つづきです。
小金井街道から東久留米駅まで真っすぐの道を歩きます。落合川沿いの方が気持ちよさげでしたが、ここは都道を歩くことを優先。
東京都道234号前沢保谷線という名称ですが、現在見ているこの部分が地図に現れるのは1998年以降です。
今昔マップ便利なんですが2005年以降がいきなり現在になってしまうのが残念。まあこれは今昔マップではなく国土地理院の問題ですが。
これから未来に向けて年代別の地図と航空写真をもう少しきちんと、せめて5年おきくらいに見比べられるようにならないものかと思うのです。
東久留米市立中央図書館。中央図書館コレクション追加。1979年開館で現在は図書館流通センターが指定業者として運営しています。
歩きながらふと振り返ると道の向こうに富士山が。私が横断歩道の真ん中で急に写真を撮ったので散歩中の男性が何事かと向こうと見ています。
都道が途中で北へ逸れたので、落合川の方に下って行きました。
南沢氷川神社。新全国神社検索だと東久留米市にある氷川神社は4社ですが、広く知られているのはこちらの南沢氷川神社です。
現在の社殿は昭和46年に建て替えられたもの。大変見事です。
こちらに回り込んできたのは南沢湧水群を見るためです。
東京の名湧水57選の一つですが、平成21年に環境省の「平成の名水百選」に都内で唯一選定されたことで一躍有名になりました。
氷川神社の前に「南沢湧水の場所」としてABCD4か所の湧水の地図もどきがあったのですが、地図としての機能がほとんどない(笑)これでたどり着く人はいないだろ。
うろうろしていたらたまたま市の作業服を着た管理者のような方が歩いておられたので話しかけて場所を教えてもらいました。
支流から支流に分け入った先に段差の下から水が出ている所がありました。この水が落合川から黒目川になって新河岸川から荒川に注ぐことになります。
地元の人が大きなペットボトル3本に水を汲んでいました。大事な水源地だからあまり場所を分かりやすくしない方がいいのかもな。
落合川を越えて駅前の通りに戻ります。駅の近くの大きなイトーヨーカドーもあるし、富士山は見えるし名水はあるし。東久留米は住みやすそう。
東久留米市役所。1997年竣工。市民プラザと名付けられた円弧を描いたアトリウムに散歩中にありこちで見えた塔屋。なかなか良き。
設計事務所の名前が出てこないんですが、佐藤か久米かという香りはします。
アトリウムのガラスに真向かいにあるヨーカドーの看板が写っています。
塔の部分がどうなっているか見たくてエレベーターで最上階まで登ってみましたが、塔の天辺には近づけませんでした。窓から富士山。
駅前にブラックジャックとピノコの像が。東久留米は手塚治虫が晩年暮らした町でした。
像は手塚真さんの監修のもとで製作され、2020年3月に東京都の2度目のコロナ非常事態宣言明けを待って除幕式が行われたそうです。
本日の東久留米散歩コース。約7.5km、約2時間半。なかなか良いコースです。おすすめ。