隅っこにも幸せの光が降り注ぐ。
全米で大ヒットを記録し、知名度もあるS.ブロックが主演でオスカーにノミネートされているにも拘らず本作が限定公開なのは、フットボール(アメリカン)が馴染みのないスポーツだからというのは間違いない。
「ロンゲストヤード」は結局観られなかったし、今回も都内のどこで観るか終業と上映と終電の時刻をにらめっこしながら、ようやく渋谷東急に駆けつけた。
確かにマイケルが実戦の中で覚醒する場面は、アメフトがある程度分かっていないと何がどうやらとはなるかもしれない。でも本質は心温まる、いわゆる深イイ話なわけだから、もう少し努力して営業してもいいんじゃない?と思う。
映画はこれでもかというくらい甘いおはなしのオンパレード。
そもそも、ギャングスタに囲まれながらも平和を愛する好青年に育ったマイケルが何よりの奇跡だけど、そのマイケルに手を差し伸べるテューイ一家も相当なものだ。
美化し過ぎで虫酸が走る可能性すらあったけれど、そこは演じる役者たちに嫌みがなかったせいか何とかセーフ。
末弟SJとのやりとりが何より楽しい。時にはフットボールのコーチ、時にはエージェントさながらの活躍。
姉コリンズは複雑な思いを決して口には出さず、図書館で所在無くしてるマイケルにそっと近寄るやさしさを見せる。
そんな家族にマイケルは穏やかな微笑みと力強いパフォーマンスで応える。エアバッグからSJを守ったエピソードは感動的だ。
そんなマイケルのルーツは実の母親の一つの行動に帰結している。
「いやなことには目をつぶる」
これで彼は不遇の中でも幸せの種を持ち続けることができたというわけだ。
原題の"Blind Side"は、アメフトでマイケルのポジションであるOTが花形であるQBを相手のサックから守るためのキーワードであるとともに、才能がありながら居場所がない多くの人たちの境遇を重ねたものだが、邦題はやはり相当迷ったのだろう。
完璧ないいお話の中で唯一気になるのは、マイケルがNFLではまだ実績のほとんどない新人だという点。言ってみりゃ、今度西武ライオンズに入った雄星くんを主役に映画を作るようなものだから、これからの彼のキャリアはより大きなプレッシャーとの戦いになりそうだ。
(85点)
全米で大ヒットを記録し、知名度もあるS.ブロックが主演でオスカーにノミネートされているにも拘らず本作が限定公開なのは、フットボール(アメリカン)が馴染みのないスポーツだからというのは間違いない。
「ロンゲストヤード」は結局観られなかったし、今回も都内のどこで観るか終業と上映と終電の時刻をにらめっこしながら、ようやく渋谷東急に駆けつけた。
確かにマイケルが実戦の中で覚醒する場面は、アメフトがある程度分かっていないと何がどうやらとはなるかもしれない。でも本質は心温まる、いわゆる深イイ話なわけだから、もう少し努力して営業してもいいんじゃない?と思う。
映画はこれでもかというくらい甘いおはなしのオンパレード。
そもそも、ギャングスタに囲まれながらも平和を愛する好青年に育ったマイケルが何よりの奇跡だけど、そのマイケルに手を差し伸べるテューイ一家も相当なものだ。
美化し過ぎで虫酸が走る可能性すらあったけれど、そこは演じる役者たちに嫌みがなかったせいか何とかセーフ。
末弟SJとのやりとりが何より楽しい。時にはフットボールのコーチ、時にはエージェントさながらの活躍。
姉コリンズは複雑な思いを決して口には出さず、図書館で所在無くしてるマイケルにそっと近寄るやさしさを見せる。
そんな家族にマイケルは穏やかな微笑みと力強いパフォーマンスで応える。エアバッグからSJを守ったエピソードは感動的だ。
そんなマイケルのルーツは実の母親の一つの行動に帰結している。
「いやなことには目をつぶる」
これで彼は不遇の中でも幸せの種を持ち続けることができたというわけだ。
原題の"Blind Side"は、アメフトでマイケルのポジションであるOTが花形であるQBを相手のサックから守るためのキーワードであるとともに、才能がありながら居場所がない多くの人たちの境遇を重ねたものだが、邦題はやはり相当迷ったのだろう。
完璧ないいお話の中で唯一気になるのは、マイケルがNFLではまだ実績のほとんどない新人だという点。言ってみりゃ、今度西武ライオンズに入った雄星くんを主役に映画を作るようなものだから、これからの彼のキャリアはより大きなプレッシャーとの戦いになりそうだ。
(85点)
真面目なストーリーではなくて笑いもちりばめてあって良かったですね
サンドラのキャラがほんと良かったです。
そうそう、わたしは触れてなかったけど大事な所、、、
>これで彼は不遇の中でも幸せの種を持ち続けることができたというわけだ。
本当、そうだと思います
実話だということも
最後の写真で説得力ありました★
仲良し家族の写真印象的で。
こちらでは逆にS.ブロックに触れなかったんですけど、
本当に(金髪も含めて)ぴったりハマった役どころでした。
特に好きでも嫌いでもないのですが、
この役で主演女優賞獲ってほしいなーと思っています。
でも何せオスカーですから期待はしません。
エンドロール間近で切り替わる本物のマイケルも、
映画の美談があながち過度の脚色じゃない
って感じが伝わってきて良かったです。
来シーズンのレイブンズには期待します。
少しご無沙汰しておりました。
なんだか多忙続きで、、、
忙しい時って、次から次へと何だかんだありません?今そういう時みたい(泣)、、、
私の住む地域では上映されなかったんですよ、この映画。
すごくいい話なんだから上映して欲しかったなぁ~
いい人ばかり出て来ましたが(笑)、サンドラはじめ役者さんの持ち味のせいか、素直な気持ちで鑑賞出来ました~
何かと大変なようですね。
何の慰めにもなりませんが、必要とされているだけでも幸せなことと割り切ってはいかがでしょう。
確かに不思議なほどにいい人ばかりで、
うがった見方をしてしまいそうになりますが、
たまにはこうした世界に浸ってみるのも悪くありません。
特に、自分が弱くなりかけているときなどにはお奨めかも。