塩を売って緑を買う男・バンベンの日記

塩や重曹を売りながら内モンゴル・オルドスの砂漠緑化を進めるバンベンの奮闘記。商品についてはHP(バンベンで検索)まで!

みやこ的ライフスタイルフォーラムに参加

2012-06-29 | Weblog
23日(土)

8時に出発。車で筑豊を抜けて2時間。みやこ町犀川「伊良原コミュニティセンター」まで。『みやこ的ライフスタイルフォーラム』に参加。

10時から第1部としてレイチェル・カーソンの遺作『センス・オブ・ワンダー』を映画化した『レイチェル・カーソンの感性の森』の鑑賞。ひたすらインタビューが続くドキュメンタリー。誰に反対されようと信念を貫く人の強さ、そこから始まるムーブメント。世の中を動かす人の生き様を見せつけられた。

昼食は地元の食材を使ったお弁当。誰も知り合いがいない完全アウエー状況だったが、おもむろにモンゴルの塩を取り出して、ジャガイモや野菜にかける。それだけで話のきっかけができる。けっこう遠くから来ている人も多い。下関や久留米、福津からの人もいた。

この地区はダムの建設が進んでいて、数年すると下のほうはダムに沈むとのこと。少し外を歩いてみる杉林が山奥まで連なっている。下のほうで木の伐採が進められていたが、間伐がうまくいっていたかったのか、思ったより幹が細く弱々しい。砂漠化が進む内モンゴルから考えるとこんなに気候に恵まれているのに上手く利用しきれてないのが、もどかしい。

午後からは幾多の総合プロデュースを手がけ、『質素革命』などの著作でも有名な、ライフスタイル・プロデューサーの浜野安宏氏の講演。50名近く集まっていた。想いを実現する力。70歳を超えてもなお自分のやりたいことに貪欲に生きていく姿勢に感銘を受けた。

そして最後は地元の人との交流会。80歳を超えてもなお地元に人が集まる場を作ろうと奮闘するおじいちゃんの話。農業、子育て、食で頑張っている方々のお話・・・。シカ肉やスイーツやお茶など地元の食材を味わいながら、自分なりのライフスタイルについて語り合った。

16時過ぎに終了。京築地区は同じ福岡でも遠いし、あまり縁がなかったのでほとんど来ることがなかったが、これをきっかけにどんどん関わっていきたい。もちろんモンゴルの塩を絡めて。

大人の学校?に参加

2012-06-25 | Weblog
6月21日(木)

珍しく朝一に出発。8時半ごろの電車に乗り込む。久しぶりに通勤ラッシュに遭遇。吉塚駅で降りて、今にも降り出しそうな梅雨空の下、そこから天神まで50分の散歩。それほど熱くない涼しい風が吹いて心地いい。じわっと汗がにじんだ頃天神の集合場所に到着。ちょうど雨が降り出した。

今日は食つながりの山本さん&松崎さんが主催する「おとなの学校第3回ふくや明太子工場見学&ランチツアー」に参加。

食の関係者20名ほどがバスに乗り込みまずはふくやさんの工場へ。明太子の歴史や製造工程を学習した後、工場を回る。そしてアツアツのご飯に出来立ての明太子を乗せて試食。ここまでは普通の工場見学。

その後、味覚・嗅覚テスト。味覚のほうは4個の容器に入った液体を味わって、しょっぱさ、甘味、旨味、無味を判断するもの。冷凍食品やジャンクフードなど貧しい食生活で舌がおかしくなっているかもと、少々不安。本当に微妙な違い。特に甘味は水自体の甘味も感じるのでわかりにくかった。でも確かに違いが分かる。自信あり。

そしてお待ちかねの明太子作り体験。といってももう材料は全て揃っているのでそれを順番に入れて密封するだけ。ちょっと辛さ控えめにしてみた。3日後の試食が楽しみ。

そして味覚・嗅覚テストの結果発表。見事全問正解。合格。賞状と記念品をゲット!と言っても19人中12人が合格。普段は30%くらいの合格率と言うから、さすが食に関わる方々。僕もこれで安心して塩の販売ができる?

工場を後にして、次はサンパレス。9階の和食レストラン「GINGA」でランチ。近くの埠頭には豪華客船が停泊している。天神方面も博多駅までの大通りも見渡せて気持ちがいい。

美味しい和食をいただきながらみなさんと交流。ほとんど初対面だが、食関係で話がはずむ。みなさん、フェイスブックもやっているので、これをきっかけにつながることができる。14時半に終了。ここは夜景も楽しめそうなので次はビアガーデンイベントに参加してみたい。

天神までバスで移動。そのまま解散。

天神のカフェでしばらくパソコン作業。夜は11月に行われる「地球市民どんたく」の会議に参加。20時半に終了。

雨が止んでいたので、博多駅まで歩き。胃袋に入った美味しい食べ物を燃やしながら帰った。


記事のタイトルを入力してください(必須)

2012-06-22 | Weblog
17日(日)

(前回のつづき)
夕方から電車に乗って博多方面へ。お腹を空かすために博多の一つ手前の吉塚で降りて30分歩く。じわっと汗がにじむ頃、博多駅ビルくうてん10階の「ぶどうの樹」へ。博多の夕暮れ時の景色が美しい。

ここに食を通してつながり、地域を活性化しようという思いを持ったアツい人間30人が集結!

