Con Gas, Sin Hielo

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「モテキ」

2011年10月04日 00時11分06秒 | 映画(2011)
恋とカラオケの時は流れて。


カラオケにいちばんよく行ったのは、もう20年前だろうか。

「格好悪いふられ方」は何度か歌った。「今夜はブギーバック」は歌いはしなかったけどよく聞いた。

モテキかどうかはともかく、女性が周りにやや多くいる時期というのは確かにある気がする。そういう時期に恋愛をすると(片思いでも)、心の浮き沈みに必然と音楽が同調してくるという感覚も然り。

昨年のドラマは途中から見はじめた。野波麻帆見たさも多分にあったものの、冴えないうじうじ男子の藤本幸世役を森山未來がこれ以上ないハマり方で演じていて、とにかくおもしろかった。

ただそれはあくまで深夜ドラマというサブカルチャーに近い世界での話だった。それがいきなり東宝系の拡大公開と来たものだから驚いた。

とにかく気になったのが、深夜ドラマとメジャー系映画をいったいどう使い分けるのかということ。

答えを言ってしまうと、ドラマ性を深めるよりも映像や音楽のエンタテインメント性を追求したというところだろうか。

幸世を取り巻く女性たちの人数こそTVと同じ4名に揃えたが、物語の基本線は長澤まさみ演じるみゆきに一本化。

そうして話を端折る一方で、幸世をPerfumeと一緒にミュージカル風に何分もかけて踊らせちゃうなど、娯楽的要素に手間隙お金を注ぎ込んだ感じ。

他の女優さんたちには申し訳ないが、2時間前後という長さを考えればこの選択は妥当だったのではないかと思う。

ずるずる引きずらないラストや、唯一無二のエンドロールも好印象。劇中に結構名ゼリフ多かったんだね。

(75点)
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