塩を売って緑を買う男・バンベンの日記

塩や重曹を売りながら内モンゴル・オルドスの砂漠緑化を進めるバンベンの奮闘記。商品についてはHP(バンベンで検索)まで!

BanとBenの物語

2014-10-30 | Weblog
BanとBenの物語

10月29日は何よりも大切な記念日。

去年のこの日、最良のパートナーと出会った。場所はバンベンの元従業員スチンさんの経営する「オルドス家」。S氏、H氏、K氏など今までバンベンを応援してくれた仲間のおかげで、そしてなぜか日馬富士関のおかげで奇跡的に出会うことができた。昨日、オルドス家に2人でお邪魔した。たまたま多くの友人も居合わせており、賑やかに記念日を祝ってもらった。

ところで「バンベン」のロゴをご存じだろうか。2004年に砂漠を緑に変える会社「バンベン」を立ち上げる際に自分で考えたロゴ。どういうものがいいか全くわからなかったので、とりあえず100円ショップで色紙とアルファベット(B・a・n・B・e・n)の木片を買って、自宅でいろいろ試行錯誤。草原の色(黄緑)と砂漠の色(黄色)は下地に使えそうだ。後は色紙の上に気が済むまでアルファベットを並べてみる。BanとBenがそれぞれ生き物に見えてきた。木片の表面を白く塗ってみたら、2匹の羊に見えてきた。「これだ!」と思った。真上からデジカメで撮る。ちょっと物足りないので、斜めに光を当てて影をつけてもう一度カシャッ。草原と砂漠の間を彷徨う2匹の羊BanとBen・・・迫り来る砂と懸命に闘い緑を増やしていくBanとBen・・・。うん、いい物語が生まれそうだ。かくして製作費630円でバンベンのロゴが完成した。

そしてこう思った「僕がBanで最良のパートナーがBen、早くBenを探さなければ・・・。」すでにアラフォー、急がねば・・・。合コンに参加したり、婚活に参加したり、紹介してもらったり・・・。でもなかなかBenには巡り合えなかった。気が付いたら10年目。10年間たった一人で「塩を売って緑を買う男」を演じ続けた。孤独な戦いにも慣れてしまった。50歳を前に一人で続けたほうが気楽でいいかも、と思うようになっていた。そんな時期に運命の出会いがあった。

出会って1カ月後につき合って、4カ月後に結婚。プロポーズの言葉は「Benになってほしい・・・」オルドスへの新婚植林旅行、新婚さんいらっしゃいへの出演・・・。この1年、多くの出来事があった。僕らにとっては長い長い1年だったような気がする。でもこれから先はあっという間に歳月が流れていく気がする。「これまでの10年はBan1匹で木を植えてきた。これから50年間BanとBenで木を植えていこう」と約束した。98歳まで頑張らなければ・・・。

まだまだ始まったばかり。これからも「BanとBenの物語」を温かく見守ってください!