Con Gas, Sin Hielo

細々と続ける最果てのブログへようこそ。

「アリスインワンダーランド」

2010年05月04日 02時25分48秒 | 映画(2010)
超資本主義市場は居心地がいいのだろうか。


この映画には致命的欠点がある。それは私が元ネタをほとんど知らないこと。

というわけで、いくらT.バートンJ.デップのコンビと言えども、観る前から期待はしていなかったのである。

結果を言えば残念ながら予想は的中。世界観に観るところはあるものの全体にはすっきりせずじまい。

たとえば、どなたかの記事で見かけたような気がするが、赤の女王の扱いに情けの一つもないというのはどうなのだろう。

生き物の命は奪わないなんて言って、アリスに化け物の首を取らせる白の女王もなんだかなと思うし。

ちなみに2-D吹替版で観たのだが、前半にしっかり眠気に襲われ、白の女王のあまりの下手さに更に萎えた(エンドロールで確認したら深田恭子だって。どうかしてるよ)。

本作を観て改めて思うこと。それはT.バートンとJ.デップの関係である。

二人の相性に疑問があるわけではない。問題はデップがあまりに大きな存在になり過ぎたこと。

故に二人の映画は巨大マーケットを意識した作りを余儀なくされているのではないか。

その象徴がA.ラヴィーンの主題歌だ。

もちろんアヴリルが好きじゃないから言うのだが、あれはエンドロールの中でも浮いているし、あんな起用をしなければいけないところに問題がある気がする。

「エドウッド」のころくらいマニアックなネタを追求する方が二人にとっては楽しいように思えるのだけど、勝手な思い込みか。

(50点)
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2 コメント

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こんばんは~♪ (由香)
2010-05-06 23:16:22
お邪魔します♪
PCの調子が悪いそうで、、、お見舞い申し上げますです。

で、、、映画ですが、期待していたのですが、キャラの奇抜さは良かったけれど、それだけって感じで、、、フツウの映画でした~

バートン監督&ジョニーだからこそ期待も大きかったわけですが、逆に、二人のコンビにいささか飽きもあったりして~(滝汗)
ジョニーに奇抜メイクのない、人間ドラマを演じてもらいたい昨今です。
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GW終わりました。 (クラム)
2010-05-08 23:35:41
由香さん、こんばんは。

何とも言えないですね。
奇想天外も続けていくと、それだけでは物足りなくなってしまうようで。
キャラに特化せず、世界観や物語の方にこそ味付けを凝ってほしいものです。

と言いながら、バートン印が入っている「9」あたりには
また期待をしてしまうのですが。
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