日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

男子校 日大豊山

2019-11-30 17:22:36 | トピックス

今の日本では、男子校は「絶滅危惧種」となっています。

全国の高等学校の2.2%だけが男子校だからです。

日本で共学化が進んでいる理由は、少子化のために男子だけの学校では経営が難しくなるからです。

しかし、高校は男女別学の方が成績向上のためにはより効果的であることが示されています。

アメリカ、イギリス、ニュージーランド、オーストラリア、韓国その他いずれの国の調査でも結果は同じです。

男女別学の教育効果が高い理由は、男女の発達の違いにあります。

思春期の女子は男子よりも身体的・精神的発達が早く、男子の発育は女子よりもゆっくりなのです。

共学校では男女を同じ教育課程の中で扱うため、どちらかというと発達の早い女子に合わせた教育になるようです。

この問題は「ボーイズクライシス(男子の危機)」といわれ、世界中で盛んに議論されることになりました。

2002年にはそれまで共学を原則としていたアメリカでその風向きが変わり、公立校でも男女別学化を進めています。

戦後、男女平等の理念の下、日本に強く共学を求めたアメリカで男女別学校が増えているのが現状なのです。

イギリスの研究チームは何百にも及ぶ学校の調査によって、男女の学力を向上させる戦略を模索した結果、その一つに男女別学化があげらました。

男女別学で男女の違いを考慮した有効な教育法が展開されることで、より教育効果が得られるとしています。

また学力面だけでなく、人格の形成においても男女別学のメリットは高いことがあげられています。

共学校では「男らしさ」や「女らしさ」が意識されるのに対し、男女別学校ではそのような固定観念にとらわれることが少ないため、男子校では合唱や語学に、女子校では数学や科学に取り組む生徒が多くなるようです。

そのため、自分の能力に対する自信が生まれ、学問に対する前向きな姿勢も培われるのです。

社会では男女が共に生活することが自然ですが、教育の面では男女のそれぞれの発達段階に応じた方法をとることが有効な場合もあるのです。

『新・男子校という選択』の著者おおたとしまさ氏によると、男子校にいる生徒は「精神的に素っ裸になっている」という表現を使っていますが、まさにそのとおりであると感じています。

男子校にいる男子はまるで温泉の男湯にいるようなもので、良くも悪くも自分をさらけ出しているといえます。

つまり、男子校では異性の目を気にすることなく、のびのびと生活することができるのです。

今日の練習は、200×4(5:00)・100×8(3:00)・50×8(1:30)をすべてS1でHARDという厳しい練習でした。

10コースをフルに使い、同じ種目の選手が横にならんで競争し合いながら全力を出し切りました。

まさに「男子力」が発揮される練習です。

今日は入試説明会だったのでプールに見学に来られた中学生は、男子校らしさを目にしたことでしょう。

明日の日曜日は休みなので、学習もしながらしっかりと休息をとってほしいものです。

日大豊山高校は「男子力」を培うためにふさわしい学校であると確信しています。

高校進学を考えている中学生は、是非、貴重な男子校という選択肢も検討してみて下さい。

下は懐かしい旧校舎のプールです。

2011年総合優勝のワンパ!

竹村知洋

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秋の夕月

2019-11-12 18:17:32 | トピックス

今日のSwimの前にプールから見えた光景です。

オレンジ色でとても美しい秋の夕月でした。

月を眺めて楽しむことを「弄月(ろうげつ)」というそうです。

厳しい練習中のわずかな間でしたが、貴重な「弄月」の時間をもつことができました。

どんな時でも月を眺めるぐらいのゆとりがほしいものです。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

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「チーム」と「グループ」の違い

2019-11-08 14:31:02 | 活動方針

「チーム」は共通の目標を達成するために、メンバーが協力して行動する人の集まりです。

「チーム」にはリーダーを中心とする組織があります。

メンバー同士は多少の意見の食い違いがあったとしても、コミュニケーションを図りながらリーダーを中心として結束を高めて、それぞれの役割を果たしていくことが必要となります。

