オートバイで行くインド・アフガニスタンの旅

写真やイラストつきのオートバイ旅行記

no.119   ギリシャに入る

2018-03-21 10:45:40 | オートバイ旅行記
 

 
 10月15日(金)この日、イスタンブールよりギリシャに入る。
 ギリシャで最初の町、夜食事を取ろうとぶらついていると、イカ天が眼に入ったので、おもわず
 その食堂に入った。 イカ天、この旅で、初めて出会った。 そこは日本人なので、夢遊病者のごとく、
 店に吸い寄られたのであった。

 幸い醤油は持参していたので、それをかけて食べた。 それでついつい食べ過ぎたか、勘定はと、
 みると21GD取られた。  1GDは12円なので、いくら何でも少々高い。 要するに「ボラレタ」のだ。


 ギリシャに入って、はじめから「こうだ!」、これは「油断ならないぞ!」とトルコで気が緩んだのを
 もう一度締め直さなければと、思い知らされたのだった。 世界有数の観光立国だけのことはあるわいと
 変に感心もしたのだった。

 ギリシア東部最大の町、テサロ二キは街中を流しただけで、エキスプレス・ハイウェイに入る。
 久し振りに快適に飛ばして、この日700Kmを走る。 29GD(348円)

 アテネに着いたのは、夜になってからだ。 アテネ市内の手前に、キャンプ場があったので、
 そこにとりあえず泊まる。 20GD (240円)

 この日は他に泊まっている様子はなく、40才ぐらいの管理人はヒマそうで、こちらが荷を下ろし、
 キャンプの用意をしていると、何かと話かけてくるのだが、この人物はもっぱらそちらの話が
 興味あるらしく、例えば、「大きい女性と小さいのとどちらが好きか?」こちらは「もちろん
 小さいに決まっているだろう。」というと、奴さんは「俺は大きい女がいい。・・・」なんて
 言う会話を吹っ掛けて来る。 そんな問答をしながらも、こちらは手を空けずに、簡易テントを
 設営していった。 そしてその夜は疲れていたので、そのまま出かけないで、眠りについた。

 翌日の朝6時ころ、激しい雨に襲われ、簡易テントの中まで水が浸入し、慌てて事務所のある建物に
 に避難した。そんなことがあったので、町中のユースホステルに移ることにした。


 行きがけの通り道近かったので、アテネ観光のハイライトのパルテノン神殿に寄った。 
 
 そこで新婚さんと思われる日本人カップルに出会ったのだが、どんな言葉を交わしたのかは分からない。
 こういう時、ちょっとでも手帳などに話した内容など書きしるしておくと後で、その時の情景を思い出し
 旅を2度楽しめるのではないかと、今にして思う次第だ。

 
 その後は他に寄らずに、ユースホステルに直行する。 そこには既に、5,6人の日本人が泊まっていた。
 さすがヨーロッパの観光大国ギリシャのことだけある。 イスタンブールでもそれ程の日本人に出会わなかった
 ので、そんな事でも強い印象を持ったのだった。


 次回に続く!

  
  

  パルテノン神殿は、アクロポリスの丘(地上150m)に聳え立つ石造りの建物。
  古代ギリシャ文明のシンボルであるとともに、現代ギリシャ観光の最大の売り物でもある。
  エジプトのピラミッドにしろ、クレーン重機も無い時代に、よくぞここまでの重い石を
  積み重ねたものだと思う。 そちらの方にまず感心してしまう。

 
 

  

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