ビオラのつれづれ記

大好きなお花のこと、
日常のちょっとしたことなどを書き留めています。

読書あれこれ

2018-01-31 22:02:46 | 日記・出来事

お正月を過ぎてちょっとハイペースで本を読んでいます

[BUTTER」「潮鳴り」「恋歌」「家日和」「長男の結婚」「本日は御日柄もよく」

「総理の夫」「空中ブランコ」「阿蘭陀西鶴」などなど・・・

ジャンルはいろいろですが女性作家の作品が多いかな

 

 

柚木麻子著の[BUTTAER」は首都圏で結婚詐欺を繰り返し男性3人を殺害したという事件を

モチーフにしていて犯行に至るまでの心の闇を彼女の生い立ちや考え方などから突き詰めようとしています

その容疑者として逮捕され死刑が確定した木嶋佳苗が獄中から激しく抗議したというその内容は

当時テレビのワイドショーをにぎわせた報道がよみがえりました

タイトルのバターとは何かと思ったら料理上手と言われた犯人の味覚の根本や思いの根底が

バターにあったのではないかという作者の思いからでは?と納得

 

 

「潮鳴り」は昨年末亡くなった葉室麟の作品

直木賞を受賞した「蜩ノ記」が有名ですが彼の作品に共通するのは困難に屈しない人物像

潮鳴りも「落ちた花は咲かない」というたとえを覆し人生をやり直し「心に花を咲かせる」物語

時代小説は以前あまり読まなかったけれど数年前葉室さんの本を読み始めてから変わりました

ご冥福をお祈りします

 

  

そして初めて読む朝井まかての作品 「恋歌」

「恋歌」は以前直木賞に選ばれた作品ですが私は作品名より名前の「まかて」に変わった名前だなぁの印象が強かったです

そんなわけで「恋歌」は全然予備知識もなしに読み始めたのですが

ラブロマンスの色が濃い話ではなく明治の歌人中島歌子が幕末の水戸藩の天狗党による内紛に巻き込まれ

自らも投獄されるなど過酷な運命に翻弄されながらも強く生き抜くという史実に基づいた物語でした

複雑で難しい幕末の歴史を女性の視点で描いているのが読みやすさを引き出しているのかも?

私も一気に読み終え「阿蘭陀西鶴」につながりました

 

  

「本日はお日柄もよく」「総理の夫」は原田マハの作品です

「本日は・・・」は言葉のもつ力やその影響力を深く考えさせられた作品

先の総選挙で小池さんが発した「排除します」の一言が上昇ムードだった「希望の党」の流れを

大きく変えてしまった事が思い出され、言葉って本当に大事だなと再認識でした

 

「総理の夫」は消費税増税と社会保障の実現を 目指して、古い政治と立ち向かう女性総理大臣の活躍とそれを支える愛妻家の夫の話

まさに現在の日本が必要としている理想の政治を強い信念とリーダーシップでを実行しようとする姿に拍手してしまいます

現実社会でもこんな総理がいて欲しい~~と強く思いました

「本日はお日柄もよく」の辣腕スピーチライター久遠久美が登場するのもご愛嬌でした

原田マハも最近になって開拓?した作家ですがどれも外れがありません

 

今夜は皆既月食

綺麗な満月がどんどん欠けて褐色になる様子を眺めています

流星群を見るのと違って見上げれば間違いなくそこに見えるのがうれしい

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鋸山ハイキング

2018-01-23 22:43:52 | おでかけ

21日、久しぶりで五十雀ハイキングに参加して房総の鋸山へ出かけてきました

翌日の22日は首都圏は大雪で大混乱でしたがこの日は一日違いで天気も良く暖かでハイキング日和でした

鋸山(329m)は岩肌があちこちに露出していてのこぎりの歯に見えることからその名がつけられたそう

その岩肌とは石を切り出した跡です

     鋸山では江戸後期から房州石と呼ばれる石を鋼のつるはしで職人一人・日/8本切り出していました

     それを麓まで運んだのは車力と呼ばれる女性でネコ車に3本(240キロ)ずつ載せて山の斜面を下りました 

     それらは港から江戸方面へ送られ建設材として多方面に使われましたが

     昭和60年を最後に石切りの歴史は幕を閉じました

     

登山ルートはいくつかありますが今回は切り出した石を運んだ車力道コースを登りました

 

 

当時重い石を載せた荷車を押して女性がこの坂を下ったのかと思うとおどろきです

急斜面が多い狭い道の敷石には丸く轍の跡が残っていて長きにわたってこの道で汗を流した

女性たちの苦労がしのばれました 

 

急な石段や階段を上りようやくの思いでたどり着いたのは地球が丸く見えるという展望台

天気は良かったけれど霞んでいて富士山も見えず丸くも見えませんでしたが

東京湾の眺望は素晴らしかったです

対岸に見えるのは三浦半島です

石切り場跡

 垂直に切り立った壁が迫力満点  

コンクリートの出現で建築文化が変化し石材の需要はなくなり石切りは衰退していったようです

    傍らに放置された道具が何かさびしげ・・・・

  

     のこぎりの歯に見えるという鑿の跡がはっきりとついた壁の間を進みます

鋸山のもう一つの見どころは日本寺です

1300年前聖武天皇の勅願所として開かれた歴史あるお寺です

鎌倉大仏の2倍以上あるという日本一大きな大仏の高さは31m

大きい~~

もともとは1783年に岩を彫刻して作られた大仏ですが長年の風雨による侵蝕で崩壊状態だったものを

昭和40年代に修復し現在に至っています

 石切り場跡に作られた百尺観音と呼ばれる磨崖仏もすご~い! 

