マリファナと恋人、そして戦闘。
何の取り得もないコンビニのバイトが、実はCIAが作り上げた凄腕エージェントだった。
というと、痛快なアクションを期待しそうになるが、本作の主役マイクは強いことが分かっても悲壮感に満ちた佇まいはほとんど変わらない。
というより、過去の経緯が明かされると、彼の悲劇的な人生がよりいっそう浮き彫りになってしまう。
同じく殺人兵器として改造された敵との最終決戦は、お互いの運命を思いやるやりとりが印象的だ。
マイクが上回っていたのは、ちょっとの能力と恋人であるフィービーの存在だけ。つまりは、愛だけがマイクを社会に留まらせていたのである(あとは麻薬)。
そんな設定だから、ハッピーエンドを迎えても寂しさに包まれて満足感はそれほど感じられない。
更に、全体に影がある印象は、主役を演じる2人によるところも大きい。J.アイゼンバーグとK.スチュワートでは爽やかになりようがない。特にK.スチュワートの実生活はベッキーなど足下に及ばない腹黒ぶりだし。
そうしてみると、本作は何に期待すればよかったのだろうという疑問が湧いてくる。
明るさも暗さも、爽快感も残酷さも、いずれの要素もぽつぽつと見られてそれなりの見どころがあるものの、全体を形容することが難しい作品と言わざるを得ない。
(60点)
何の取り得もないコンビニのバイトが、実はCIAが作り上げた凄腕エージェントだった。
というと、痛快なアクションを期待しそうになるが、本作の主役マイクは強いことが分かっても悲壮感に満ちた佇まいはほとんど変わらない。
というより、過去の経緯が明かされると、彼の悲劇的な人生がよりいっそう浮き彫りになってしまう。
同じく殺人兵器として改造された敵との最終決戦は、お互いの運命を思いやるやりとりが印象的だ。
マイクが上回っていたのは、ちょっとの能力と恋人であるフィービーの存在だけ。つまりは、愛だけがマイクを社会に留まらせていたのである(あとは麻薬)。
そんな設定だから、ハッピーエンドを迎えても寂しさに包まれて満足感はそれほど感じられない。
更に、全体に影がある印象は、主役を演じる2人によるところも大きい。J.アイゼンバーグとK.スチュワートでは爽やかになりようがない。特にK.スチュワートの実生活はベッキーなど足下に及ばない腹黒ぶりだし。
そうしてみると、本作は何に期待すればよかったのだろうという疑問が湧いてくる。
明るさも暗さも、爽快感も残酷さも、いずれの要素もぽつぽつと見られてそれなりの見どころがあるものの、全体を形容することが難しい作品と言わざるを得ない。
(60点)
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