結束力の強さがチーム力に表れます。

定めた目標を達成しようという時には、一人ではなく「チーム」で取り組んだ方がより強い力を発揮することができます。

ラグビーのワールドカップでは、リーチ・マイケル氏をリーダーとした日本代表のチーム力の強さを実感した人が多かったのではないでしょうか。

一方、「グループ」はそのような共通する目標を持たないただの人の集まりです。

自分の主張ばかりでメンバーと協力できない人たちのグループがまとまるはずがありません。

目標を持たない人の集まりは、いわば「群れ」であって、統制がとれていなければ危険な行動につながる場合があります。

最近、渋谷でみられるハロウィンの様子を想像していただければよいかと思います。

日大豊山水泳部は全国大会での活躍を目指し、水泳を通して人間形成を図ることを目標とした「チーム」です。

日頃の厳しい練習も一人であれば逃げ出してしまうかもしれませんが、皆で取り組めば乗り越えられるものです。

そのためにはメンバー同士が同じ目標を共有し、お互いを理解し合い、チーム力を高めていくことが勝利への道となります。

チームのメンバーはスタッフと選手のみならず、学校関係者やOB会、保護者などすべてが含まれます。

日大豊山水泳部の勝利のために、今後もメンバーとしてのご協力とご理解を何卒よろしくお願い申し上げます。

今日のBチームの水泳とAチームの陸トレの練習風景です。

竹村知洋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おはようございます。

2019-11-08 08:03:38 | 日常

 

朝練習が終わりました。

 

チームは3グループに細分化し、個々の特徴に合わせながら指導をしています。

 

竹村監督チーム

 

 

安村先生チーム

 

 

野本先生チーム

 

 

朝練習後は授業です。

授業に向う姿勢もしっかりとした態度を心掛けて下さい。

そして、午後練習に向けて、身体も休ませましょう!

 

 

 

森重拓朗

 

 

 

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高校2年生 ハワイへ

2019-11-07 18:26:39 | ニュース

今週末から高校2年生は、修学旅行に行きます。

行先は、ハワイです!

日大豊山高校の修学旅行は十数年前からアメリカのハワイ州で実施しており、今年はオアフ島に向かいます。

ホームステイやパールハーバーでの平和学習などを中心として、班別の自主研修もあります。

ハワイの修学旅行はとても評判が良いです。

修学旅行の前はとても厳しい練習になりますが、旅行中には十分に英気を養ってきてもらいたいものです。

でっかいハンバーガーも食べてきてください!

竹村知洋

 

 

 

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午後練習終了

2019-11-07 18:22:53 | 日常

 

先程、育成チームとAチームの練習が終わりました。

 

本日の練習風景です。

 

育成チームです。

現在は主に中学1年生、中学2年生、高校1年生の数名で練習をしています。

基本は、1時間~1時間30分ほど水中練習を行いその後、陸上トレーニングを30分程行っています。

 

本日の練習では1年生の小鮒周平君(写真↓)がとても良い頑張りを見せてくれました!

今日の頑張りを毎日継続していこう!

 

 

 

上は野本先生チームです。

今日は安村先生チームと合同練習でした。

シーズンが始まり全国中学で活躍をした4名(種谷、満園、武井、寒河江)もAチームで練習をしています。

高校生との力の差はまだありますが、夏以降、皆メキメキと力をつけています。

これからの活躍が楽しみです!

上は、野本先生から指導を受けている中学3年生寒河江泰成君です。

下は、竹村監督チームです。

自由形専門の選手が多数いますが、練習では個人メドレーなどで様々な種目を行っていました。

選手は苦手な種目もありつらそうな様子でしたが、泳ぎを崩さぬよう各々工夫しています。

 

週末にかけ身体的、精神的に辛くなる頃です。

まだまだ、強化も始まったばかりです!

弱音を吐かず、チーム一丸となってみんなで頑張ろう!

