滋賀旅行の最後に見た京都駅。
国内外を問わずニッポンの一番人気の京都ですが、物心ついてからの記憶では中学3年の修学旅行と2008年のRさんの会社の社員旅行の2度しか記憶がありません。
いい所なんだと思いますがやっぱり人が多過ぎるイメージで避け続けてきました。
そして修学旅行も社員旅行も移動はバスだったので京都駅を見るのはおそらく今回が初めてのことです。
原広司の代表作として知られる京都駅。それが見たくて近江八幡からの帰りに乗る予定の新幹線の出発1時間半前には駅についていました。
アトリウムが大きいというのは何度も映像で見て分かっていましたが、その中にいると本当にその巨大さを実感します。
東西470m、南北60m、高さ60mの直方体の内側約7割をくり抜き、北側に長さ150mものガラスの大屋根をつけてアトリウムを作りました。
使用されているガラスは4,000枚。仮受け構台を順次移動させながらトラスを組み上げる「移動ベント工法」を用いて大林組が1総重量,250トンの鉄骨を組み上げました。
アトリウム最上部(11階建ての10階部分)には空中径路と名付けられた渡り廊下が通っています。目指すのはそこだ。
エスカレーターでいくつもの広場を通り抜けながら11階を目指します。今、7階の東広場まで来たところ。空中経路はまだ頭上高くにあります。
最後の長いエスカレータを登って空中経路に到着。大屋根の頂点部分のアーチを作っているトラスが間近に見えて美しい。
改札を出て15分ほどで行ける京都の名所ですが、それほど人は多くありません。
中間部分の見晴らしのいい窓越しに京都タワーを見る。
西側の大階段を上から見下ろします。毎年この階段で駆け上がりレースが開催されて300人の脚自慢が20秒ほどで駆け上がるそうです。
上から見下ろす大階段。
Rさんはエスカレーターで、私は歩いて下りました。
駅全体の概念図。
1997年の開業ですからもうできて27年も経っています。駅舎としては4代目。初代から3代目までは37~45年で建て替えられていますから、しばらくはこのままかな。
原広司の建築物というと東京モノレールから見えるヤマト・インターナショナルや梅田スカイビル、札幌ドームなどその地域を代表する大物が並びます。
逆にそれ以外の作品は広く一般に知られるものはありません。京都駅の後も設計の注文はそれほど多くなかったかな。やっぱりちょっとクセ強だからか。