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豪州干ばつ 小麦や大麦 生産激減

2008-01-13 22:06:17 | 農業
‘06/11/17の朝刊記事から


豪州干ばつ 小麦や大麦 生産激減 経済に水
「温暖化対策後手」 政府に批判


世界有数の食糧輸出国オーストラリアで干ばつが深刻化し、小麦の生産などが激減している。
同国ではここ数年、干ばつによる水不足に再三、見舞われており、地球温暖化が一因との見方も強い。
このため、温暖化防止に向けた京都議定書の批准を拒否する政府への批判が高まっており、ハワード政権も温室効果ガスを排出する化石燃料などの抑制に動き始めた。(勝木晃之郎)

オーストラリア政府がまとめた2006年12月-07年11月の小麦の生産見通しは、記録的な干ばつの影響から、前年度比61%減の9500万トンと、1994-95年以来の低水準になる見通し。
大麦とナタネの生産量もそれぞれ同64%減、同69%減を予測し、主要3作物の被害総額は5千億円以上になる見込み。
南東部のニューサウスウェールズ州では小麦が壊滅状態となる恐れもある。

牧草の生育にも遅れが出ており、家畜向けの餌不足も深刻。
政府は年明けにも穀物飼料の輸入に踏み切る方針だ。

オーストラリアの小麦不作を受け、小麦の国際市場は10年来の高値を付けている。
同国産小麦は日本の輸入量の2割を占めており、影響も無視できない。
環境団体などは地球温暖化に伴う気候変動が一因とみている。
このため、農家らの批判の矛先は、京都議定書の批准を拒否し、温室効果ガスの削減に及び腰だったハワード政権に向かっている。
多くの農家が農地を手放し、4日に1人の割合で農家が自殺しているとされ、事態は深刻さを増している。


このような状況で、オーストラリアは今まで通りの量を今まで通りの価格で輸出すると思うか。
それはありえない。

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