ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

甘えを許さなかった相手は?

2017-09-12 23:25:22 | 釣り
今晩、同じ時間に同期生A君と知り合いBさんのお通夜がバッテングしました。A君の方に私が出て、Bさんの方には、カミさんに先発して貰い、A君の通夜が済み次第Tさんの方に車で向かうことにしました。

A君は奥様が若くして急逝した時には、1週間泣きっぱなしで酒を飲みながら皆が心配しました。A君は奥様は死んではいないと思いこんで、冬、雪の下になるお墓に収める奥様のお骨を分骨し、一部は、お寺の納骨堂に預け、何かあると納骨堂にお参りして奥様に話しかけておりました。というお坊さんの話でした。

この親にして息子さんのご会葬御礼の挨拶は、父が一番甘えを許さなかった相手は、自分自身でした。それは、医師という職業に誇りを持っていたという確かな証なのでしょう。医療の道一筋に歩んだ日々、患者さんの気持ちに寄り添えるようにと心がけていた姿が印象に残っています。多くの暖かなお力添えを頂き、それに応えたいと励み続け、生涯現役を貫けた本当に幸せ者です。

こういう素晴らしい挨拶が出来るようになっていた息子の姿にA君はホットしたでしょう。話を聞いたカミさんは、あなたの場合、息子は、釣りキチの父が、「一番甘えを許したのは自分自身でした」というでしょうね。