複数形のさりげない"s"の効果。
設定がどうしても「ナイト&デイ」と被ってしまったというのは妻の意見。
A.カッチャーとK.ハイグルのコンビもいいが、キャリアに裏打ちされた華やかさで劣ってしまうのは仕方ない。
特に、スペンサーが南仏のリゾートでジェンに一目惚れするという下りにどうしても無理が出てしまう。物語が進むにつれて、C.ハイグルはこれまでで一番と言えるくらい魅力的に映っていたのだが。
話は、南仏から戻り結婚後3年経過した時点から本格化する。
2人は、かつてスペンサーが話していた理想の生活を得ていた。それは地域社会に溶け込んだ安定した平和な日々。
しかし皮肉なことに"KILLERS"はその理想の中から襲い掛かってきた。知人や隣人との何気ないやりとりを先に見せてある分、変わり様の触れ幅がおもしろい。2,000万ドルはゾンビ化するウィルス並みの効果を持つらしい。
ただやり過ぎの感は否めない。金に目がくらんだ人たちの末路は哀れであるとともにあまりにも軽い。スペンサーが狙われている理由のオチが分かると、その軽さはもはや悪い冗談でしかあり得なくなる。
そんな倫理観のなさに一応のくさびを打つのはジェンだ。最後まで戦闘能力に目覚めることがなかったのも、強い女性が目立つ最近の風潮において珍しくて好感を持ったが、彼女は彼女なりにKILLERSを諭す。
これだけ散々にしておいて、最後は家族会議で締めちゃう肩透かしっぷりは好きだ。
(75点)
設定がどうしても「ナイト&デイ」と被ってしまったというのは妻の意見。
A.カッチャーとK.ハイグルのコンビもいいが、キャリアに裏打ちされた華やかさで劣ってしまうのは仕方ない。
特に、スペンサーが南仏のリゾートでジェンに一目惚れするという下りにどうしても無理が出てしまう。物語が進むにつれて、C.ハイグルはこれまでで一番と言えるくらい魅力的に映っていたのだが。
話は、南仏から戻り結婚後3年経過した時点から本格化する。
2人は、かつてスペンサーが話していた理想の生活を得ていた。それは地域社会に溶け込んだ安定した平和な日々。
しかし皮肉なことに"KILLERS"はその理想の中から襲い掛かってきた。知人や隣人との何気ないやりとりを先に見せてある分、変わり様の触れ幅がおもしろい。2,000万ドルはゾンビ化するウィルス並みの効果を持つらしい。
ただやり過ぎの感は否めない。金に目がくらんだ人たちの末路は哀れであるとともにあまりにも軽い。スペンサーが狙われている理由のオチが分かると、その軽さはもはや悪い冗談でしかあり得なくなる。
そんな倫理観のなさに一応のくさびを打つのはジェンだ。最後まで戦闘能力に目覚めることがなかったのも、強い女性が目立つ最近の風潮において珍しくて好感を持ったが、彼女は彼女なりにKILLERSを諭す。
これだけ散々にしておいて、最後は家族会議で締めちゃう肩透かしっぷりは好きだ。
(75点)
あの設定には驚きましたが、、、。
意外にそれがツボなのかも。
「ナイト&デイ」の方が公開が
後だったとは知りませんでした。それにしても
ほぼ同じ時期に公開されたのは、ちょっと
気の毒ではありますね。
返事がだいぶ遅れちゃいました。
極端な設定でしたが、あの意外性は好きでした。
評価しない方が多かったみたいですけど。
公開時期をよく見たら、「ナイト&デイ」も6月でした。
ほんの少しこちらの方が早かったみたいですが。
「ナイト&デイ」ともども北米で大当たりしなかった理由は
そこにあるのかもしれません。