森重拓朗

 

 

 

 

 

 

 

 

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日大プールの歴史

2019-11-07 16:06:33 | トピックス

今年は日本大学創立130周年という記念すべき年です。

この写真集の中に昭和初期の日本大学プールが掲載されていました。

場所は現在と同じく目黒区碑文谷で、解説もあります。

 プール周辺は空が広々としている様子がわかります。

ここから古橋廣之進選手をはじめ、多くのオリンピック選手が誕生したわけです。

この写真集の最後のページ、2018・2019年には「付属水泳部が高校総体・全国中学校大会で優勝」という見出しで日大豊山と日大藤沢の写真が掲載されています。

日大豊山水泳部の活躍が日本大学の歴史の一コマとして刻まれたことは誇りに思います。

これからも日本大学の発展に貢献できるよう尽力していきます。

下は現在の日大豊山のプールです。

Bチームが練習しています。

竹村知洋

 

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首里城と伝統文化

2019-11-06 15:35:12 | 豊山の教え

先日、沖縄県の首里城が火災により失われ、大きなニュースとしてとりあげられています。

首里城は琉球王朝の王城として建築された城です。

守礼門が2千円札に使われていることでも知られています。

首里城は戦争で被災したあと、何十年もの歳月をかけて復元されたそうです。

城は漆塗りで消失前の塗り直し作業では、より琉球王国時代に近い工程と技法で作業が行われたということです。

つまり首里城は「漆の工芸品」ともいうべき、日本で唯一の朱(あか)い城なのです。

その沖縄県のシンボルともいうべき城が、わずか一晩で壊滅的な被害を受けてしまったという衝撃的な出来事が現実として起きてしまいました。

その後復元に関してのニュースの中で、首里城の正殿に使われている瓦を再現するのは不可能であるということも判明しました。

正殿に使用された5万5千枚の瓦は、現在は採取が困難な土を原料にしていることやその土を使って瓦をつくる職人がいないということです。

首里城は琉球の伝統によって造られた城ですが、このことは一度失われたものを復元することの困難さを物語っています。

伝統は「精神の形」であって人から人へと伝えられるものです。

パソコンのDATAとして保存できるものではありません。

日大豊山の水泳部にも100年を超える伝統がありますが、これも歴代の顧問・コーチ・選手により受け継がれてきたものです。

日大豊山は「学校水泳」という「精神の形」を伝統とし、スポーツと学業と生活を教員と共にすることで人間教育に取り組んでいます。

同じ志をもつ生徒が様々な方々の協力を得ながら、切磋琢磨する毎日を送っているのです。

これも日大豊山高校の水泳部が存続してこそ成り立っている教育のありかたです。

伝統を守り継続することには大変な困難が伴います。

ましてや一度失われてしまったものを取り戻すということは何倍もの時間や労力を要するものです。

私も何度か首里城を見学しましたが、その美しさに伝統の素晴らしさを感じた一人です。

いつかその美しさを見る日が来ることを祈っています。

竹村知洋

 

 

 

 

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東京都ジュニア秋季

2019-11-06 06:55:02 | 入部をお考えの皆様へ

 

先月、辰巳国際水泳場にて東京都ジュニア秋季大会が開催され、新チームとして初めての試合に臨みました。

練習を始動し1ヶ月弱であり試合感覚も離れつつありましたが、ベスト更新した選手が多数いました!

その中で、高校3年生谷口卓君が50m平泳ぎで26秒81の日本高校新記録を樹立しました!

また、高校1年田中雄貴君は50m、100m、200m背泳ぎで3種目ともベストを更新しました。

チーム全体は練習中からも声出しなど全員が積極的に行えています。

現在練習自体は大きな問題もなく、良い雰囲気で取り組めているのでこのまま継続をしてほしいです。

次の試合は今月21日から行われる東京都OPENに出場します。

全員がベスト更新を達成できるように日々の練習を頑張りましょう!

森重 拓朗

 

 

 

 

 

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