お願い地蔵

小さなお地蔵様に名前を書き願い事を唱えながら納めると願いが叶うといわれています

ずらりと並んだお地蔵様に込められた願いは?

こには仏様以外にもびっくりするような所が・・・

石切の職人が遊び心で掘った「地獄のぞき」という展望台です

岩場から突き出た先端は細くなっていてスリル満点

大丈夫かなぁ 

でもせっかくだからと恐る恐るその先端へ進みましたがあら、意外と平気でした~~

でも下を覗くと下にいる人達が豆粒のよう、やっぱり怖~い  退散、退散でした

 鋸山は単に登山を楽しむだけでなく石切場跡や日本寺など見どころいっぱいの山でした~♪

 

帰りに立ち寄った海ほたるの展望台ではアクアラインがもうすぐ開通するという20年前

最後のカーフェリーで木更津に渡った事など思い出しながら

行きかう船やひっきりなしに飛んで来る飛行機を眺めました

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お利口すぎるのが難点?

2018-01-15 19:21:03 | くらしいろいろ

インフルに罹ってしまって年末の大掃除はパスしてしまいましたが

やろうと思っていたのにできなくて何となく落ち着かなかったのですが

風もなく穏やかだった昨日浜風で潮が絡みついてしまっている玄関ドアの掃除を済ませてスッキリしました

ドアは黒いサッシなので飛んできた潮が白く絡み付いて目立つのです

潮風は普段はあまり意識してませんが

春先の芽吹きのころ南風が吹くと新芽は潮にあたって枯れてしまうのをみるとその塩害を改めて思います

 

     一鉢200円也の超お買い得サイネリアですがつぼみはいっぱい、満開が楽しみです

      

今朝食事の用意をしようとガスをつけたら点火はするのですがすぐに消えてしまいます

どうしたのかと鍋をどけるとふきこぼれの跡を見つけました

昨夜はお鍋だったのでガスコンロは使っていないのでこのふきこぼれはいつのもの???

とにかく急いでふきとって改めて火をつけましたがピー!という警報音がして消えてしまいます

これはダメだと違うコンロに鍋を移しましたがこちらも同じように消える・・・

何回やっても場所を変えても同じで消えてしまう・・・

これは困った  ガスは諦めて火を使わないサラダとパンで食事を済ませましたが

このままガスが使えなかったら大変とガス会社に修理依頼の電話をして来てもらいました

でも昼前ガス屋さんが来て火をつけたらなんと火は消えずにちゃんとついているではありませんか

あれ????どうして?

今朝の状態をいろいろ説明しているうちに「ふきこぼれなどありませんでしたか」と言われ

「有りました、いつのものかわからない状態のふきこぼれがありました」と私

ガス屋さんはそれで納得したようでした

長時間のふきこぼれがセンサーまで沁みこんでしまった結果エラーになり

時間が過ぎて乾いたので火がつくようになったらしいのです

でもふきこぼれ以外のコンロまで消えてしまったのは?

「センサーは全てに繋がっています」  そういう事ですかぁ

色々とセンサー機能がついてずいぶんと便利になったガスコンロですが

こういう時にはお利口すぎるのが問題のようです

ふきこぼれにご注意あれ!

 

 

 

 

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今年もよろしくお願いいたします

2018-01-06 19:49:56 | 日記・出来事

おくればせながら「明けましておめでとうございます」

不覚にもインフルに感染してしまい大晦日まで頭が痛い、体がだるい・痛いで病人をしていました

それでも何とか元日には熱も下がり復活して新年を迎えることが出来ました

ずっと寝こんでいたのでお正月の準備は何もしていません

そんな非常事態?のお正月なので娘は心配しコストコで大量の食料を買いこんでの帰省

そのおかげでお節ちはなかったけれど何とか大勢の胃袋を満足させることができました

近くのスーパーも元日から開いていて有りがたいことでした

 という事で何とか新年が始動 

今まで健康自慢でインフルエンザの予防注射も必要ないと思っていましたが

やっぱり歳です、今年からは予防注射もしっかり受けなくてはと反省の新しい年の始まりでした

 

今日は近くのお寺で行われた出初式のはしご乗りを初めて間近で見ました

木やり歌に合わせて力強く振られる纏

           高いはしごの上での演技にハラハラ

 

    バランスを崩さないようにエイ!

 

   高い梯子の上で演技する人はもちろん

  その梯子を何本かの鳶口によってバランスよく支える人達の技もすごい!

  年の初めに良いものを見せてもらいました

 

  皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします

   

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