ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

国分寺市散歩 国分寺崖線のはじまりの地へ

2024年05月19日 | TOKIO散歩
国分寺市の中央線より北で武蔵野線より西の一帯を歩きました。

国分寺散歩ですが西側を歩くとなるとスタートは国立駅からになります。こちらはあまり注目されない旧駅舎の横姿。
駅を出て北に1分で国立市と国分寺市の境界を越えます。国立駅って国立市のすごーく端っこにあるんですね。

光町通りを北へ。光商店街。

こちらは昭和レトロな光ショッピングセンター。ショッピングセンターなんて名前ですが10件ほどの個人商店が並んでいるだけの小さな商店街です。
その割に立派過ぎる入り口のアーチ。同じものが突き当りを左に曲がった先にもう一つあります。

光町通り、光商店街、光ショッピングセンターと光で推してくるこの一帯の住所は国分寺市光町。
1966年の町名整理の際、地域内に東海道新幹線の開発研究を行なった鉄道技術研究所(現在の鉄道総合技術研究所)があったことから「ひかり」が町名になりました。

地図で見ると光町の総面積の4分の1以上が鉄道総合技術研究所で占められています。

昭和44年に製造され、開通前の山陽新幹線西明石から姫路間で時速286キロの当時世界最高記録をだした記念すべき車両が保存されています。

鉄道総研から国分寺崖線に沿って北へ。すぐに顕著な高低差が見えますが右奥が崖線の上(武蔵野面)、こちらが崖線の下(立川面)になります。

崖線が参道になっている福壽山観世音寺。階段上にある山門は八王子の滝山城の城門を移築したものです。
観音寺は滝山城の鬼門の守りとして現在の武蔵村山市中藤付近に創建され、その後江戸時代の新田開発でこの地に移転しました。
そのうちに都立公園巡りで残っている滝山公園に行くつもりですが、そこにある滝山城址にあった山門だけを先に見てしまうことになりました。

隣の神明社の参道付近も古来からの形をよく残しています。

3つ目の国分寺崖線スポット。第8小学校前の坂道。
国分寺崖線スポットは東京都のウォーキングマップ「武蔵野新田・五日市街道コース」を参考にしています。

国分寺崖線スポット、市域最北端。国分寺市における崖線の始まりの地です。

崖の上と下。

顕著に目に見える国分寺崖線の始まりの地、立川市立若葉台小学校西側が立川市と国分寺市との境界にもなっています。

始まりの地を折り返して今度は崖の上、武蔵野面を歩いて東へ。

昭和40年代初頭に建てられた住宅公団のけやき台団地横を通過。入居するには数十倍の抽選を勝ち抜かなければならない憧れの団地でした。

五日市街道脇の鳳林院境内にある毘沙門堂、お堂が巨大な樽でできています。

五日市街道沿いにあった古民家うどん、のらやさん。開店を5分待って1番客として入店。

かつ丼と盛りうどんのセット。美味しかったです。こんな場所にあるので武蔵野うどんかと思ったら大阪に本社がある会社の経営でした。

五日市街道を往くで見た釜めし六左衛門。1年前はこの道を拝島に向かって歩いていました。
お店の前の緑の木が3月には桜が満開で、写真をブログでも使ったのでよく覚えています。

国立市役所横を通過。都下の市役所をたくさん見ていますがこれほどまでに質素な本庁舎を見るのは初めてです。
ものすごい倹約する市なのかと思いましたが、現在新庁舎を西国分寺駅南の武蔵国分寺公園横に建設中で、来年1月に移転するそうです。
8kmほど歩いて第一庁舎近くの西武線恋ヶ窪駅から帰りました。行けばまあまあなんかあった感じ。

本日のルート

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コメント
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