Con Gas, Sin Hielo

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「スマーフ」

2011年09月19日 09時48分05秒 | 映画(2011)
原作同様、息の長い戦略を期待。


6月にNBAファイナルの中継があったとき、盛んに宣伝されていたのを憶えている。

全身が青い小さな妖精たち。

どこかで見覚えがあるような、でも名前を含めて詳しくはまったく知らない。というのがわが国での一般的な印象ではないだろうか。

そうした点からみると、北米とわずか2か月の時差で公開されるというのは結構イレギュラーだし、それなりに力を入れている様子がうかがえる(アニメの「Rio」なんて邦題まで付けておきながら公開中止だし)。

スマーフのデザインは、日本人の好みとちょっとズレている気もするし漫画の方がかわいいと思うが、まあ悪くない。

キャラクターについては、個性的なスマーフたちに加えて、更にまんが的な敵キャラや人間社会の人たちも含めて非常に楽しい。

ストーリーは、主役のクラムジーのドジぶりがあまりに酷過ぎてイラつきそうになるが、当然の大団円が十分に救ってくれている。

最大の懸念材料だった吹替えに関しても、Hey!Say!JUMPの2人が思った以上に器用にこなしておりまったく気にならなかった。

故に、前半からすぐに物語の世界に入り込んで、キャラクターと一緒に笑ったりはらはらしたりすることができた。ファミリー映画としては文句のつけどころがないと思う。

他方、映画館内はよく見ると若年、というより年少の女子の姿が多く目に付いた。

ひょっとするとこれは、「ファミリー」ではなく「ジャニーズ」の括りで見に来ているということか?確かに「スマーフ」とだけ言われても、なかなか劇場に足を運ぶことはないかもしれないし。

本業じゃない声優の起用にはいろいろ議論があるが、こうした現実を目の当たりにすると、売る側の立場としては仕方がないのかと思ってしまった。

続篇の製作も決定とのこと。主役の人たちには、更に技量を磨いて末永く付き合う覚悟でいてほしいと思う。

(75点)
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