塩を売って緑を買う男・バンベンの日記

塩や重曹を売りながら内モンゴル・オルドスの砂漠緑化を進めるバンベンの奮闘記。商品についてはHP(バンベンで検索)まで!

【祝15周年!】

2021-02-01 | Weblog
今日から有限会社バンベンの15期目がスタートしました!

単価も安く回転も遅い塩をメインによく15年も続いたなぁ、と自分でも感心しますが、前期はコロナの影響で主力の業務用(特に飲食店向け)の塩の販売が大きく落ち込んでしまいました。

業務用は急には回復しないので、今期は個人向けバンベンオリジナル商品の販売に力を入れていこうと思っています。

ラーモン・大草原のはみがきこ・これ一本・・・。いろいろオリジナル商品を作ってきましたが、作っただけで満足して、あまり販売に力を入れてきませんでした。

ほとんど営業もせず、ネットショップもほったらかし状態・・・。一つ一つの商品にもう一度光を当てて、その魅力を伝え、地道に顧客を増やしていけたらと思っています。

そして今年はもう一つ大事な節目の年。内モンゴル・オルドスに派遣されて30周年を迎えます。

日本語教師としての経験を積むために気軽に参加した青年海外協力隊でしたが、オルドスでの3年間を経て、厳しい砂漠化の現状を体感して、試行錯誤の末、今の塩を売って緑を買う方式の砂漠緑化事業を立ち上げることになりました。

本来ならこの夏にオルドスの教え子たちと盛大に記念イベントを行いたいところですが、こちらもコロナの影響で現地入りすらままなりません。

せめてこの30年を振り返って、今後の活動の糧になるようなことが何かできないか、今考え中です。

ということで今年は過去を振り返りつつ、現状を打破しつつ、未来に向かってのビジョンを生み出すという盛りだくさんな年になりそうです。

1日1日を大切に積み重ねていきたいと思います。今期もよろしくお願いします!

*写真は30年前のオルドス派遣前の新聞記事

久々に小城鍋島家ten裏の畑へ

2020-04-20 | Weblog
4月20日


雨上がりの月曜日。久しぶりに鍋島家tenの裏庭にあるバンベン菜園へ。

今年は僕が小城ぱく畑に掛りっきりになるから、妻がここを管理することになっていたが、体調不良のため当分畑仕事ができない。でもずっとほったらかしにするわけにもいかないので、時間を作って農作業。

小城ぱく畑で撒いた蕎麦の種が余っていたので、ここでも撒いてみることにした。

9:30に作業スタート。まず刈払機で草を刈って、草を取り除いて、耕して、畝を作って、もう一度草を取って、慣らして、種まき、軽く土をかぶせて、水をたっぷりかけて12時過ぎに終了。

耕しているときにカブトムシの幼虫みたいなのが5,6匹出てきた。

早く発芽しないと鳥に食べられそうだが、まずは5月に白い可憐な花を見るのが楽しみだ。

後は梅雨が遅れて無事に収穫できるのを祈るのみ。

水巻町立伊佐座小学校

2020-02-12 | Weblog
2月12日(水)

雨の中、車で水巻町まで。これでもかと続く出前講座。この時期僕はまるで現地集合の旅芸人。

10:10伊左座小学校に到着。しばし校長室で待機。今日のパートナーもマンダルワさん。

10:30に音楽室に移動。約50人の生徒が体操座りの体勢で待っていた。学校は違ってもどこもだいたい同じようなパターン。

まずは僕の体験談。モンゴル事情はさらっと流して、塩を売って緑を買う男の話に入る。内容は2日前に社会人向けに講演したものとあまり変わらない。
砂漠化の話やどうやったら緑に戻るかなど小学2年生には難しいと思われるかもしれないが、これを話さなければ僕が小学校を回る意味もないと思っている。そしてそれはしっかり伝わっている。子供たちの目を見ればわかる。

でも子供たちの最大の関心事は馬頭琴であることも承知しているので30分で話を切り上げる。

あとはマンダルワさんにバトンタッチ。僕が伝えきれてない部分モンゴルの食事や学校の様子などを丁寧に説明し、お待ちかねの馬頭琴。

馬が轟くような激しい曲や物悲しい音色が校舎中を包み込む。何回聴いても心地よい。その他、モンゴル衣装の着せ替えや羊の骨を使った遊び体験など盛りだくさん。あっという間に90分の講座が終わった。

