシン大地を揺らしながら息を切らせて50メートル走、
 おっとハム・ストリングスが痛くなった。
 悲しいことに あっという間に体力は落ちるものです。
 次は2本走りたいな その次は3本走りたいな…
 その先には夢の9秒台が見えてくるかも。
 もちろん50メートルですけどね。
 明日も晴れるといいなあ。
 

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アベノミクスの断末魔

2016-06-25 19:22:50 | 日記
 成長戦略と財政支出と金融政策をミックスすべきであったのに、
 劇的効果を狙って「異次元」量的緩和を先行させたのが、
 そもそもの失敗の原因でした。
 結局は円安と年金資金に支えられての株高でしかありませんでした。
 こんな官製相場はとっくに終わりにしなければならなかったのです。
 英国のEU離脱というショックがあって初めて気づいたのでは、
 もう遅いのではないでしょうか。
 安倍首相は「あらゆる措置を取る」と言っていますが、
 いよいよ135兆円の年金資金をすべて株に投ずるつもりなのでしょうか?
 日本経済が健全であったころには、
 円高に対する耐性もあったはずです。
 日本経済が健全性を取り戻すために、
 1日でも早い安倍首相の退陣を私は要求します。
 

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 哀れ ヒヨ鳥母子

2016-06-22 19:59:03 | 日記
 これは猫の手口です。
 ヒヨ鳥の巣がズタズタにされ 4羽の雛鳥は、
 跡かたもなく消え去っていました。
 近所の子供たちからは「ノラ猫ちゃん」などと呼ばれ、
 ボス面をして すっかりいい気になっているけれど、
 その狡猾さと暴力性を私は知っている。
 このところ見かけなかったので油断していましたが、
 夜陰に乗じて巣を襲ったのでしょう。
 …
 滋養のある餌を探し 夜を徹して飛び回っていた母鳥が、
 大きな蜂を嘴に咥えて帰って来ました。
 待っているはずの雛鳥たちの姿がそこにはありません。
 きいいい きいいい 呼べども呼べども答えがありません。
 きいいい きいいい きいいい きいいい
 湿った大気を切り裂くような母鳥の悲鳴が、
 いつまでも響き渡りました。
 ああ 無情。
  

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父鳥よ 何処へ

2016-06-21 20:08:22 | 日記
 4個の卵がみんな無事に孵りました。
 小さい巣のなかは お腹を空かせた雛鳥たちで大賑わい。
 首を長く伸ばし胸を震わせて母鳥を待っています。
 父となるプレッシャーに耐えかねたのか 父鳥は、
 何処へか姿をくらましました。
 4つ子を抱えてシングル・マザーになった母鳥は、
 今日も餌を見つけに雨のなかを飛んで行きます。
 愚痴もこぼさず 濡れた体を乾かす暇も無く…
 

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雛鳥が孵りました。

2016-06-19 19:40:24 | 日記
 何やら母鳥が嘴で卵を突っつくような仕草をしていました。
 いつまでも孵らないから 怒ったの?
 とんでもない!
 体毛のまだ生えていない裸の雛鳥が2羽、
 巣からピョコピョコ頭を出して、
 四角い口を精一杯開いて ささやくような声で鳴いています。
 ヒヨ鳥の一生が始まりました。
 母さん鳥は餌を集めるのにいそがしくなりました。
 でも2個の卵が残っていて それをあたためることもしなければ。
 こんな時なのに 父さん鳥は何をしてる?
 せめて餌を集めて来てくれればいいのに。
 父の日だからなのか どこかに遊びに行っちゃったみたい。 
 

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バルザック『娼婦の栄光と悲惨』

2016-06-17 20:46:06 | 日記
 「言葉が腐ったキノコのように溶けていく」なんてことは、
 おそらくバルザックには起こらなかったのでしょう。
 とどまることを知らぬ筆を持っていたかのようです。
 悪魔的とすら言える創作意欲です。
 『ゴリオ爺さん』に出てくる悪魔的なヴォートランは、
 バルザックの分身なのかも知れません。
 『娼婦の栄光と悲惨』(藤原書店「人間喜劇」セレクション8・9:飯島耕一訳)では、
 そんなヴォートランが怪しくも毒々しい光を放っています。
 

