ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/23日 鞍掛山と無名の763m峰 その7(最終):いろいろあって、何とか下山。ヨタカやイノシシなど

2013-07-02 07:12:56 | 草花
鞍掛山の山行レポートは今回で最終となります。
ウッカリ昼食を買い忘れて山に入り、非常食と水だけで行動をつないで来ました。
その御蔭でエネルギー切れを生じましたが何とか下山し、帰宅できました。

進退窮まる ↓

763mピークに着いた後、下山ルートを探しますが、傾斜が厳しくて、とても下りて行けそうにありません。
GPSで確認しながら三度ほど試行錯誤を繰り返し、最終的に選んだルートが、途中でとんでもない危険箇所に出たので、やむなく引き返し、登ってきたように戻ることにしました。



林道に戻ってきた ↓

取り付きの林道に戻りました。時刻は17時30分近くで、山の中では薄暗さを感じるようになりました。



稜線取り付き口 ↓

林道が切れて山の登り口になったところに「東海自然歩道」の表示があります。
この道は稜線に登り返して、びわくぼ峠まで戻る道になります。



水筒に水を詰めなおす ↓

道の脇に水の染み出す場所が有ります、ここで水筒に水を満たします。



稜線にカムバック ↓

午前中に通った稜線に戻って来ました。時刻は18時02分。
明るいうちに少しでも残余部分を詰めておこうという気持ちが働きだしました。



モチツツジ ↓

来るときに見落としていたものが出て来ました。



御殿山と三ツ瀬明神山 ↓

左から二つ目、奥の丸い山が御殿山で、右端の奥に三ツ瀬明神山が見えています。



御殿岩 ↓

御殿山の次は御殿岩です。朝、先端部まで行っていますので、今度はそのまま通過します。



保護柵 ↓

保護柵つきの岩稜を歩いて・・・・



こんな道も・・・↓

朝通っていますので休みを入れずに先を急ぎます。



びわくぼ峠 ↓

見慣れた便所つきのびわくぼ峠に着きました。この時間は午後7時20分。
スーパームーンの月明かりを期待していましたが、それが空振りになりそうです。
ヨタカが時々「キョキョキョキョキョ・・・・」と啼きます。
ヘッドランプを取り出して下山路を歩きだします。



びわくぼ峠 ↓

暗くなった林内で間歇的にトラツグミが「フィーッ」と一声啼きます。
この鳥をかつてヌエ(鵺)と呼んだようで、横溝正史原作の「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という映画もありましたね。
そんなことも知らない小生は、帰ってからお友達のコリン様から教えてもらって初めてこの鳥の名前を知ったことでした。
暗闇に対して恐怖感を待たない小生は、「ヌエ」(=トラツグミ)の声さえものどかに聞きながら下山していきます。



ここでスーパームーンについてネット上にあった、共同通信社の記事を引用させていただきます。
スーパームーン ↓

この時は実に頼りない空で、月は殆ど見えませんでしたが、帰りの車での走行中に、二度もイノシシの成獣に出会いました。
二度目の時には子供イノシシを連れた母イノシシでしたね。
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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (多摩NTの住人)
2013-07-02 08:01:57
今回の山行はお疲れさまでした。
食べ物が無くなるのは、寂しいものですよね。
奥様の料理が有り難かったのではないでしょうか。
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多摩NTの住人様へ (ぶちょうほう)
2013-07-02 08:41:49
多摩NTの住人様 こんにちは コメントをありがとうございます。
今回は大失敗でした。その所為で、腹ペコタイムが長いこと続いてしまいました。
食料さえあれば馬力も付いて、暗くなるまで歩かなくても良かったに違いありません。
手料理はいつもありがたいものですね。
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無事帰還 (まよこ)
2013-07-02 10:48:20
ぶちょうほうさん今日は。
今回は食料不足と戻り道 過酷な山登りになってしまいましたね。
でも無事にお家に戻れてほっとしましたが 心身ともに健常なぶちょうほうさんに感服。
まよこはお腹が空くといらつきます。(笑)