ラピュタファームの杉本さんを中心とした『豊友会』が持ち込み食材などで、但馬牛や松葉ガニで有名な兵庫県豊岡市から福岡に視察に来る『但馬地産の会』を歓迎する交流会に参加。

古野農場でおコメ作りに活躍したアイガモや但馬牛をぜいたくに使ったカレーなど。こだわりの料理をビールとともにいただく。

モンゴル岩塩はここでも大活躍。観光や加工食品などの話題で大いに盛り上がった。

2次会は同じフロアにある和食屋さん。ここも美味しそうだがもうお腹いっぱい。ビールだけはどんどん進む。ここでは但馬の珈琲豆店の社長さんから職人のこだわりについていろんな話を聞けた。

食を通した地域間交流。ここから何かが生まれそう。今度は豊友会のメンバーで但馬に行ってみたい。

日付が変わる頃終了。駅ビルだと終電に乗り過ごす心配がない。最後は嶋田さんといつもの「酔いどれ特急」。

食つながりの長い1日が終わった。

食について考えた日曜日その1(田植え体験)

2012-06-21 | Weblog
17日(日)

梅雨の合間の貴重な晴れの1日。車に乗って宗像市山田にある「耕作農園」の田んぼまで。

11時からメイクハッピー&ピース主催の「いのちかがやくプロジェクト第1回「田植えから学ぶいのちの授業」スタート。

各地から集まった老若男女40人が参加。軽く自己紹介して耕作さんに田植えのやり方を教わって早速、素足で田んぼへ。ズボズボ、ニュルニュル、久々の感触。

まず40人が横一線に並ぶ。印の付いたロープを張って、それに合わせて1列ずつ少しずつ植えていく。全員植え終わってから次に進む。

植えるのは簡単だが、息を合わせるのが難しい。なかなか進まない。みんなで泥んこになりながら楽しく田植え。子供たちは田植えに飽きたら網でカエルやエビ?を掬って遊んでいる。やっとスムーズになってきたと思ったら、もう時間。あまり進まなかったが、貴重な体験をさせてもらった。

車でメイクハッピー&ピースの事務所まで移動。お待ちかねの昼食。

おにぎりが美味い、トン汁が美味い。耕作農園のゆで玉子にモンゴル岩塩。シンプルだがむちゃくちゃ美味い。たらふく食べて終了。収穫の時もぜひ参加したい。

サクッと自宅に戻ってちょっと昼寝。次のイベントに備えた。(つづく)

出前講座IN明治学園

2012-06-19 | Weblog
15日(金)

梅雨の雨。今日はまず電車で八幡まで。駅から歩いて10分。国際村交流センター内にある「地球環境戦略研究機関」まで。8月の「オルドスツアー」に研究員がお一人参加していただけることになったので、その打合せとこれからのコラボの可能性について話し合った。ちょっと時間が足りなかったが、オルドスツアーの後にまたじっくり話し合いたい。

急いで八幡駅まで戻った。時間がないのでコンビニでおにぎりを2つ買って、電車内でパクリ。戸畑駅で降りてバスに乗って「明治学園」まで。1時の集合時間にギリギリ間に合った。

今日は中学3年生を対象とした「キャリアガイダンス」。弁護士や医者など12種類の職業の方々が集まって、生徒たちの進路選択の参考にしてもらうというもの。僕は3年連続で「国際協力分野」を担当。

ここでは生徒たちが「ごきげんよう」とあいさつをしてくる。「ごきげんよう」という言葉は普段使うことも使われることもない。とても新鮮。

13:20分にスタート。去年までは10~20人くらいだったが、今年はなぜか50人ほどが集まっていた。国際関係に関心がある生徒が増えたのか、「塩を売って緑を買う男」というタイトルが受けたのか・・・。

いつものように協力隊時代のエピソードとバンベン事業について淡々と話を進める。大人数だが、みんなメモを取りながら真剣に聴いてくれていた。40分気持ちよく話をすることができた。10分ほど質問を受けた。「ビジネスを通した国際協力」の重要性と将来性を何度も強調しておいた。まずまずの出来。

10分の休憩をはさんでまた別の生徒たちを相手に同じように話を進める。2回目も50人ほどいた。同じことを繰り返ししゃべっていると新鮮さがなく、テンションが下がってしまうのでいつも2回目は自分で話していてだれてくるのだが、今回は生徒の反応がいいので2回目も気持ち良く進めることができた。質問も具体的で頼もしく思えた。

講座が終わって校長室へ。いつものように校長先生を囲んで他の講師の方々としばし懇談。シュークリームと珈琲が美味い。○○シスターがどうのこうのとか、皆さん同校の卒業生なので思い出話に花が咲いていた。僕は黙って聞いていた。

さて、今回は生徒たちからどんな感想が送られるか、楽しみだ。