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 室蘭に行きたい

2016-06-15 21:54:22 | 日記
  旅人に似合いの 終着の駅からは
   一人ずつ 悲しいさだめ背負ったひとが降りる… 

                         作詞:阿久悠 作曲:彩木 雅夫
                         歌:森進一 「女がひとり」

 だから 室蘭に行きたい
 む・ろ・ら・ん 
 その音の響きが好き
 
  女の夢は小さいけれど 何よりも激しくて
   はるばる遠い 町まで来た… 

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ホフマンスタール『チャンドス卿の手紙』

2016-06-12 20:18:30 | 日記
 「もう書けない」ということを書いた手紙です。
 抽象的な言葉が 腐ったキノコのように口のなかで溶けていく…
 と言いつつ、
 「書けないということ」はしっかり「書いて」います。
 しかしこの先に書けるものは何も残っていないはずですから、
 当然これがチャンドス卿にとっての絶筆になるでしょう。
 その意味で美しい文章です。
 時間をかけて読むに値する本だと思います。
 忘れていたドイツ語の知識をフル動員して原文で読んでいます。
 

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雨に濡れる母鳥

2016-06-10 20:44:47 | 日記
 巣づくりの時期に晴れの日が続いたせいか、
 雨への備えが足りなかったようです。
 葉と葉のあいだから雨が入ってきて、
 卵を抱く母鳥の背中をずぶ濡れにします。
 それでもしっかり卵を守る母鳥、
 ああ 母は強し。
 でも 息を吸う度に苦しそうに大きく胸を膨らませて、
 なんだか肺炎みたい。
 応急措置で雨除けをつくって上げました。
 雨に当たらなくなって 少し苦しさが取れたようです。
 元気になってよ お母さん!
 

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母鳥らしくなってます。

2016-06-08 20:04:51 | 日記
 巣ができたての頃はまだ娘っぽく体つきがきゃしゃで、
 生みたての卵を巣に残して 空を自由に飛び回ることが多かったのに、
 ここ数日 ようやく母鳥としての宿命を受け入れたか、
 ほとんどの時間を巣の中で過ごし 卵を大事そうにあたためています。
 生命の鼓動を感じて喜ぶのでしょうか、
 時々嘴を開いて笑うような仕草を見せてくれます。
 体つきもどっしりとお母さんらしくなってきました。
 もし卵が孵らなかったら それでもずっと抱き続けるんだろうか?
 そんな哀れなことにならぬよう、
 四つ子の雛鳥たち 無事に生まれてきてくださいね。
 

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野鳥が巣を作りました。

2016-06-06 20:03:18 | 日記
 庭の椿を剪定しようと思ったら 突然バサババサッ。
 隠れていた鳥が飛んで行きました。
 少し枝を切り落としたら おやまあ いつの間に!?
 奥まった枝のあいまに小枝や落ち葉やビニール紐を上手に絡めて、
 お椀型の鳥の巣が出来上がっていました。
 中を覗けば 小さな卵が4個。
 妊娠に気づいたので大急ぎで作ったんだね。
 そっと見ていたら母鳥が帰ってきて、
 ずっと卵を抱いてあたためています。
 無事に孵るといいなあ…
 ところで父鳥は何をしてるの?
 松の枝に止まって偉そうにしている あれかな?
 

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『トリストラム・シャンディ』

2016-06-03 20:15:18 | 日記
 「言葉尻を捉えるな」などとよく言われますが、
 そんな従順さを強いるようなことは この本には通用しません。
 むしろ言葉尻から連想が次々と拡がっていく、
 よく言えば「意識の流れ」の手法、
 ふつうに言えば「脱線・脱線・また脱線」。
 だから面白いのですが 心配なのは終わらせ方。
 どう収拾をつけるのかなあと心配して読んでいたら、
 唐突に<ああ神様!一体、これは何の話でしょう!>で終わりです。
 お見事!
 最後まで潔いこの作者は牧師のロレンス・スターン(1713~1768)です。
 ( 岩波文庫 朱牟田夏雄訳)。
 

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「騙され上手」は「騙し上手」

2016-06-01 20:16:16 | 日記
 権力者が理不尽で虚言癖を有していても うまく騙されてあげましょう、
 どうせ世の中そんなもんだし 逆らってみたって、
 世間はそんなに甘くないもん。
 自分を騙して 世渡り上手にならなくっちゃ。
 ほんとの自分を大事にするためには 自分を騙さなくっちゃ。
 ・・・・・・
 そんなあなたが あとから来たお人好しにいう。
 「世の中なんて そんなもんよ。
 逆らってみたって 世間はそんなに甘くないもん。」
 おやおや「騙され上手」を続けているうちに、
 あなたも すっかり「騙し上手」になりましたね。
 私には、
 あなたが理不尽な「世の中」をつくっているように見えます。
 「世間」とは あなたのことでしょう(by太宰)。
 

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