7時過ぎまで山中でしたので 色々な経験もあったご様子ですが イノシシミ ヌエも被害無くて本当に良かったです。

スーパームーン知らなかったです。
どの道こちらは天候不順で見られなかったでしょうけど 見てみたかったです。
お勉強になりました。
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まよこ様へ (ぶちょうほう)
2013-07-02 13:14:08
まよこ様 こんにちは コメントをありがとうございます。
歩いた距離は大した事なかったのですが、食料切れの中で、仰言る通り苛酷に感じた山行でありました。
自分のことで一つ言えることは、体力の限界を大雑把ではありますが把握していることかもしれません。
それは万歩計とGPSを持ち歩くようになってから、数値で計るように心掛けてきた結果だと思っています。

そのほかに、今回のように歩くのに危険な箇所に遭遇し、それを強行突破する気持ちにならないだけでも進歩だったと思いました。

山中でヘッドライトを点けて歩きますと、光の中に、蛾が飛び込んできます。
そんなことが沢山あり、随分煩わしく感じました。
しかし、鳥獣は寄っては来ないようですので心配はありませんでした。

アテにしていた月明かりが得られずに残念ではありました。
スーパームーンは年に一度のペースで来るそうです。
来年のスーパームーンは8月11日だそうです。
朝早いそうですが、興味がおありでしたらどうぞ。
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想定外 (keitann)
2013-07-03 17:24:08
ぶちょうほう様、こんばんは。

低山と言えども、今まで歩いたことのないコースはハプニングがつきものですね。
最後のピークで、思いのほか厳しいくだりのため引き返され、下山時刻が大幅に遅れたようですね。
それに、お昼ご飯を買い忘れというのも珍しいハプニングでしょうか。
私の山知人も登山口までのコンビニが突然計刺されていて、車の中にあったお孫さんのおやつでしのいだという人がいました。
ルートについては、私も最近、初めての縦走ルートを歩きましたが、ガスっていたのと初めての岩場の道で、途中、登山路を外れて踏み跡をたどってしまいました。
途中で気付き、引き返し、手分けして正規のルートを15分ほどで見つけたので事なきを得ましたが、一人だとルートファインディングも厳しいですね。
一のミスもない完璧な山登りと言うのは難しいものですが、御記事を拝読していろいろと考えさせられました、、
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keitann様へ (ぶちょうほう)
2013-07-03 19:33:38
keitann様 こんにちは コメントをありがとうございます。
一人で山を歩くということは、全ての責任を自分で背負って歩くという事で、結果に対して言い訳ができないところが、判り易いですね。

今回は病み上がりでしたので、少なく歩くように心掛けました。
そのようにコースを作ったのですが、最後の部分で、下り道があまりにも険阻なので、引き返しました。
このタイムロスとコース変更が響き、夜間下山となってしまいました。
兵糧攻めにも遭い、最後の2時間くらいは全身全霊的に緊張感を持って歩きました。

昼飯の買い忘れは始めて経験することでしたが、常時非常食を携行していますので、それなりに形は付いたようにも思います。

それから地図上には山道が引いてありますが、現地ではそれが消滅するくらいに道が磨耗・消滅・変化していてこれにも苦労しました。

鳳来湖を取り囲む山は、標高は低いですが非常に危険な箇所が沢山あり、そこで道が消滅しているとかなり危険な山行となってしまいます。
あの辺の山で、山中彷徨は相当危険なことになりますね。