校長室でしばし歓談の後解散。マンダルワさんとはまた来週。

どこか周辺を散歩したかったが、あいにくの雨。ファミレスで昼食とパソコン作業を済ませ、サクッと家路についた。

「九州の食」で講演

2020-02-10 | Weblog
2月10日(月)

博多駅からゆっくり歩いて40分。18:20に天神の定例会会場に到着。

パソコンの調子が悪くプロジェクターにつなげるに時間がかかったが、今日は時間がたっぷりある。

18:40に10分遅れでスタート。参加者は26名。バンベンのことを知っている人と知らない人が半々くらい。ちょうどいい。最近、社会人向けのプレゼンは15~20分くらいでこなさなければならない場合が多いので、あらすじだけになってしまうが、90分あればいろんな話を加えることができる。

「糧票の話」や「教え子との再会」「塩を探して3000里」など普段話すことのないエピソードを紡いでいく。これから本格化する小城での取り組みもじっくり語ることができた。気が付いたら100分。まだまだしゃべり足りないがいったん終了。

司会の若林さんとのやり取りや質疑応答など会場を出るギリギリの時間まで使って最後はばたばた終了。名刺交換を慌ただしく済ませ、交流会へ。日付が変わるころまで美酒を味わった。

この日は博多泊まり。ホテルの部屋でビール片手に一人反省会。今日の参加者にどれだけ響いたか、共感を呼ぶためにはまだまだ語りに磨きをかけなければ・・・。

それでも初対面の方との新しいつながり、仲間たちとの新しいコラボを妄想するとワクワクが止まらない。

若林さんが「犬も歩けば棒に当たる。歩かない犬は棒にも当たらない」と言っていたがまさにその通り。志を持って漂っていると不思議と出会いやチャンスがやってくる。だから「志を持った犬は望に当たる」と言い換えて今後使わせてもらおう。

出前講座 in 福津市立南福間小学校

2020-02-04 | Weblog
2月4日(火)

7時起床8時チェックアウト。まだ時間があるので昨日行けなかった御船神社周辺を歩くことにした。

ここもなかなか趣がある。歩いていると「宗像四国西部第1番霊場」という看板があったので階段を登って行ってみるとズラッと仏像が並んでいた。
少し歩くと何と「馬頭観音」という仏閣が・・・。今から子供たちに馬頭琴を披露しなければならなかったので、うまく弾けますように(音が出ますように)とお祈りした。

小1時間ほど散歩を楽しんで、まだ時間があるので懐かしのなまずの郷へ。福津時代はよくここでテニスをした。ゆっくり朝の時間を使いながら10:10に福間南小学校へ。

ここは4回目くらいか。今日のパートナーのバイゲさんと合流。しばらく校長先生と歓談。ここは急激に児童数が増えていて、2年生だけで8クラス。260人を超えるという。福岡県一のマンモス校。まだまだ児童は増え続けるという。僕が福津にいた頃は学校の周りは一面の田んぼだったが、今はイオンモールができ、戸建てやマンションが溢れている。

10:40に体育館へ。2年生260人の子どもたちが体操座りで待っていた。早速僕のいつもの話。さすがに人数が多いのでソワソワした感じがあったが、ほとんどの時間集中して聴いてくれていた。寒い寒い体育館の床に座って健気に聞いてくれている。申し訳ない気持ちになりながらも最後は透明な物体と緑の広がりで盛り上げた。

トイレ休憩を挟んで、今度はバイゲさんのモンゴル事情と遊びの時間。始める前に子供たちの身体を動かして温めていた。さすが元教師。遊びは人数が多すぎて大ごとになったが、何とか収集がついた。

そして僕の馬頭琴の紹介。僕は馬頭琴を習ったことがないのでうまく弾けませんが、音は出せるので聴いてください。と期待値を下げてから、音を出してみる。体育館という空間のせいか、思いのほかいい音が出る。そのままキラキラ星へ。音があまりずれない。体育館に物悲しい馬頭琴の音が響き渡る。
なかなかのでき。拍手喝采。馬頭観音にお参りした成果か。

続いてモンゴル服の試着。質疑応答。大人数、寒い体育館と悪条件だったがきちんと盛り上がって、引き締まった講座になった。