’08/08/12の朝刊記事から
休耕田助成を廃止
農水省来年度 減反政策転換へ
農林水産省は11日、コメの生産調整(減反)の一環で行ってきた休耕田に対する助成を、来年度から廃止する方向で検討に入った。
飼料米や米粉など非主食用米の生産者支援策も新たに行い、休耕田の解消と有効利用を図る。
食料自給率の向上が狙いで、減反政策の大きな転換となる。
非主食用米の生産奨励
見直し内容は今月末の2009年度予算概算要求に反映させる。
米の生産過剰を防ぐ減反政策は、麦、大豆などに転作した農家に助成を行うのが基本。
だが、土壌条件次第で転作が難しい地域もあるため、水を張ったまま次の耕作に備える調整水田など、休耕田にも助成してきた。
農水省によると、全国の休耕田は06年、水田全体の12%にあたる27万9千ヘクタール(道内は2千5百ヘクタール)で、神奈川県の面積よりも大きい。
休耕による減反への助成は年間約15億円に上る。
撮影機材
Kodak DC4800