GPSを使ったルートファインディングでは、現地での危険度は予測できませんので、実際にそこに行って、しり込みするようなことは実にしばしば出てきます。

今までの山行ではケモノ道は人間も歩くことのできる道として考えて来ましたが、今回はそのケモノすらも通らないような急傾斜となっていましたね。
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あわや遭難! (山ちゃん)
2013-07-05 09:39:58
ぶちょうほうさん、こんにちは!
あわや遭難かと思いましたよ。随分遅くなってしまい、さぞ心細かった事でしょう。
GPSがありますから軌跡を辿れば戻れますが、腹ペコと暗闇が不安を掻き立てたのじゃないでしょうか?
一昨年の荒川岳ピストンを思い出します。
ご無事で何よりでした。
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山ちゃん様へ (ぶちょうほう)
2013-07-05 10:34:58
山ちゃん様 こんにちは コメントをありがとうございます。
主稜線の尾根道はこれまでに何度も通った道ですので、わざわざこちらの道を選んで戻りました。
もう一つの道は里に下ってから山裾を遠巻きしながら戻る道なのですが、そちらのほうが却って不慣れでしたので・・・・・・・。

この日は満月であるということを事前に知っていて、アテにもしていましたが、空模様がやや不満足でした。

夜の闇は大したストレスではありませんでしたが、ハラペコのほうは相当プレッシャーになりました。
意外なことに携帯電話の通話が殆どの場所で利いたので、家と連絡は取り合えていました。
返信する
鞍掛山シリーズから・・ (yomogi)
2013-07-21 11:26:35
ぶちょうほう様 お早うございます。
お出掛けになられました、三河のお山から色んな花さんを見させて頂いています。
ウチョウランも実際には見たことが無い花ですが、
名前だけでも教えて頂くことができて、いつの日か見られるのが楽しみにしています。

ヤブレガサは舟伏山で群生した光景を見たことがありますが
その後成長した姿は見たことがなくて、結構大きくなるんですね。
よく似ています、モミジガサっていうのもあるのですね。
ナベワリといいます植物も知らずにおりますので、教えて頂きました。

自然の中に見ます植物などは、知れば知るほど奥が深いって感じですので
一種類でも自分の目で知って見る事が出来るようになりますと、本当に嬉しくなります。
またそれが楽しみとなって、これからも続けていければと思っています。

塩津温泉という集落に車を止められての登山とのことですが、
お写真を拝見させて頂きますと、本当に高い所まで登って来ておられるのですね。
私には高い場所からの眺めはなかなか見られませんので、嬉しく拝見しています。

ヤマヒルも数年前までは、私には縁が無いものと思い込んでいましたので
今までは林の中でも草木をかき分けては、写真を撮りに入り込んでいましたが
この頃はつい尻込みをするようになって来てしまっています。
一度被害に遭ってビックリしましたが、恐さも知って今ではよい経験になりました。
これからも気を付けなければと思っております。
長々とまとめてスミマセン。三河の鞍掛山のシリーズから
風景や未だ知らない花など沢山見させて頂きました。有難うございました。
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yomogi様へ (ぶちょうほう)
2013-07-21 14:42:36
yomogi様 こんにちは コメントをありがとうございます。
季節それぞれに咲く草花ですが、この出かけた時期は端境期に当るのではないでしょうか。

草花の様子もすっかり落ち着いたものでしたが、その中でウチョウランは嬉しい再会となりました。
昔は身近な場所で見られたようですが、最近は手の届くところのものは取り尽されてしまった感があります。
今回のものも、やや危険な斜面を登り、花の姿を見つけたものでした。

ヤブレガサとモミジガサ・・・・仰言る様に違いを見分けにくい中間的なものが相当数存在するようです。
自然界では教科書的で無い物が数多く存在するようですね。

ナベワリは比較的珍しい植物に入るかもしれませんね。それに花も地味すぎますね。

塩津温泉は山懐のどん詰まりの集落に有ると言っても、言いすぎではないかもしれませんが、一応心細い道ですが、車で通り抜けることは出来ます。

ヤマヒル・・・・若いころは咬まれてもそれ程苦にはなりませんでしたが、歳取ってからは、その後の後遺症が長引き、それが辛くなりました。
ダニでもそうですが、咬まれたあと痒くなり、しこりが出来て長いこと疼きます。
そんな事が嫌ですので最近は警戒するようになりました。
忌避剤等が売られてもいるようですが、これといったものが見つからないので困っています。
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