試しに黄瀬戸の丹磐(タンパン)と青いガラスの、
コラボに挑戦してみました。
青いガラスは先だって飛騨高山に旅行した際に、
酒蔵で買い求めた日本酒の瓶です。
デザインがすっきりしていたので買い求めましたが、
ふとひらめいて、ボウルの器にガラスを敷いてみました。
中の日本酒はとっくに飲んでしまっていますので、まあ良いか・・・。
ガラス瓶を粉々に砕いて、器の見込みに敷きます。
暑さはガラスが溶けた時をイメージして、適当に決めました。
今回は黄瀬戸の丹磐(タンパン)を出すのも目的だったので、
器の口縁の外側に硫酸銅で模様を施しました。
口縁はほどほどの厚さが良いのですが、硫酸銅の濃度も関係しますので、
このあたりの見極めが難しいのです。
結果は青いガラスもほどよく溶けて、きれいな色が再現しました。
黄瀬戸の丹磐(タンパン)もしっかり出ました。
しかし、今回のテストでは一つの盲点が発覚。
口縁が薄くて、一方では見込みに強いたガラスの層が厚くて、
その境界線あたりに部分的に細い亀裂がでました。
おそらく、熱による膨張率の違いで、冷却時に出たものでしょう。
食器として使えないので、お菓子入れなどに利用しましょう。
もともと目的の違ったものを、同時にテストする方が無理。
ガラスを敷く場合は口縁をもっと厚くすればよいはずですが、
その時は黄瀬戸の丹磐(タンパン)などを施さない方が無難です。
と云う訳で、テストはまあまあの結果でした。
粘土:古信楽(細)
釉薬:黄瀬戸 硫酸銅
焼成:酸化 1240度
寸法:直径16Cm 高さ5Cm
ブログランキングに参加中です!!
よろしければ、ポチッとお願いします。