始まりに向かって

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ホピ族のペテログラフ(岩絵)・・吉田信啓氏

2014-02-11 | ホピの白い兄・石版など


吉田信啓氏の「岩刻文字の黙示録」という本を読んでみました。

リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。

当ブログのメインテーマであるホピ族についての記述のある、1995年に出された書籍です。


             *****

          (引用ここから)


「宇宙人は常に上空に滞空した天空船から地上を見ていて、地球に危機が訪れた時、その天空船に乗って降りてきて、必要な人間だけを助け、しばらく天空のある場所で過ごさせた後、地上に戻してくれる」

という伝説が、北アメリカに絵図や岩に刻んだロックアートと呼ばれる岩絵で伝えられている。

私がこのことを知ったのは平成6年5月、アリゾナ州のフラッグスタッフから車で3時間ほど走ったメサにあるホピインディアンの古い地ホテビラのホピの長老の家であった。

私は北アリゾナ大学で開かれた国際岩絵芸術学会連合の学会に参加するためフラッグスタッフに「日本ペトログラフ協会」の16人の仲間と一緒に滞在していた。

長年ホピ族と生活を共にしながら映画「ホピの予言」とその続編「浄化の日」を撮り続けている宮田雪監督の案内で、ホピの長老の一人であるゲスリスウマ・マーティン氏の自宅に招かれたのだった。



マーティン氏は「マヤやインカの時代から伝わった絵図」の写しを質素なテーブルに広げて

「人類は「第4の世界」に移行しようとしている。

この「第4の世界」は、物質中心のこれまでの人類の歩んだ道と、これから人類が進むべき精神文化中心の道とに分かれるこの辺から始まる」

とその絵図を示しながら説明してくれた。

その絵図の線刻は、ホピ族の最古の村であるオールドオライビと、マーティン氏が住むホテビラ村との間の荒れ地にあるホピの聖地の大きな予言の岩にも描かれているという。



「この二つの道のどちらを選ぶかで、人類が生存し続けるか、絶滅してしまうかが決まる。

この分かれ道の真下にある印は、「ホピの予言」で「死の灰のつまったひょうたん」とよぶ原子爆弾です。

原爆による世界原子爆弾戦争を経過して、人類は破滅の道を進むか、世界最終戦争を回避して精神文化の道を選び、人類繁栄の道で生き残るかの瀬戸際を私たちが生きていることを、この絵図は示しているのです。さらに・・」

とマーティン氏は、古びた絵巻物の左端の上の部分に描いてある四角い乗り物を指した。

「これが「スカイピープル」とホピ族が呼ぶ、天空人の乗り物です。

天空人はこのようにして、いつも天空の一角から地上を眺めています。

そして、いざという時に降下して、必要な人間を「スカイシップ」に乗せて助けるのです」と言った。

     
             (引用ここまで)

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