ハリウッドよ、これが映画だ!
かつてマサラ映画ブームがあったのは、もう10年以上前のこと。
いまだ「スーパースター」の地位が揺るぐことないラジニカーントは、1949年生まれというから御歳63歳!
一応近未来志向であったり、ミュージカル部分がやや少なめだったり、いわゆるインド映画からすれば少し変化があるが、その一方でサービス精神は突き抜けんばかりの力がある。
ラジニカーント、何でもやります。
アクション、ロマンス、ミュージカルは当たり前。メイクも派手に、ちょっとスプラッター気味があったかと思えば、火災に出産に奔走し、最後はチョコレート工場のウンパルンパ並みの増殖から一気にトランスフォーム。
いわば一人アベンジャーズ状態、もしくはそれ以上。この1本観るだけで、ハリウッド映画数本のカロリーが摂取できる。そんな感じだ(あくまでカロリー換算)。
宣伝のポスターでは中心に写る女性がロボットのように見えるが、彼女は疑いなく人間のヒロイン。非常に綺麗。
でも、年齢差30歳近くありながら違和感なく恋人役を演じられちゃうラジニカーント。結局は彼のすごさに行き着かざるを得ないのがこの映画。
見どころがたくさんある中でいちばん笑えた(?)のは、感情を備わってから初めてヒロイン・サナのキスを受けた瞬間のロボット・チッティの表情。シンプルだけど、なかなかお目にかかれない類のものだ。
そして"Intermission"の文字。やはりインド映画といえば大長編、の構成は健在であった。
あと興味深かったのは、主役の博士がこのロボットを作った目的が軍事用だったってことと、その設定自体があまり否定的に扱われていないこと。ライバルの邪魔が入らずすんなり兵器として使われていたらどうなったんだろう。
(80点)
かつてマサラ映画ブームがあったのは、もう10年以上前のこと。
いまだ「スーパースター」の地位が揺るぐことないラジニカーントは、1949年生まれというから御歳63歳!
一応近未来志向であったり、ミュージカル部分がやや少なめだったり、いわゆるインド映画からすれば少し変化があるが、その一方でサービス精神は突き抜けんばかりの力がある。
ラジニカーント、何でもやります。
アクション、ロマンス、ミュージカルは当たり前。メイクも派手に、ちょっとスプラッター気味があったかと思えば、火災に出産に奔走し、最後はチョコレート工場のウンパルンパ並みの増殖から一気にトランスフォーム。
いわば一人アベンジャーズ状態、もしくはそれ以上。この1本観るだけで、ハリウッド映画数本のカロリーが摂取できる。そんな感じだ(あくまでカロリー換算)。
宣伝のポスターでは中心に写る女性がロボットのように見えるが、彼女は疑いなく人間のヒロイン。非常に綺麗。
でも、年齢差30歳近くありながら違和感なく恋人役を演じられちゃうラジニカーント。結局は彼のすごさに行き着かざるを得ないのがこの映画。
見どころがたくさんある中でいちばん笑えた(?)のは、感情を備わってから初めてヒロイン・サナのキスを受けた瞬間のロボット・チッティの表情。シンプルだけど、なかなかお目にかかれない類のものだ。
そして"Intermission"の文字。やはりインド映画といえば大長編、の構成は健在であった。
あと興味深かったのは、主役の博士がこのロボットを作った目的が軍事用だったってことと、その設定自体があまり否定的に扱われていないこと。ライバルの邪魔が入らずすんなり兵器として使われていたらどうなったんだろう。
(80点)
昔ハマった私としてはとても嬉しいです
この監督は毎回ハリウッド映画っぽいテイストなのと今回もハリウッド出資なので余計にインドぽさが減って、インド映画って感じがしないのは一般ウケするんですよね。今オリジナルインド版DVDとサントラ友人に借りてます♪
それにしてもインド映画って凄いですね。
フォーメーションという言葉もこの映画を
観るまで知らなかったんですが。
あれは本当に驚きでした。本当にどのように
映像化したものなんでしょうね。
私は進化した組み体操(古い)かななんて、、
こんなことを言っていたら笑われそうですが。
前のブームは10年以上前ですよね。
さすがにインドへ行ったことはありませんが、
今や経済でも重要な国になりつつありますから、
このような大作が作られるのも分かる気がします。
それでもラジニ御大が主演というところが、またいいですよね。
ちょうど今月のはじめに子供の運動会があって、
うちの子の学年は組み体操だったんですよ。
この映画、見せればよかったかな?
フォーメーションって、スポーツでよくある隊形ってことだと思うのですが、
あそこまで来ると、
さすがにギャグ漫画の世界でしかあり得ない気がします。
でも三池監督ならできなくもないかも・・・。