輪島市白米町には、白米千枚田(しろよねせんまいだ)がある。
物の例えで沢山あることを千とか万とかいうので、千枚田もその部類だろうと思っていたのだが。
実際には千と少しの棚田が、海に向かって広がっていた。
どの田んぼも手入れが行き届き、ここには営農放棄地は見当たらないような気がした。
海に沈む夕日を見たかったが、秋のこの時期は千枚田に背を向けた方角だった。
日が沈み辺りの風景が闇の中に沈むころ、千枚田が光り輝き始め闇の中に浮き上がり始めた。
イルミネーションの光を、柔らく少し大きくするためにソフトを使った。
観光客も多く千枚田の小径を散策する人の姿も見られた。