祭りのあとのあと。
前作までは、目覚めると何か分からないけどとんてもないことになっていたという状態から、一つはとんでもないこと自体のハチャメチャさ、もう一つはとんでもないことが何故起きたかの謎解きという、二つの要素が相乗的に機能した企画が評判を博した。
しかし同じことを3度はできない。今回は酒も飲まなければ記憶も飛ばない。登場人物が一緒であるだけで、基礎からの構成はまるで違う映画になっていた。
そういった意味では、「ハングオーバー」を期待して行った人には物足りなかったのではないだろうか。
3作全てを通してみると、本作は着地点を定めるという役割が明確になっており、「ハングオーバー」の登場人物を観に行った人は、それなりに溜飲を下げたかもしれない。
言ってみれば、楽しませてくれてありがとうという謝恩会的な印象が残る作品だった。
2作めからとんでもないキャラクターに発展した中国人マフィアのチャウが、今回も主役の勢いで暴れ回る。
メインの3人(今回も拉致されて出番が少ないダグは除く)は、これまでのシリーズ同様に窮地に立たされ動き回るが、とんでもないことがない分おとなしめで埋没気味だ。
最後の最後にようやく「ハングオーバー」的な場面があるが、これもみなさまに感謝の気持ちを表したという感じ。
新宿の映画館には、なぜか若い女性が多く連れ立って来ていて反応も上々だったが、1作めの公開当初はDVDスルー扱いだったことを考えれば、確かに感慨深く振り返る価値のあるシリーズだったことは間違いない。
(60点)
前作までは、目覚めると何か分からないけどとんてもないことになっていたという状態から、一つはとんでもないこと自体のハチャメチャさ、もう一つはとんでもないことが何故起きたかの謎解きという、二つの要素が相乗的に機能した企画が評判を博した。
しかし同じことを3度はできない。今回は酒も飲まなければ記憶も飛ばない。登場人物が一緒であるだけで、基礎からの構成はまるで違う映画になっていた。
そういった意味では、「ハングオーバー」を期待して行った人には物足りなかったのではないだろうか。
3作全てを通してみると、本作は着地点を定めるという役割が明確になっており、「ハングオーバー」の登場人物を観に行った人は、それなりに溜飲を下げたかもしれない。
言ってみれば、楽しませてくれてありがとうという謝恩会的な印象が残る作品だった。
2作めからとんでもないキャラクターに発展した中国人マフィアのチャウが、今回も主役の勢いで暴れ回る。
メインの3人(今回も拉致されて出番が少ないダグは除く)は、これまでのシリーズ同様に窮地に立たされ動き回るが、とんでもないことがない分おとなしめで埋没気味だ。
最後の最後にようやく「ハングオーバー」的な場面があるが、これもみなさまに感謝の気持ちを表したという感じ。
新宿の映画館には、なぜか若い女性が多く連れ立って来ていて反応も上々だったが、1作めの公開当初はDVDスルー扱いだったことを考えれば、確かに感慨深く振り返る価値のあるシリーズだったことは間違いない。
(60点)
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