ごまめの歯ぎしり・まぐろのおなら

サンナシ小屋&京都から世界の愛する人たちへ

選挙にはボールペンを持って

2013-07-18 | 政治
参議院議員の選挙のときには、旅行中なので、事前に投票へ行ってきた。国防軍を作り、軍事法廷も設置し、戦場へ行けと言って言うことを聞かない隊員には、死刑で対応することまでを計画している自民党の憲法改正案を、なんとしても阻止したいから、選挙には行った。しかし、マスメディアは自民党圧勝というばかりで、自民党改憲案の恐ろしさを書こうとしない。また選挙のあとには、むなしさが残るばかりだ。しかし、それでも選挙に行かなければもっと自責と後悔の念が大きくなるだろう。

 投票所には思ったより多くの人が投票に訪れていた。もっと閑散としているかと思ったのだが。聞くところによると、今回の事前投票には前回よりもかなり多くの人が投票しているらしい。この投票者らが、アベノミクスという訳の分からない期待感で投票していないことを望む。アホノミクスとか言われるバブルに踊らされ、国土強靱化という「人からコンクリートへ」の政策転換を見ると、政権交代を果たした民主党のスローガンも、政策マニュフェストも、なかなかのものだったのではないか。鳩山政権のときに、民主党が一丸となってマニュフェストを実現するよう努力したのだったら、日本はもっと良くなったのでは内だろうか。鳩山由紀夫首相の考えていたことは、今考えれば、本当にまともなことだったと思う。官僚の徹底的な反抗と、米国の反発で、鳩山首相の構想は、どれも中途半端になり、実現できなかったことも多い。そして鳩山首相辞任のあとの、菅首相、野田首相は、民主党政権とは思えない、官僚やアメリカべったりの政策になってしまった。

 民主党は、おそらくもう回復することはできないだろう。あの理想に燃えて政権交代を果たしたときの人たちがほとんど離党してしまったからだ。残っているのは、機会あれば自民党に里帰りしたがっているものばかりなのだから。自民党との政策の違いを出すことさえできない。憲法も改正しよう、靖国神社にも参拝しようというような、隠れ自民党ばかりになってしまった。二大政党制を目指すなら、自民党と共産党しか残れる政党はない。それよりは、もっと中小政党が生き残れるような選挙制度に至急替えるべきでないか。一人一票の原則も早く確立しないと違憲状態で選ばれた議員ばかりでは、まともな審議などできっこない。ましてや憲法改正など違憲状態で選ばれた議員があれこれいうことなど許されない。選挙制度の改正がまず急がれる。

 ところで投票所に行くと、台の上に置いてあるのは鉛筆だけだ。そうだ、ボールペンを持ってくるのを忘れた。鉛筆ではなく、投票用紙にはボールペンで書けというメールが回っていたのを思い出した。でも、忘れてしまっていた。なぜボールペンか。鉛筆で書いた投票用紙は、自動読み取り器によって読み取られるらしい。そのときに、自動読み取り器によって開票作業に不正が行われている可能性があるという投稿が、facebookを通して流れていた。それによると、近年の技術の発展はすさまじく、投票用紙に書かれた名前を読み取るだけではなく、用紙の上のカーボンを一度吸い取ってしまうこともできるのだとか。つまり、当選させたくない候補の名前が書かれている投票用紙から、鉛筆のカーボン粒子を吸い取れば、その投票は白票となる。自動読み取り器にそういう機能を組み込むことは簡単にできるし、実際そうされている可能性もあるというのだ。昨年末の衆議院選挙では、ある地域の白票率が飛び抜けて高くなったところがあるという。どうも怪しい。現代の技術は、どんなことでもできる。白票にしたあとに、別の候補の名前を機械で書くこともできなくはない。日本ではそんな不正選挙はあり得ないと単純に考えている人は、もっと注意した方がいい。日本の選挙は、不正が行われている可能性はあるのだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