武装錬金 10ピリオド 和月伸宏 2006年4月9日 集英社

斗貴子は、皆を守るために命をかけたカズキに代わり、蝶野と決着をつけようとするが・・・。完全描きおろし『武装錬金アフター』と、特別読切『エンバーミング-DEAD BODY and BRIDE-』も収録した感動の最終巻!!

裏表紙より。
さ、『最終巻』ダッテー。

武装錬金ピリオド

斗貴子「カズキの代わりはいない」
　「誰もカズキの代わりになれるはずもない」
　「わかっている」
　「それでも・・・・・・」
　「それでもせめて」
　「カズキが果たせなかった貴様との〝決着〟だけは代わりに――・・・」

だーれーにーもーきみのーかわりなんてー
なーれーるはーずーはなーいーんだー

パピヨン「武藤カズキのいない世界など」
　「何の興味もない」
斗貴子「蝶野攻爵ッ!!」
パピヨン「貴様がその名で」
　「俺を呼ぶな」

斗貴子さん対パピヨン、ファイ・・・・・・ッ！

斗貴子「・・・カズキがいなくても――」
パピヨン「!!」
斗貴子「カズキが命を懸けて!」
　「守った世界だ!!」
パピヨン「チイッ!!」

パピヨンが身を挺して守ったモノ。
それは世界を滅ぼすためのビックリ発明ではなく――

鷲尾「主の望みはただ一つ」
　「武藤カズキとの決着」

・・・・・・パピヨンなら、2年もあれば月くらいいけるんじゃね？（無粋）

パピヨン「諦められるのか?」
　「貴様は武藤カズキを」
　「諦め切れるのか?」

(´；ω；｀)ブワッ

カズキが消えて1か月でこれじゃあ、斗貴子さん廃人まっしぐらじゃないっスか・・・・・・。


しかし、絶望は照らされる。

山吹色の
綺麗な
光――

空に輝くあの光は・・・・・・！

千歳「話は後で一緒に来て!」
　レーダーの武装錬金!
　ヘルメスドライブ!!
　「特性は対象への捜査及び瞬間移動」
　「移動は私を含めて人二人分が限界だけど」
　「行くわねいい?」

攻撃力はおろか防御力すらない武装錬金。
「戦う意志で発動する」はずなのに・・・・・・と思ってしまう。
それともメッチャ頑丈で鈍器や盾に使える？
話の都合で急遽つくられた『いと哀れ』な部分にツッコンでも詮無いことだけど。


千歳に拉致された斗貴子さんを待っていたのはー

バスターバロン
発進!!!

さすがに「スペースシャトルの武装錬金」を急遽つくることはなかった模様。

カズキ「ヴィクター」
　「オマエ」
　「なんで・・・・・・」

ヴィクター「行け」
　「お前が守った者達が」
　「お前の帰りを待っている」

さらば、ヴィクター・・・・・・さよーならー・・・・・・

カズキ「もう戦う意志がないならヴィクター」
　「共に生きる道を新しく探そう!!」

どこまでもカズキ。

ヴィクター　絶望にしがみついた男と・・・
　希望を手放さなかった男・・・
　〝絶望〟が〝希望〟に
　敵うはずなどない――――・・・

そうあってほしいねぇ・・・・・・。

斗貴子「カズキ!!」
カズキ「斗貴子さん!!」

斗貴子　今度こそ
　キミと私は
　一心同体だ――!!

どちらもミサイルすら効かない状態なので爆発は諦めます。


何はともあれ、流星・カズキカン！
待っていたのはもちろんこの男！

パピヨン「武藤ォ――!」
　「カズキィッ!!」

カズキ、パピヨン「決着を」
　「つけよう」


　「いくぞ」

カズキ対パピヨン、ラストバトル、ファイッ！

パピヨン「今度はしくじるな」

照星「――以上をもって錬金戦団の活動を」
　「一時凍結します」
　「継続はホムンクルスの再人間化の研究と核鉄の管理の二つ」
　「戦士の核鉄は一度 全て回収します」
　「戦団に残るも退くも各自の自由ですが」
　「戦いはこれにて」

クビになった後、錬金術の知識を悪用する奴が出てくるフラグですねわかります。


もちろん斗貴子さんの核鉄も回収。

斗貴子「核鉄は私の身体の一部同然だったから」
　「いざ手放してみると少々心細くてな・・・・・・」

銃刀法にひっかかるからバルスカのコスプレはだめよ？

斗貴子「!」
カズキ「大丈夫ここにある核鉄は」
　「これからずっと斗貴子さんと一緒だから」
斗貴子「そうか・・・」
　「それならきっと安心出来る」

今なら防げまい・・・・・・
ニアデスハピネス！！

武装錬金
―完―

つまりこの作品は「18歳の女の子が未来の旦那を探す物語」だったんだよ！

エンバーミング-DEAD BODY and BRIDE-

ジョン=ドゥ「ジョン=ドゥ」
　「本名はオレも知らねぇ」

ホムンクルスとは別方向の『人造人間』がヒャッハーする話。

『「るろ剣」』派は『賛』で、『「武装錬金」』派は『否』だそうで。
・・・・・・SQ連載版が去年完結？
全10巻だから探してみるかなー。

武装錬金アフター

御前様「・・・・・・」
カズキ「斗貴子さんはああ見えて」
　「ちょっと変なところがあるから」
パピヨン「貴様が言うなよ」
ブラボー「お前もだ」
毒島「ブラボーさんも・・・・・・」

ビシィ
トン
クイ
こういう軽快なのはイイネ！

カズキ　まるごと全部
　斗貴子さんのコトが
　好きだから!!

ジェノサイドサーカス全弾命中！
・・・・・・あ、あれは！
バカップル第3段階！？

とっきゅんが幸せならそれでいいんじゃないでしょうか（諦め）





「武装錬金」の世界は、もうちっとだけ続くんじゃ。