南千住駅は日光街道や江戸通りを歩いたときにゴールになった駅です。今日は南千住からスタートして隅田川沿いをぐるっと回って戻る5kmのコースです。
駅の東側を見るのは初めてですが、今まで見た駅北や駅南と雰囲気が全く違っていて驚きました。
駅近の大型商業施設周辺に4本のタワーマンション、そこから蛇行する隅田川の砂洲部分に30棟ほどのマンションが並んでいます。
国土地理院の空中写真で見るとこれらのマンション群が形成されたのは1990年から2009年までの間の20年間。
国土地理院には日々お世話になっていますが、1991年から2008年の間の18年分の空中写真がほとんどの場所で欠落していることには悩まされています。なんでなん?
ショッピングセンターLaLaテラス前の道は荒川区とウィーン市ドナウシュタット区との交流を記念して「ドナウ通り」という愛称がつけられていました。
提供地も含めてゆとりのある街路整備。どこのショッピングセンターにもある店は一通りありますので、南千住だけで生活のほとんどは完結しそうです。
ドナウ通りは突き当りで都立汐入公園に入ります。汐入公園は1年前に東白髭公園とセットで一度来ています。
逆トの字の形をした公園の突き出したこちらの部分は今回初めて見るところ。広場の奥の大屋根は都立産業技術高専荒川キャンパスの校舎。
公園内にあるにじの森保育園。マンション群の中に間に6つの保育園があります。待機児童数は23区の中では少ない方らしいです。
ハーブ園の真ん中に日時計。リング状の帯に数字の形の穴があけられていて、そこを通過した太陽の光が中央の円柱に現在時刻を投影する仕組み。現在は11時。
アナログなんですがなんとなくデジタル風な表示になるこの仕掛け面白い。小型のが販売されたらベランダに設置したいです。
汐入公園内を歩いて隅田川に到達。展望台から長さ1.1kmの超巨大防火壁として作られた都営東白髭アパートが見えます。
昨年は都営東白髭アパートに沿って歩いて、写真左の水神大橋を渡って汐入公園に入りました。この木陰で休憩&お昼ご飯にします。
天気のいい日に外で食べる弁当は旨い。
白髭公園を抜けて墨田川蛇行に沿って南千住駅方面に戻ります。
都道314号線と荒川区区道との境界のガードパイプ。区道側は汎用デザインの規格品で面白みに欠けますが、都道と区道のガードパイプが並んでいます。
歩道の舗装も似ていますが色使いが変わっています。こんな感じで意外と普通にあるという例。
常磐線墨田川橋梁。すぐ右に営団日比谷線とつくばエクスプレスの橋も並んでいます。
その少し先に千住大橋。Y字橋脚の下の棒がほとんど見えないのが可愛らしい。
国道4号にあった目型ガードパイプの色違い並び。
今まで歩車道境界柵を一括してガードレールと書いて来ましたが、今回からガードレール、ガードパイプ、ガードケーブルなど材料ごとに使い分けて書きます。
地元の人はお天王様と呼ぶ素戔雄神社。
鳥居や狛犬よりも存在感を放つ大きな燈籠台。現在乗っている銅葺き屋根の灯篭は2018年に奉納された物。
拝殿正面の階段に並べられたこれは何?
母乳の出ない婦人がその樹皮を煎じて飲み、周囲に米の研ぎ汁を撒いて幼児の無事成長を祈願したという子育て銀杏に掛けられた絵馬でした。
ところで。
日光街道側の鳥居から真っすぐ入って正面に階段と唐破風があったので、ここが神社の正面と思っていましたが、実際は正面ではなく右サイドの唐破風付向拝でした。
社殿が十文字をしていて全体は権現造ですが、左右にも立派な破風のついた向拝があるのでこれが正面と錯覚してしまいます。
鈴も賽銭箱もないのでおかしいなとは思っていたのですが。。。。上の図面で見ても下の側面の方が正面より正面らしく見えませんか?
でも次に行く時はちゃんと正面で参拝せねば。図面は社殿を設計した大岡實建築研究所サイトより引用させていただきました。
南千住駅に戻って来ました。
本日のルート。
さすがです(笑)
私も精進いたします。
少し前までは都道区道接続タイプを見ておや!っと思っていたBさんが、今では「ほらね、意外と普通にあるんだよ、塗装もね、ほらこんなでしょ」などと書いていることが感慨深いです。
松尾芭蕉像の前にお二人、ほっこりしますー。
いいショット!
都道と区道のガードパイプが並んでいるのを初めて見て驚いて面白がっていたのは5月2日。
それから10日しか経っていないのに、今は「知っている人」的な言葉遣いで上から語っている。
恥ずかしいことです。ネットでちょっと調べただけのくせに。
「感慨深い」というソフトなお言葉でしたが、不遜への戒めとしてしっかり受け止めました。精進します!
芭蕉の前の人は通りすがりの知らない方たちで、立ち去るのを待っていたのですが、
なんか悪くないなと思って後ろから撮影してしまいました。
街中のお散歩を楽しむご夫婦でしょうか。仲睦まじげでした。